ニューデリー日本人学校の評判口コミは?学費や生徒数など詳しく解説


ニューデリー日本人学校ってどんな学校なんだろう?
学費や生徒数、実際の評判を知りたい!

海外在住の鈴木みおです。
娘二人が現地補習校に通っていて、 小・中学部の補習校の保護者として9年間経験しています。
ニューデリー日本人学校は、インド北部の大都市ニューデリーにある日本人学校ですね。
この記事では、駐在や海外移住でニューデリー日本人学校を検討しているお子さんとご家庭に向けて、気になる学費や学校の様子、評判口コミなどを詳しく紹介します。
ニューデリー日本人学校の基本情報

学校名 | ニューデリー日本人学校 |
学校所在地 | インド、ニューデリー |
対象学年 | 幼稚園、小学部1年生~中学部3年生 |
設立年 | 1964年創立、1994年認定 |
公式サイト | https://www.ndjs.org/ |
ニューデリー日本人学校の口コミ評判
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ニューデリー日本人学校の学費・費用

※2022年度の場合
※日本円は2022年12月のレート(1ルピー=1.7円)で計算
【幼稚園】
入園金 | 100,000ルピー(約170,000円) |
月額保育料 | 28,000ルピー(約47,600円) |
【小・中学部】
入学金 | 200,000ルピー(約340,000円) ※附属幼稚園の卒園児は入学金が半額 |
月額授業料 | 25,000ルピー(約42,500円) |
月額バス利用料 | 13,500ルピー(約23,000円) |
保護者がデリー日本人会の個人会員であることが入学の条件となっています。
ニューデリー日本人学校と周辺の学校事情
ニューデリー日本人学校以外の在外教育施設
インドにはニューデリー日本人学校以外にムンバイ日本人学校があります。
小学部25人、中学部6人の全校生徒数31人という小規模な学校です。授業料は120,000ルピー(約204,000円)です。
補習校はチェンナイ補習授業校とバンガロール補習授業校があります。
「準全日制」のチェンナイ補習授業校は、平日の放課後に授業が行われる世界に4校しかない学校です。月額授業料は20,000ルビー(約34,000円)で、小学部15人、中学部6人の計21人が学んでいます。
国語、算数・数学などの主要教科を中心とした学習内容で、小学部は月〜金曜日2コマ(45分授業)、中学部は土曜日に4コマ(50分授業)行っています。
現地校
インドの教育制度は中央政府と州政府が共同で管轄しているため就学年数などは州により多少異なります。
基本的には5・3・2・2制で、初等教育が6〜14才の8年間で義務教育になっています。
小学校(Primary school)は1年生〜5年生、中学校(Middle school)は6年生〜8年生に分かれています。公立校の学費は無料です。
中等教育は中等学校が2年(9、10年生)、上級中等学校が2年(11、12年生)です。
全国共通テスト(Board Exam)が行なわれ、中等学校2年生(10年生)のAISCEでは、文科系(Art)、科学系(Science)、商業系(Commerce)の3つに進路が振り分けられます。
上級中等学校2年生(12年生)のときのAISSCEでは、その成績で大学や学部、専攻が決まります。公立校はデリーにおよそ3000校あります。
施設面や生徒数の問題から二部制になっていて、登校するクラスが午前と午後に分けられています。
私立校は幼稚園から12年生まで一貫教育を行っています。学校の施設や設備の充実、学習カリキュラムなど公立校と比べるとかなり差があるため人気が高いです。
インドでは学歴によって職業や収入が決まってしまうので、デリーのような都市部ではレベルの高い教育を求めて私立校を希望する家庭が多くなっています。
インターナショナルスクール
インドのインターナショナルスクールにはイギリス系、アメリカ系、国際バカロレア(IB)を取得できるコースもあります。
インド系のインターナショナルスクールでは理系に特化した教育を行う学校もあり、裕福な家庭はインターを選択します。そのため圧倒的にインド人の生徒が多く、外国籍の生徒は1割程度になります。
ブリティッシュスクール(The British School)はイギリス式、CIE(IGCSE)、IB(DP)に対応したインターナショナルスクールで、60カ国約1300人の生徒が学んでいます。
在籍する学生の国籍トップ5はインド人、イギリス人、韓国人、アメリカ人、日本人です。学費は約150万円〜180万円で、学年によって異なります。
アメリカンスクール(American Embassy School)はアメリカ式、IB(DP)に対応したインターナショナルスクールで、アメリカ国籍、もしくは外国籍の生徒だけが入学できます。また外国籍を持っているインド人が在籍しています。
約70カ国の生徒が学んでいて、学生の国籍トップ5はアメリカ人、韓国人、イスラエル人、イギリス人、オーストラリア人です。学費は約440万円〜700万円で、学年によって異なります。
ニューデリー日本人学校の生徒数

