ドバイ日本人学校の評判口コミは?学費や生徒数など詳しく解説
ドバイ日本人学校ってどんな学校なんだろう?
学費や生徒数、実際の評判を知りたい!
海外在住の鈴木みおです。
娘二人が現地補習校に通っていて、 小・中学部の補習校の保護者として9年間経験しています。
ドバイ日本人学校は、中東ドバイにある日本人学校ですね。
この記事では、駐在や海外移住でドバイ日本人学校を検討しているお子さんとご家庭に向けて、気になる学費や学校の様子、評判口コミなどを詳しく紹介します。
ドバイ日本人学校の基本情報
学校名 | ドバイ日本人学校 |
学校所在地 | アラブ首長国連邦(UAE)、ドバイ |
対象学年 | 幼稚園、小学部1年生~中学部3年生 |
設立年 | 1980年 |
公式サイト | https://www12.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=c20200114 |
ドバイ日本人学校の評判口コミ
日本への本帰国の目処がたっていたため、インターから編入しました。
道徳やマナー、日本らしいルールが学べれれば本望だと思っており、勉強内容はそこまで重きをおいていませんでした。
砂漠の国らしく、砂の上で行った運動会は忘れられません。
日本語の学習は自学習で補っていましたが、特に漢字は自学習では本腰が入りきれていなかったので周りの刺激がとてもよかったです。
こじんまりした校舎と生徒数なので、親身に見てもらえたことも感謝しています。
(小1在籍の保護者、独自アンケートより)
ドバイ日本人学校の学費・費用
※2022年度の場合
※日本円は2022年11月のレート(1UAEディルハム=39.62 円)で計算
【幼稚園】
入園料 | 2,800UAEディルハム(約110,900円) |
授業料 | 月額2,800UAEディルハム(約110,900円) |
スクールバス利用料 | 月額720UAEディルハム(約28,500円) |
【小、中学部】
入学金 | 2,500UAEディルハム(約99,000円) |
授業料 | 月額2,300UAEディルハム(約91,100円) ※年3期に分けて納入 |
スクールバス利用料 | 月額720UAEディルハム(約28,500円) ※年3期に分けて納入 |
学習教材費 | 年間800~2,000UAEディルハム(約31,700円~約79,200円) ※学年によって異なる |
PTA会費 | 一家庭あたり年額240UAEディルハム(約9,500円) ※年3期に分けて納入 |
学校傷害保険料 | 年額約185UAEディルハム(約7,300円) ※年3期に分けて納入 |
申請手数料 | 一人あたり150UAEディルハム(約5,900円) ※総領事館における翻訳証明手数料 |
ドバイ日本人学校と周辺の学校事情
ドバイ日本人学校以外の在外教育施設
UAEにはアブダビ日本人学校があります。
幼稚園34人、小学部61人、中学部13人の全校生徒108人の学校です。
年間授業料は33,180UAEディルハム(約1,314,600円)です。
アブダビ日本人学校では小学部1年生から中学部3年生まで、英会話とアラビア語の授業が週2回あります。
中学部では週4回の英語の授業もあります。
教育評議会の2015〜16年学校評価では英語力、アラビア語力はGoodの評価を得ています。
現地校
UAEの教育制度は6・3・3・4制で、小学校の6年間が義務教育です。
ただし、ほとんどの学生が中学校、高等学校、そして大学へ進学します。
国公立の学校に通う場合、UAE国籍の生徒は幼稚園から大学まで無償で教育が受けられます。
イスラム教徒であることが前提の現地校に日本人の子どもが通うことはほとんどありません。
宗教教育が基本にあるため、小学校から男女別の学校に通います。
インターナショナルスクール
ドバイは人口の約8割以上が外国人です。
そのためUAEの中でもドバイに多くのインターナショナルスクールが集中しています。
イギリス式、インド式、アメリカ式、国際バカロレア式(IB)などさまざまな選択肢があります。
KHDA(人材開発能力庁)という政府機関が各学校の評価を毎年発表しています。
Outstanding、Very Good、Good、Acceptable、Weakの5段階でわかりやすくランク分けされているので学校選びに役立ちます。
英語学習の基準に達していない生徒を受け入れる体制の整った学校もあります。
学費は年間70〜90万円、100〜180万円、200万円以上の学校があり、高学年になるほど費用が上がるのが特徴的です。
ドバイ日本人学校の生徒数
ドバイ日本人学校は、幼稚園と小学部、中学部があります。
2022年度の生徒数は以下のとおりです。
【小学部】
- 1年生:19人
- 2年生:12人
- 3年生:13人
- 4年生:17人
- 5年生:22人
- 6年生:17人
小学生全体の男子生徒数は44人、女子生徒数は56人です。
【中学部】
- 1年生:18人
- 2年生:12人
- 3年生:10人
中学生全体の男子生徒数は18人、女子生徒数は22人です。
小、中学部の全生徒数は140人です。
幼稚園の園児数については公表されていません。
ドバイ日本人学校の特徴は?
