オークランド日本語補習学校の評判口コミは?学費や生徒数など詳しく解説


オークランド日本語補習学校ってどんな学校なんだろう?
学費や生徒数、実際の評判を知りたい!

海外在住の鈴木みおです。
娘二人が現地補習校に通っていて、 小・中学部の補習校の保護者として9年間経験しています。
オークランド日本語補習学校は、ニュージーランドのオークランドにある日本語補習校ですね。
この記事では、駐在や海外移住でオークランド日本語補習学校を検討しているお子さんとご家庭に向けて、気になる学費や学校の様子、評判口コミなどを詳しく紹介します。
オークランド日本語補習学校の基本情報
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学校名 | オークランド日本語補習学校 |
学校所在地 | ニュージーランド、オークランド |
対象学年 | 幼稚部、小学部1年生~中学部3年生 |
設立年 | 1972年 |
公式サイト | https://ajss.ac.nz/ |
オークランド日本語補習学校の評判口コミ
日本に行くことが決まっていたので、その前に子供の日本語教育のために通わせるようになりました。
実際に通ってみると当たり前ですが日本人の父母がたくさんいるので、この国で生活するのに大変なことをシェアできたり、子供も同じようなレベルの日本語の子から英語ネイティブで親に連れられて連れてこられている子までいるので、友達を作りやすかったと言っていたのがよかったです。
学校の掃除などはPTAがやらなければならないのと日本人会への強制入会が面倒でした。
(小1保護者、独自アンケートより)

小学校低学年と幼稚部の教員の補助として、クリスマス会に参加しました。
学校の環境から習字が貼ってあったり、授業前後には必ず起立、礼をしたりして、やはりケジメのあるところが見ていて気持ちよかったです。
会は、お母さんたちが作ってきたお菓子や子供の工作が商品になっているお店屋さんごっこで、各店に縦割り風に生徒が配置され、紙のお金で、小学生の子が幼稚部の子を手伝ってお金の計算などをしてお釣りを渡していました。
ニュージーランドでは買い物の支払いに現金を使うことがほとんどなく、カードなので、オーソドックスながら、とても楽しそうに学習、体験していたと思います。
(独自アンケートより)

オークランド日本語補習学校の学費・費用

※2022年度の場合
※日本円は2022年11月のレート(1NZドル=85.25円)で計算
【幼稚部】
入学金 | 179NZドル(約15,300円) |
授業料 | 月額90NZドル(約7,700円) |
【Aコース】
入学金 | 512NZドル(約43,600円) |
授業料 | 月額240NZドル(約20,500円) |
【Bコース・Sコース】
入学金 | 179NZドル(約15,300円) |
授業料 | 月額130NZドル(約11,100円) |
支払いはすべて銀行振込でできます。
オークランド日本語補習学校と周辺の学校事情
オークランド日本語補習学校以外の在外教育施設
ニュージーランドには全日制の日本人学校はありません。
オークランド日本語補習学校以外に補習授業校が3校あります。
ワイタケレ日本語補習校は、幼稚部と小学部、中学部があり、火・水・木のいずれか週一回2時間の授業になります。
授業料は年間800NZドル(約68,200円)です。
ウェリントン補習授業校では小学部と中学部の生徒約50人が学んでいます。
カンタベリー補習授業校は付属幼稚園、小学部、中学部があり生徒数は253人(2021年度)です。
年間授業料は幼稚園760NZドル(約64,800円)、小、中学部1,000NZドル(約85,300円)です。
現地校
ニュージーランドでは5歳の誕生日から小学校へ入学ができます。
初等教育は5〜12歳(Year1〜8)、中等教育は13〜17歳(Year9〜13)で、義務教育は6歳(Year2)から16歳(Year11)までです。
公立校は、運営費として学費の一部負担(寄付金)が年間約200〜300NZドル(約17,100円〜25,600円)かかります。
インテグレーテッド・スクール(Integrated School)というニュージーランド教育省から助成を受ける、日本の私立校の運営形態に近い学校があります。
私立校は小中高の一貫校が多く、教育水準や進学率は高く、学校施設も充実しています。
高等教育への入学審査は全国統一テストNCEA(The National Certificate of Educational Achievement)の評価により決まります。
インターナショナルスクール
ニュージーランドの私立校の多くは国際バカロレア(IB)プログラムを導入しています。
また公立校も人気のある進学校やアカデミックな学校、伝統のある有名校などがあり、ESOL(英語補習クラス)が充実した学校もあります。
英語で授業が受けられ、現地校の選択肢が多いためかインターナショナルスクールの情報はほとんどありません。
オークランド・インターナショナル・カレッジ(Auckland International College)は日本の鷗州グループが2003年に設立した学校です。
ニュージーランド国内の高校で唯一、在籍するすべての生徒が国際バカロレア(IB)コースを履修しています。
Year11〜13(15才〜17才)の生徒が対象で、生徒数は200人ほどです。
少人数制で教師一人あたりの生徒数は約9名になっていて、アットホームな環境できめ細やかな学習指導が受けられます。
オークランド日本語補習学校の生徒数

