ホーチミン日本人学校の評判口コミは?学費や生徒数など詳しく解説


ホーチミン日本人学校ってどんな学校なんだろう?
学費や生徒数、実際の評判を知りたい!

海外在住の鈴木みおです。
娘二人が現地補習校に通っていて、 小・中学部の補習校の保護者として9年間経験しています。
ホーチミン日本人学校は、ベトナム南部の大都市ホーチミンにある日本人学校ですね。
この記事では、駐在や海外移住でホーチミン日本人学校を検討しているお子さんとご家庭に向けて、気になる学費や学校の様子、評判口コミなどを詳しく紹介します。
ホーチミン日本人学校の基本情報

学校名 | 在ホーチミン日本国総領事館付属日本商工会議所立ホーチミン日本人学校 |
学校所在地 | ベトナム、ホーチミン |
対象学年 | 小学部1年生~中学部3年生 |
設立年 | 1997年 |
公式サイト | https://jschoolhcmc.com/ |
ホーチミン日本人学校の口コミ評判
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ホーチミン日本人学校の学費・費用

※2022年度の場合
※日本円は2022年12月のレート(1ドン=0.0057円)で計算
入学金 | JCCH会員11,500,000ドン(約65,600円) JCCH非会員17,250,000ドン(約98,300円) |
月額授業料 | 9,200,000ドン(約52,400円) |
月額スクールバス使用料 | 3,450,000ドン(約19,700円) ※8月分のスクールバス使用料は徴収なし |
支払い方法 | 銀行振込、原則として学期ごとに前納 (1期4月~7月、2期8月~11月、3期12月~3月) |
入学金はホーチミン日本商工会議所(JCCH)の会員と非会員で異なります。
ホーチミン日本人学校と周辺の学校事情
ホーチミン日本人学校以外の在外教育施設
ホーチミンにはホーチミン日本人学校と同じ校舎にホーチミン日本人補習校があります。
2020年度の生徒数は149人で授業料は4,000,000ドン(約22,800円)1〜3各学期です。毎週土曜日9時〜12時まで、国語と算数・数学の授業を行っています。
ベトナム国内には全日制のハノイ日本人学校があり、小・中学部の生徒たち約400人が学んでいます。月間授業料は約6万円で、ホーチミン日本人学校と定期的に交流があります。
現地校
ベトナムの義務教育は、就学前の5歳児教育、小学校が5年制(6〜11歳)、公立基礎中学校が4年制(11〜15歳)の10年間です。多くが公立校で学区制になっています。
ホーチミンの小学校では、英語のネイティブ教師が算数、科学、英語の3科目を教える統合的英語プログラムを導入していたり、フランス語バイリンガルプログラム、中国語強化プログラムを実施している学校もあります。
公立基礎中学校では、小学校に続き統合的英語プログラム、英語強化プログラム、フランス語バイリンガルプログラム、中国語強化プログラムが設置されています。
学校によっては日本語、ドイツ語、中国語、韓国語の教科プログラムが導入されています。
インターナショナルスクール
ホーチミンのインターナショナルスクールは、イギリス式、アメリカ式、国際バカロレア(IB)などがあり、いろいろな選択肢があります。
オーストラリアンインターナショナルスクール(Australian International School)は、IB科目で日本語が選択できるインターナショナルスクールです。
Thao Dien区とThu Thiem区に3つのキャンパスを持ち、約37か国1300人以上の生徒が学んでいます。
インターナショナルスクールホーチミンシティ(International School Ho Chi Minh City)は、CIS(Council of International Schools)の認定校であるため、高等教育課程の卒業者は日本の大学の受験資格を得ることができます。
国際バカロレアプログラムもあり、平均IBスコアが高いため海外の大学へ進学する生徒が多いです。
国籍の割合が25%までと決まっているので50カ国以上の学生が集まり、キャンパスは国際色豊かになっています。
ホーチミン日本人学校の生徒数

