パース日本人学校の評判口コミは?学費や生徒数など詳しく解説


パース日本人学校ってどんな学校なんだろう?
学費や生徒数、実際の評判を知りたい!

海外在住の鈴木みおです。
娘二人が現地補習校に通っていて、 小・中学部の補習校の保護者として9年間経験しています。
パース日本人学校は、オーストラリア西部のパースにある日本人学校ですね。
この記事では、駐在や海外移住でパース日本人学校を検討しているお子さんとご家庭に向けて、気になる学費や学校の様子、評判口コミなどを詳しく紹介します。
パース日本人学校の基本情報

学校名 | パース日本人学校 |
学校所在地 | オーストラリア、西オーストラリア州、パース |
対象学年 | 小学部1年生~中学部3年生 |
設立年 | 1978年 |
公式サイト | https://jsp.wa.edu.au/ |
パース日本人学校の口コミ評判
(準備中)
パース日本人学校の学費・費用

※2022年度の場合
※日本円は2022年12月のレート(1AUドル=92.4円)で計算
入学金 | 550AUドル(約50,800円) |
月額授業料 | 小学部1~4年生:500AUドル(約46,200円) 小学部5年生~中学部:550AUドル(約50,800円) |
パース日本人学校と周辺の学校事情
パース日本人学校以外の在外教育施設
パース周辺にはパース補習授業校があります。
中心地にあるスビアコ校と海辺のシティビーチ校の二か所のキャンパスに分かれています。
2021年度の生徒数は約440人、学級数は30クラスで、幼稚部、小・中学部、そして12年生までの生徒が学んでいます。
国語の教科書を使って学習するクラスと独自のカリキュラムを進めるクラスがあります。
また、ATAR Japanese Background Languageの受験を希望する学生を対象とした支援コースもあります。
4学期制になっていて、学期授業料は約28,000円〜39,000円で学年ごとに異なります。
現地校
西オーストラリア州の教育制度は、7・4・2年制です。
小学校準備教育学年(プリ・プライマリー)1年間、小学校(プライマリースクール)6年間、中学・高校(セカンダリースクール)が一貫教育の6年間となっています。
義務教育はプリ・プライマリーからセカンダリースクールのYear10までの11年間です。
公立校は学区制(Intake area)になっています。
プリ・プライマリーからYear12終了までの公立校の学費は、永住者およびオーストラリア国籍保有者は無料です。
ビザ保有者の学費はビザの種類によって異なります。
プライマリースクールでは外国語教育プログラムがあり、第2外国語で日本語を学習している学校が多数あります。
他にも中国語、フランス語、ドイツ語、インドネシア語、イタリア語のいずれかを選択できます。
私立校はキリスト教系、独立系があり音楽やスポーツなど専門性の高いコースを持つ学校があります。
オーストラリアでは各国から多くの留学生が学んでいて、特にセカンダリースクールでは外国人の受け入れが整っている公立校が多数あります。
英語を母国語としない留学生には英語研修コースがあるため外国人も学びやすい環境になっています。
インターナショナルスクール
パース周辺には、西オーストラリア・インターナショナルスクール(International School of Western Australia)があります。
40か国以上の学生が在籍する幼稚園から12年生までの一貫校です。
国際バカロレア(IB)プログラムを実施し、幼稚園から6年生は初等教育プログラム(PYP)、7年生から10年生はミドルイヤープログラム(MYP)を行っています。
11年生と12年生は国際バカロレア・ディプロマ・プログラム(IBDP)、US College Board Advanced Placement(AP)の取得を目標に学習します。
学費は180万円〜310万円で学年によって異なります。
パース日本人学校の生徒数