ドバイ日本人学校は日本の学習指導要領を基本としたカリキュラムを実施し、縦割り活動を多く取り入れた小、中学部の一貫教育を取り入れています。
ミナレ学習を通じてUAEの歴史や文化、生活を学べる
ドバイ日本人学校では、「総合的な学習」の時間を使って英会話やアラビア語、現地理解教育、現地校交流、日本文化学習などを行います。
ミナレ学習と呼ばれ、イスラムやアラブ社会について講和を聞いたり、学校のローカルスタッフとの交流を通じて現地理解を深めています。
またテーマ学習では小学部3年生から中学部3年生までの生徒がUAEやドバイの歴史や文化、産業、暮らしなどについて興味の持った課題を設定して発表する活動もあります。
イスラム文化圏と日本では生活習慣の大きな違いがありますが、子どもたちが積極的に学べる学習機会があることが異文化を理解するきっかけになりますね。
英会話とアラビア語学習が充実
「総合的な学習」の時間では、英会話とアラビア語学習にも力を入れています。
小学部1年生から英会話は週2回、アラビア語は週1回の授業があります。
クラスはレベル分けされていて取り組みやすいカリキュラムになっています。
とくに私たち日本人には馴染みのないアラビア語は読み書きが難しく感じられます。
低学年からアラビア語を学習するということは現地理解にも大きく影響するのでとてもよいことですね。
アラビア語を使うことで現地の人たちと交流することができ、異文化を肌で体験することができますね。
スクールバスで通学ができる
ドバイでは砂漠が近くとても暑い時期があること、そして居住地から幼稚園、学校まで距離があることからドバイ日本人学校の多くの生徒たちが通学バスを利用しています。
学校運営理事会が非営利の通学バス事業を設立し、毎日の出欠席連絡や転居に伴う乗降場所の移動など代行業務を行っています。
通学バスは全8コースあり、主要なレジデンスやホテルをカバーしています。
定期的にスクールバス添乗指導があり、子どもたちがバスの乗り方、バスの中での過ごし方について学びます。
ドライバーだけでなくバスレディ(添乗員)もいるので見守りという面でも安心できますね。
ドバイ日本人学校の学費、生徒数などのまとめ
ドバイ日本人学校の学費や生徒数、特徴などについて詳しくご紹介しました。
日本とは文化や生活習慣がまったく異なるイスラム文化圏のドバイ。
他のイスラム圏の都市と比べるとインターナショナルなドバイではありますが、宗教上、金曜日と土曜日が休日だったりラマダン月には断食があったり、学校のスケジュールも現地の慣習にそって決められます。
UAEは駐在家庭が多いため、基本的には1年~3年で帰国またはインターナショナルスクールに転校するので長期的に在籍する生徒はあまり多くありません。
友だちとの別れはつらいことですが、異国の地で共に学んだ絆は強く一生の思い出になりますね。
この記事が、ドバイへの駐在や海外移住の予定があるお子さんとご家庭の参考になればうれしいです。