アブダビ日本人学校の評判口コミは?学費や生徒数など詳しく解説
アブダビ日本人学校ってどんな学校なんだろう?
学費や生徒数、実際の評判を知りたい!
海外在住の鈴木みおです。
娘二人が現地補習校に通っていて、 小・中学部の補習校の保護者として9年間経験しています。
アブダビ日本人学校は、中東のアラブ首長国連邦にある日本人学校ですね。
この記事では、駐在や海外移住でアブダビ日本人学校を検討しているお子さんとご家庭に向けて、気になる学費や学校の様子、評判口コミなどを詳しく紹介します。
アブダビ日本人学校の基本情報
学校名 | アブダビ日本人学校 |
学校所在地 | アラブ首長国連邦(UAE)、アブダビ |
対象学年 | 幼稚園、小学部1年生~中学部3年生 |
設立年 | 1978年(認定1995年) |
公式サイト | http://www.jsaduae.com/ |
アブダビ日本人学校の口コミ評判
(準備中)
アブダビ日本人学校の学費・費用
※2022年度の場合
※日本円は2022年12月のレート(1UAEディルハム=36.6円)で計算
【幼稚園】
入園金 | 500UAEディルハム(約18,300円) |
保育料 | 1学期:5,440UAEディルハム(約199,100円) 2学期:5,440UAEディルハム(約199,100円) 3学期:4,080UAEディルハム(約149,300円) |
支払い方法 | 保育料の支払いは学期ごとに幼稚園の銀行口座へ入金 |
【小・中学部】
入学金 | 800UAEディルハム(約29,300円) アブダビ日本人幼稚園からの入学の場合:600UAEディルハム(約22,000円) |
授業料 | 1学期:11,060UAEディルハム(約404,800円) 2学期:13,825UAEディルハム(約506,000円) 3学期:8,295UAEディルハム(約303,600円) |
PTA会費 | 240UAEディルハム(約8,800円) |
アブダビ日本人学校と周辺の学校事情
アブダビ日本人学校以外の在外教育施設
UAEには全日制のドバイ日本人学校があります。
幼稚園が併設されていて、小学部100人、中学部40人の全体生徒数は140人の学校です。
幼稚園の月額保育料は2,800UAEディルハム(約102,500円)、小・中学部の月額授業料は2,300UAEディルハム(約84,200円)です。
小学部1年生から英会話は週2回、アラビア語は週1回の授業があります。
「ミナレ学習」と呼ばれる時間を使って、アラビア語、現地理解教育、現地校交流、日本文化などを学習します。
現地校
UAEの教育制度は6・3・3・4制で、教育年齢は小学校6〜12歳、中学校13〜15歳、高等学校16〜18歳で、小学校の6年間が義務教育です。
学校年度は9月1日〜6月30日で2学期制になっています。
就学年齢はその年の9月1日までに満6歳になる児童が9月に小学校1年に入学します。
国公立の学校に通う場合、UAE国籍の生徒は幼稚園から大学まで無償で教育が受けられ、ほとんどの学生が中学校、高等学校、そして大学へ進学します。
アラビア語、イスラム教などが教育課程の中で重要視されたカリキュラムになっているため、日本人の子どもが現地校に通うことは現実的に難しく事例は多くありません。
インターナショナルスクール
人口の9割近くが外国人のUAE。
そのためアブダビでは、イギリス式、アメリカ式、国際バカロレア式(IB)、インド式などインターナショナルスクールの選択肢がたくさんあります。
ブリティシュ・インターナショナルスクール・アブダビ(The British International School Abu dhabi)は、幼稚園から高校までの一貫教育を行っています。
ケンブリッジ 式(IGCSE)、国際バカロレアディプロマプログラム(IBDP) など、英国および国際的なカリキュラムを実施しています。
年間授業料は学年によって異なりますが、約185万円〜250万円です。
アブダビ教育評議会(ADEC)という政府機関が各学校の評価を毎年発表しています。
Outstanding、Very Good、Good、Acceptable、Weakの5段階でランク分けされていて学校選びに役立ちます。
アブダビ日本人学校の生徒数
アブダビ日本人学校には、幼稚園と小学部、中学部があります。
2022年度の生徒数は以下のとおりです。
【幼稚園】
34人
【小学部】
- 1年生:10人
- 2年生:13人
- 3年生:10人
- 4年生:15人
- 5年生:7人
- 6年生:7人
小学部全体で62人、男子生徒数は34人、女子生徒数は28人です。
【中学部】
- 1年生:6人
- 2年生:3人
- 3年生:4人
中学部全体で13人、男子生徒数は9人、女子生徒数は4人です。
全校生徒数は109人の学校です。
アブダビ日本人学校の特徴は?