パース日本人学校には小学部と中学部があります。
2022年度の生徒数は以下のとおりです。
【小学部】
- 1年生:12人
- 2年生:6人
- 3年生:12人
- 4年生:4人
- 5年生:6人
- 6年生:4人
小学部全体は44人、男子生徒数は21人、女子生徒数は23人です。
【中学部】
- 1年生:2人
- 2年生:2人
- 3年生:2人
中学部全体は6人、男子生徒数は5人、女子生徒数は1人です。
全校生徒数50人の小規模な学校です。
パース日本人学校の特徴は?
パース日本人学校は文部科学省の認定校であり、オーストラリア連邦政府と西オーストラリア州政府の認可を受けた私立学校です。
日本の学習指導要領に基づいた教育を行い、同時にオーストラリアの教育や文化を学ぶ学習もあります。
希望する生徒には週2時間の「Challenge Time」を使って、NAPLAN(オーストラリア全国統一学力診断テスト)対策の特別コースを実施しています。
現地公立小学校といっしょに活動している
パース日本人学校と現地公立校シティビーチ小学校(City Beach Primary School)は同じ敷地内にあります。
お互いの学校行事やさまざまな活動を通じて交流でき、昼休みの校庭では日本とオーストラリアの子どもたちが一緒に遊ぶこともできます。
また毎週1回オーストラリアの学校にはない清掃活動を行ったり、音楽や図工(美術)、体育の授業をいっしょに実施します。
アスレチックカーニバル(運動会)の合同開催も毎年恒例で、日本的な競技も行い綱引きや玉入れ、大玉ころがし、ソーラン節などいっしょに盛り上がります。
子どもたちだけでなく、先生同士、保護者同士も交流することでよりよい協力関係を築いています。
身近なところで現地理解、そして国際交流ができるのはパース日本人学校ならではですね。
オーストラリアを体験するプログラムがある
パース日本人学校ではネイティブの教師が英語で行う「オーストラリア学習」の時間があります。
オーストラリアの歴史、地理、政治、経済などを総合的に学ぶことができる授業で、オーストラリアと日本の違いを考えたり世界の国々と比較したり、資料やデータをもとに学習します。
また教師と生徒たちがディスカッションして英語で意見交換する場もあるので、考えをまとめ議論する力を高めることもできます。
社会科見学ではArt Galleryを訪れアボリジニの歴史を学び、オーストラリアの先住民について理解を深めます。
またオーストラリアに生息する動物たちの移動動物園がくることもあり、コアラ、ディンゴ、ヘビ、ボブテイルを見たり実際に触れ合うことができますね。
3年生以上の生徒が参加するPoint Walterのキャンプ体験では、海で釣りをしたり、パドリングやアスレチック、いかだ作りなどオーストラリアの豊かな自然の中でさまざまなアクティビティを楽しみます。
ネイティブ教師と日本人教師による英語の授業が充実
パース日本人学校では小学部は週3時間、中学部は週4時間の英語の授業を行っています。
英語学習の特徴はネイティブ教師と日本人教師によるティームティーチングを行っていること。
リーディング、ライティング、スピーキングなど英語力を鍛えるさまざまなテクニックをバランスよく取り入れ、英語の習熟度や発達段階に合った指導をしています。
小学部ではフォニックス(発音と綴りの関係性を学ぶ音声学習法)を使い現地の子どもたちと同じように学習します。
同じ敷地内にあるシティビーチ小学校と遊びや交流活動を通して生きた英会話を実践することができ、子どもたちの自信にもつながりますね。
パース日本人学校の学費、生徒数などのまとめ
パース日本人学校の学費や生徒数、特徴などについて詳しくご紹介しました。
パース日本人学校は現地公立小学校とキャンパスを共有するユニークな学校です。
日本人学校としては少人数でありながらも、合同で学校行事や交換授業を行うことでさまざまな活動が盛り上がります。
現地理解や異文化交流も日常的に行うことができ、英語学習にも役立ちます。
オーストラリアの学校生活が忘れられない思い出となって子どもたちの心に残るはずです。
この記事が、パースへの駐在や海外移住の予定があるお子さんとご家庭の参考になればうれしいです。