ヨハネスブルグ日本人学校の評判口コミは?学費や生徒数など詳しく解説


ヨハネスブルグ日本人学校ってどんな学校なんだろう?
学費や生徒数、実際の評判を知りたい!

海外在住の鈴木みおです。
娘二人が現地補習校に通っていて、 小・中学部の補習校の保護者として9年間経験しています。
ヨハネスブルグ日本人学校は、南アフリカの大都市ヨハネスブルグにある日本人学校ですね。
この記事では、駐在や海外移住でヨハネスブルグ日本人学校を検討しているお子さんとご家庭に向けて、気になる学費や学校の様子、評判口コミなどを詳しく紹介します。
ヨハネスブルグ日本人学校の基本情報

学校名 | ヨハネスブルグ日本人学校 |
学校所在地 | 南アフリカ、ヨハネスブルグ |
対象学年 | 小学部1年生~中学部3年生 |
設立年 | 1966年 |
公式サイト | https://www.jsj.org.za/ |
ヨハネスブルグ日本人学校の口コミ評判
(準備中)
ヨハネスブルグ日本人学校の学費・費用

※2022年度の場合
※日本円は2022年12月のレート(1ランド=7.7円)で計算
入学金 | 小学部:39,060ランド(約300,800円) 中学部:40,010ランド(約308,100円) |
月額授業料 | 小学部:9,750ランド(約75,100円) 中学部:9,990ランド(約76,900円) |
その他費用 | PTA会費として月額30ランド(約230円) ※学期ごと6月、10月、2月の支払い |
ヨハネスブルグ日本人学校と周辺の学校事情
ヨハネスブルグ日本人学校の在外教育施設
南アフリカにはヨハネスブルグ日本人学校以外の在外教育施設はありません。
現地校
南アフリカの教育制度は7・5・4年制。小学校7年間、高校5年間のうち、高校2年生(16歳)までの9年間が義務教育です。
「中学校」と呼ばれる学校はありません。
新年度は1月からはじまり、学期は4学期制です。
公立校の授業料は無料の学校もありますが、学校が所在する地域によって異なります。
教育言語は英語またはアフリカーンス語になり、どちらの言語で授業を受けるか選択します。
私立校には政府から支援を受けている学校と独立系の学校があります。
多くの学校は少人数制で独自の学習プログラムを実施し、施設や設備も公立校より整っています。
Grade12のときに全国一律の卒業試験マトリック(Matric)が行われます。
試験に合格すると卒業資格が得られ、進学できる大学が決まります。
インターナショナルスクール
ヨハネスブルグ周辺のインターナショナルスクールにはアメリカ式、イギリス式、国際バカロレア(IB)プログラムを実施している学校があります。
ヨハネスブルグ・アメリカン・インターナショナルスクール(American International School of Johannesburg)は約1200人の学生が在籍しています。
国籍はアメリカ人が約25%、オランダ人、南アフリカ人、イギリス人、韓国人、インド人、スウェーデン人など107か国の生徒たちが学んでいます。
2つのキャンパスがありヨハネスブルグ校は小・中学部と高等部、プレトリア校は小・中学部の構成です。
28年以上にわたって国際バカロレアディプロマプログラム(IBDP)を提供しています。
学費は約250万円〜470万円で学年によって異なります。
ヨハネスブルグ日本人学校の生徒数