ホーチミン日本人学校には、小学部と中学部があります。
2021年度の生徒数は以下のとおりです。
【小学部】
- 1年生:64人(4クラス)
- 2年生:83人(5クラス)
- 3年生:87人(5クラス)
- 4年生:58人(4クラス)
- 5年生:68人(4クラス)
- 6年生:53人(3クラス)
小学部全体は413人、男子生徒数は188人、女子生徒数は225人です。
【中学部】
- 1年生:58人(3クラス)
- 2年生:44人(2クラス)
- 3年生:20人(2クラス)
中学部全体は122人、男子生徒数は61人、女子生徒数は61人です。
全校生徒数535人の大規模な日本人学校ですね。
ホーチミン日本人学校の特徴は?
ホーチミン日本人学校はベトナムでハノイ日本人学校の次に設立された全日制の学校です。
年間の授業日数は200日で3学期制を導入しています。
小学部は週1回、中学部は週2回の課外活動を行っていて勉強だけでなくスポーツにも力を入れています。
学校の施設や設備が充実している
ホーチミン日本人学校は生徒数の増加にともない増改築で第4校舎まであります。
第一体育館と第二体育館(講堂)は1200人ほど収容できます。また日差しを遮る移動式屋根付きのプールもあり、暑い時期にも水泳ができるよう工夫がされています。
校内には一般教室、英会話教室、理科室、音楽室、コンピュータ室、図書室、図工室、集会室、会議室など日本の学校と変わらない施設となっています。
各教室、体育館にはエアコンが完備されているので快適に学校生活が送れます。校庭も広く、テニスコートがありクラブ活動や部活動で使用されています。
校外学習が充実している
ホーチミン日本人学校では、校外学習を通じてベトナムの文化や歴史にふれる機会をもうけています。
また現地校や近隣の学校と親睦をはかりレクイドン中学校(現地公立校)や台湾人学校、韓国人学校、インターナショナルスクールなど学習交流を積極的に実施しています。
小学部の校外学習は遠足、社会科見学、自然学校があり、ビテクスコタワーやクレセントモール見学を実施しています。
小学6年生の修学旅行では、ベトナムの首都ハノイを訪れて、ハノイ日本人学校の生徒たちと交流も行います。
中学部では、世界遺産にもなっているフエ、元貿易港ホイアンを訪問し、古くから日本と交易のあった歴史やベトナム戦跡の見学など現地でしか体験できない学習をしています。
スクールバスでの通学ができる
ホーチミン日本人学校の生徒のほとんどがスクールバスを利用して通学しています。バスの運行ルートは、学校からの所要時間が原則1時間以内となっています。2022年度は、24台のバスと42か所のバス停で運行されています。
1区、Thu Duc市(旧2区)、3区、4区、7区、Binh Thanh区、Phu Nhuan区の日本人居住者の多いレジデンスにスクールバスの停留所が設定されています。
バス停は生徒の転出、編入によって学期ごとに変更になる場合があります。
スクールバスはアプリで管理されているので、子どもの乗車通知、バスの遅延や早着などの運行状況がリアルタイムでわかり、不乗車の連絡などが簡単に操作できます。
バス停には保護者、もしくは事前にアプリで登録している代理人の送迎が必ず必要です。
厳しいルールですが、外国生活で安全に過ごすためにはとても重要なことですね。
ホーチミン日本人学校の学費、生徒数などのまとめ
ホーチミン日本人学校の学費や生徒数、特徴などについて詳しくご紹介しました。
ホーチミン日本人学校は生徒数の多い学校ですが、運動会など小・中学部合同で行われる行事がたくさんあり他学年との交流活動もさかんです。
現地の文化や歴史を学習したことは、海外の学校でともに学んだ共通体験として生徒たちのつながりを強くしますね。
経済成長を続ける活気あるベトナムで過ごしたことが子どもたちにとって素晴らしい経験となって心に残ると思います。
この記事が、ホーチミンへの駐在や海外移住の予定があるお子さんとご家庭の参考になればうれしいです。