アブダビ日本人学校は、年間の授業日数193日、3学期制の全日制の学校です。
人工芝グラウンドの校庭にはサンシェードが整備され、休み時間には全校生徒が遊べるようになっています。
外国籍(UAE国籍)を正式に受け入れている
アブダビ日本人学校は、世界89の在外教育施設で唯一外国籍(UAE国籍)のお子さんを正式に受け入れている学校です。
アブダビ皇太子府からの要請により実現した制度で、毎年地元の子どもたちが入学してきます。
2022年7月現在は28人の日本国籍以外の子が学んでいて、各学年の在籍生徒数は1〜4人程度です。
幼稚園から遊びや活動を通して就学前教育が行われ、小・中学部ではコミュニケーションも問題なく日本語の授業を受けています。
現在、卒業生の5人が日本の高校へ進学しています。日本国籍以外のお子さんとと一緒に学習や生活をする中で、ムスリムの理解や配慮、UAEの文化、歴史、生活習慣などを自然に学ぶことができます。
学校生活の中で異文化を体験し、受け入れることのできる素晴らしい制度ですね。
日本文化にふれる行事がたくさんある
アブダビ日本人学校では、日本文化にふれられる学校行事がたくさんあります。
運動会や文化祭、修学旅行をはじめ、百人一首大会、書き初めの会など独自のイベントも毎年開催しています。
「夏フェス」では小・中学部運営による出店、幼稚園児の発表会、PTAによるヨーヨーの出店、扇子作りなど開催。浴衣や甚平など和装した子どもたちで盛り上がる夏祭りです。
ブリティッシュスクールとの交流会では、剣道、和太鼓、書道、どら焼きづくりなど日本のスポーツや食べ物を紹介しています。
また日本から著名人が学校を訪れることが多く、これまでにも宇宙飛行士野口聡一さん、柔道金メダリスト山下泰裕さん、小池百合子東京都知事など子どもたちと接する機会がありました。
中学・高校受験指導が充実
アブダビ日本人学校では、中学校受験、高校受験に備えて小学5、6年生は年1回、中学生は年に3回の外部の実力テストを実施しています。
外部のテストを行うことで各自の学力がわかり、中学生は志望校の判定を行っています。
小学部では標準学力調査を実施することで生徒一人一人の結果を全国の基準と比較し個別指導をしています。
放課後学習として、希望者には受験に備えた発展学習(学習指導要領を超えた内容も含む)、基礎・基本の定着をさらに強化する補充学習を行っています。
日本とは違って塾など気軽に通えない環境で、受験指導を学校主体で行ってもらえるのはとても心強いことですね。
アブダビ日本人学校の学費、生徒数などのまとめ
アブダビ日本人学校の学費や生徒数、特徴などについて詳しくご紹介しました。
アブダビ日本人学校では、全校生徒が週2回の英会話とアラビア語の学習を行っています。
小学校低学年から語学学習に力を入れているからこそ外国語を身近に感じることができますね。
またクラスに外国籍の子がいることで、お互いの文化の違いを理解したり受け入れるよい機会になっています。
アブダビ日本人学校でしか体験できない子どもたちの国際交流ですね。
この記事が、アブダビへの駐在や海外移住の予定があるお子さんとご家庭の参考になればうれしいです。