カイロ日本人学校の評判口コミは?学費や生徒数など詳しく解説
カイロ日本人学校ってどんな学校なんだろう?
学費や生徒数、実際の評判を知りたい!
海外在住の鈴木みおです。
娘二人が現地補習校に通っていて、 小・中学部の補習校の保護者として9年間経験しています。
カイロ日本人学校は、エジプトの首都カイロにある日本人学校ですね。
この記事では、駐在や海外移住でカイロ日本人学校を検討しているお子さんとご家庭に向けて、気になる学費や学校の様子、評判口コミなどを詳しく紹介します。
カイロ日本人学校の基本情報
学校名 | カイロ日本人学校 |
学校所在地 | エジプト、カイロ |
対象学年 | 小学部1年生~中学部3年生 |
設立年 | 1972年 |
公式サイト | https://cjseg.jimdofree.com/ |
カイロ日本人学校の口コミ評判
(準備中)
カイロ日本人学校の学費・費用
※2022年度の場合
※日本円は2022年12月のレート($1=132円)で計算
入学金 | $400(約52,800円) |
月額授業料 | $650(約85,800円)3か月ごとまとめて納入 |
傷害保険料 | 年額$46(約6,100円) |
カイロ日本人学校と周辺の学校事情
カイロ日本人学校以外の在外教育施設
エジプトにはカイロ日本人学校以外の在外教育施設はありません。
現地校
エジプトの教育制度は日本と基本的に同じ6・3・3・4年制。義務教育期間は小・中学校の9年間です。
中学校の修了時に基礎教育修了証(BEC)が与えられ、3年制の普通高校学校または3年制か5年制の技術学校に進学します。
公立校と私立校、イスラム教に基づく宗教学校(アル・アズハル)があります。
外国語学習に力を入れている私立学校は「ランゲージ校」と呼ばれ英語やフランス語で授業を行っています。
幼稚園から高校までの一貫校が多く、人気のある私立校は途中からの編入は難しくなっています。また両親が外国籍の場合は公立校に入学できません。
インターナショナルスクール
カイロ周辺にはアメリカ式、イギリス式、カナダ式、ドイツ式、国際バカロレア(IB)プログラムを実施するインターナショナルスクールがあります。
ブリティッシュ・インターナショナルスクール・カイロ(The British International School Cairo)は43か国の約1200人の学生が在籍しています。幼稚園、小・中学部、高等部までの一貫校です。
GCSEおよび国際バカロレア(IB)ディプロマのカリキュラムを取り入れていて、学費は約160万円〜240万円で学年によって異なります。
アメリカン・インターナショナルスクール・エジプト(American International School in Egypt)は幼稚園、小・中学部、高等部の学生約1500人が学んでいます。
CIS、エジプト教育省の認定を受けていて、国際バカロレア(IB)ディプロマプログラムを実施しています。
カイロ日本人学校の生徒数
カイロ日本人学校は、小学部と中学部があります。
2022年度の生徒数は以下のとおりです。
【小学部】
- 1年生:1人
- 2年生:8人
- 3年生:4人
- 4年生:5人
- 5年生:1人
- 6年生:1人
小学部全体で20人、男子生徒数は9人、女子生徒数は11人です。
【中学部】
- 1年生:0人
- 2年生:3人
- 3年生:1人
中学部全体で4人、男子生徒数は2人、女子生徒数は2人です。
全校生徒数は24人の小規模な学校です。
カイロ日本人学校の特徴は?
カイロ日本人学校は日曜日から木曜日まで授業を行っています。
エジプトではイスラムの習慣により金曜日に特別な合同礼拝があるため、金曜日と土曜日が休日になります。
年間授業日数は約190日で、3学期制です。
ほとんどの生徒がスクールバスを利用して登下校します。
エジプトならではの体験学習が充実している
カイロ日本人学校ではエジプトならではの特徴ある体験学習を実施しています。
全校生徒が参加する「さばくハイキング」はサッカラピラミッドエリア、ダハシュールピラミッドエリア、ギザピラミッドエリアを1年ごとにローテーションして行います。
グループ編成はたて割りで行われ、砂漠の中で決められたポイントを探し、問題を解きながらゴールをめざします。
異学年の子どもたちが協力し合い、助け合いながら挑戦できるイベントです。
「ピラミッドマラソン大会」は学校の近くのギザピラミッドエリアで開催されます。
距離は最大5kmのコース、未就学児も参加できるように1kmの短いコースなどがあり、生徒たちだけでなく保護者もいっしょに参加できるマラソン大会です。
カイロ日本人学校の子どもたちには記念Tシャツ、完走証が渡されます。
エジプトでしか体験できないイベントは忘れられない思い出になりますね。
現地と交流活動が活発に行われている
カイロ日本人学校では現地理解を深めるさまざまな活動に取り組んでいます。
ジャパンデーでは日本の文化を伝えるために現地校やインター校の子どもたちを招待し、日本の伝統芸能や習字、かるた、福笑い、たこ揚げ、缶蹴り、餅つきなどを一緒に体験。
アラビア語や英語を使って紹介することで交流が深まり、日ごろの学習の成果を発揮することができます。
また運動会にも現地校やインター校、カイロ大学、アインシャムス大学、ミスル大学などの日本語学科の学生に参加を呼びかけています。
事前に競技の練習も一緒に行うので、こちらもアラビア語や英語でルールや順番について説明する力をつけることができます。
参加する地元の子どもたちが増えることで運動会が盛り上がり、国際交流にもつながりますね。
ネイティブ講師による英語とアラビア語の授業がある
カイロ日本人学校では英語とアラビア語の授業が全学年で行われています。
英語科の授業として小学部1〜4年生は週1時間、小学部5、6年生は週2時間、中学部は週4時間の授業が実施されます。
小学部の英語活動では、簡単なあいさつや表現を楽しく学んだり、コミュニケーション力を向上させることを目標にしています。
中学部は実践的な英語の活用能力を高める学習を行っています。
アラビア語活動ではネイティブ講師との交流を通して、語学学習だけでなくエジプトの文化や習慣に触れる現地理解のひとつの手段としています。
カイロ日本人学校の学費、生徒数などのまとめ
カイロ日本人学校の学費や生徒数、特徴などについて詳しくご紹介しました。
カイロは古代そして中世の歴史的建造物など多くの世界遺産が残っている観光都市。カイロ日本人学校の校舎の屋上からピラミッドが見えるというすばらしい環境です。
「さばくハイキング」「ピラミッドマラソン大会」などエジプトならではの学校行事が多く、ピラミッド学習の時間では校庭で本物のラクダにのる体験もあります。
現地の理解を深めるとともに、壮大な歴史や文化にふれることのできるかけがえのない経験です。
カイロ日本人学校で過ごした貴重な時間は子どもたちにとって忘れられない思い出になりますね。
この記事が、カイロへの駐在や海外移住の予定があるお子さんとご家庭の参考になればうれしいです。