オークランド日本語補習学校には、幼稚部と小学部、中学部があります。
1クラス10人前後で基本的に少人数制となっています。
生徒数は公表されていません。
オークランド日本語補習学校の特徴は?
オークランド日本語補習学校は火曜日から土曜日まで開校している、世界の補習校の中でもユニークな学校です。
日本の学習指導要領に基づいたカリキュラムのもと小学4年生までは基本的に全教科を担任の先生が教え、小学5年生から中学部は教科担任制で行っています。
コース別の独特なカリキュラムを実施
オークランド日本語補習学校の大きな特徴は、
- Aコース
- Bコース
- Sコース
という3つのコースで構成されていること。
Aコースは小学部と中学部が対象で、年間42週開校しています。
授業実施日は火曜日から土曜日まであり、小学部は水曜日と金曜日、中学部は週3日登校しています。
日本の学校に行くことを前提にした授業と基礎学力の養成を目的としています。
Bコースは小学部と中学部が対象で、年間40週開校しています。
授業実施日は火曜日と木曜日です。
日本のカリキュラムをベースに音読や書く力など国語力を身につけることを目標としています。
Sコースは幼稚部と小学部、中学部が対象で、年間35週開校しています。
授業実施日は土曜日です。
子どもたちの個々の習熟度、家庭の目的などによって、3つのコースから選べるのは嬉しいですね。
帰国後も安心して日本の学校に適応できますね。
Aコースは国語、算数・数学、理科、社会・生活の授業がある
オークランド日本語補習学校にあるAコースは日本帰国を前提に、スムーズに日本の学校に適応できるように研究されたカリキュラムで授業が行われています。
Aコースには入学に際して、国語、作文、面接の試験があります。
授業は火曜日から金曜日、そして土曜日に行われ、平日は現地校の放課後から始まります。
小学部は水曜日と金曜日の週2日、中学部は週3日の登校です。
日本の小中学校に準じたカリキュラムと教授法で学び、教科は算数・数学、理科、社会・生活があります。
定期的に単元テストや学力テストが実施され、日本語能力の向上を目指しています。
日本帰国を見据えた教科指導は全日制のないニュージーランドでは心強い取り組みですね。
日本の文化や学校行事が体験できる
オークランド日本語補習学校では、日本の文化や学校行事を大切にしています。
入学式、卒業式では日本の学校と同じような式次第で進められます。
12月に行われる運動会は日曜日に実施され、玉入れや大玉転がし、障害物競走、徒競走など全校生徒で盛り上がります。
保護者リレーやパン食い競争など保護者もいっしょに参加します。
年に一度の林間学校は生徒たちが楽しみにしている行事のひとつです。
小学部3年生以上の生徒がキャンプをしてカレーを作ったりします。低学年の生徒は日帰りで参加します。
校外学習は忘れられない思い出になりますね。
またオークランド日本人会主催の餅つき会、ソフトボール大会への出場、ジャパンデーなど日本の文化や行事に触れる機会を積極的に広げています。
オークランド日本語補習学校の学費、生徒数などのまとめ
オークランド日本語補習学校の学費や生徒数、特徴などについて詳しくご紹介しました。
オークランド日本語補習学校では土曜日だけでなく平日の午後に授業を行うコースもあります。
現地校が終わってから、補習校へ行って勉強するのはとても大変なことです。しかし努力して身につけたことはいずれ子どもたちの大きな財産になるはずです。
この記事が、オークランドへの駐在や海外移住の予定があるお子さんとご家庭の参考になればうれしいです。