ヨハネスブルグ日本人学校には小学部と中学部があります。
2022年度の生徒数は以下のとおりです。
【小学部】
- 1年生:3人
- 2年生:2人
- 3年生:3人
- 4年生:2人
- 5年生:2人
- 6年生:2人
小学部全体は14人、男子生徒数は8人、女子生徒数は6人です。
【中学部】
- 1年生:2人
- 2年生:0人
- 3年生:2人
中学部全体は4人、男子生徒数は3人、女子生徒数は1人です。
全校生徒数が18人の小規模学校です。
ヨハネスブルグ日本人学校の特徴は?
ヨハネスブルグ日本人学校は世界の日本人学校の中でも長い歴史をもつ学校のひとつです。
ヨハネスブルグ市内のエマレンシアの緑に囲まれた閑静な住宅地に位置し、エマレンシアダムやヨハネスブルグ植物園、動物園などが近くにあり、学習環境に恵まれています。
ECクラスがあり、英語教育が充実している
ヨハネスブルグ日本人学校ではネイティブの先生によるEC英会話の授業が週4時間あります。
ECクラスの目的は英語を使って自分の言いたいことを伝えたり書いたりすること、そして相手が話すことや英語で書かれた内容を理解することです。
日本から来たばかりで英語に不安がある生徒も安心して取り組めるサポート体制が整っているのは嬉しいですね。
小学校の学習指導要領に3、4年生は週1時間、5、6年生が週2時間の英語学習がありますが、ヨハネスブルグ日本人学校ではネイティブの先生がオールイングリッシュ授業を行っています。
プラスしてECクラスがあるので生徒たちは英語に接する時間が多く、リスニングやスピーキングの力が無理なく身につきます。
また中学部では日本の学校と同じく英語科の授業が週4時間あり、ECと英語科の授業を合わせて週8時間英語を学習しています。
現地校との交流会では積極的に英語を使い実践の場として活用しています。
英語でコミュニケーションがとれ、親睦が深まれば子どもたちの自信にもつながりますね。
国際交流を積極的に行っている
ヨハネスブルグ日本人学校では定期的に地元の学校や幼稚園、老人ホームなどを訪問したり、日本人学校に招待しています。
国際交流の目的は「異文化を理解すること」「他者を尊重する態度を養うこと」「日本文化のよさを見つめ直すこと」「国際感覚豊かな生徒を育成すること」です。
現地校との交流はお互いの文化を伝え合うだけでなく、交換授業を行ってそれぞれの学習を体験します。
オルランド孤児院とは国際理解教育の一環として10年以上前から交流活動を行っています。
日本のソーラン節を披露したり、オルランドの子どもたちがズールーダンスを踊ったり、お互いの文化を紹介します。
毎年「オルランドこどもの家」へサッカーボールや生活用品や洋服などの寄付を続けています。
日本の子どもたちが想像するより厳しい環境で生活している南アフリカの子どもたちと一緒に話をしたり遊んだり、実際に接することで偏見なくお互いを理解することができます。
ヨハネスブルグ日本人学校ならではの有意義な国際交流ですね。
避難訓練を定期的に実施
ヨハネスブルグ日本人学校では南アフリカの治安の現状をふまえて、さまざまな訓練を行っています。
南アフリカでの学校生活は安全や安心の面で日本と大きく異なることを常に意識することが必要です。
子どもたちが自分自身の安全を第一に考え、さまざまな状況で避難行動ができるように指導してくれます。
例えば、バスジャックを想定した避難訓練では迅速かつ安全な避難行動の仕方を体験。セキュリティーの指示をしっかり聞いて、自分の命を最優先にして逃げることを確認します。
不審者対応の避難訓練では、学校内に不審者の侵入を想定した実践的な防犯訓練を行います。避難場所である特別教室は鉄製の頑丈なバーグラーバーと扉でできているので、不審者が侵入できない構造になっています。
日本とは違う環境だからこそ、いざというときに素早く対応するための訓練ができるのは安心ですね。
ヨハネスブルグ日本人学校の学費、生徒数などのまとめ
ヨハネスブルグ日本人学校の学費や生徒数、特徴などについて詳しくご紹介しました。
ヨハネスブルグ日本人学校ではとくに国際理解教育に力を入れています。
JICA青年海外協力隊に参加している方々との交流会では、日本人が行っている国際貢献が現地の人たちにどのように役立っているのか、意義や重要性について学びます。
こういった国際交流や現地理解の取り組みは南アフリカならではの学習の時間ですね。
またJICAの活動の目的を理解することで子どもたちは自分の将来を考えるきっかけにもなり、キャリア教育としての学びの場にもなります。
この記事が、ヨハネスブルグへの駐在や海外移住の予定があるお子さんとご家庭の参考になればうれしいです。