ニューデリー日本人学校は、幼稚園と小学部、中学部があります。
幼稚園の園児数は公表されていません。
2022年度の小・中学部の生徒数は以下のとおりです。
【小学部】
- 1年生:23人
- 2年生:17人
- 3年生:17人
- 4年生:26人
- 5年生:24人
- 6年生:13人
小学部全体の生徒数は120人で、男子生徒数は50人、女子生徒数は70人です。
【中学部】
- 1年生:13人
- 2年生:18人
- 3年生:12人
中学部全体の生徒数は43人で、男子生徒数は23人、女子生徒数は20人です。
全校生徒数は163人の中規模の学校です。
ニューデリー日本人学校の特徴は?
ニューデリー日本人学校は、デリー南部の比較的裕福な家庭が多く住む閑静な住宅地にあります。そのため多くの生徒がスクールバスを利用しています。
学校の総面積は12,000m²と広く、体育館、屋内プール、普通教室、特別教室、多目的ホール、コンピュータ室、和室、保健室など学校施設が整っています。
校舎は全館冷房が完備されています。
年少から通える附属幼稚園がある
ニューデリー日本人学校には附属の幼稚園があります。
年少ぴらぐみ、年中らるぐみ、年長にるぐみ、それぞれ3歳〜5歳の園児がいます。保育時間は8時30分〜14時で、火曜日と木曜日には15時までの預かり保育を実施しています。
預かり保育では、インド人の講師が指導する英語クラス、ボリウッドダンスクラスがあります。
日本の幼稚園で経験する季節行事をはじめ、インドならではのイベントや日本人学校との合同行事など園児たちがいろいろな体験ができるよう工夫されています。
日本人学校と同じ敷地にあるため安全な保育環境が保たれ、幼稚園舎は清潔でAQI(米国式の大気質指数)対策も万全です。
園児たちがのびのび遊ぶことができるのは安心ですね。
日本とインドの交流行事がさかん
ニューデリー日本人学校は、日本文化を現地に紹介する「ようこそ!JAPAN DAY」と、インドの文化を体験する「ナマステ!INDIA DAY」を行っています。
「ようこそ!JAPAN DAY」では、地元のインターナショナルスクール(Bluebells School International)の生徒たちを日本人学校に招待します。英語で自己紹介したり折り紙や習字を体験してもらったりデリーの子どもたちに楽しく日本文化にふれてもらうイベントです。
中学部はソーラン節、6年生は太鼓、5年生はお囃子など学年ごとに披露し、日本の伝統的な文化を知ってもらう機会になります。
「ナマステ!INDIA DAY」は、生徒たちがインドのさまざまな文化に挑戦するイベントです。
ワークショップブースと体験ブースがあり、ボリウッドダンス、リキシャ、インド計算、メヘンディ(ヘナで肌に模様を描く)など一人一人が興味あることを選びます。日常的な習慣や伝統を体験することでインドへの関心を高め、理解を深めることができます。
子どもたちがインドの魅力を再発見できる活動ですね。
校外学習、修学学旅行が充実
ニューデリー日本人学校では学年ごとに校外学習、宿泊学習、そして修学旅行が実施されています。
- 小学2年生は、ジャパンファンデーションを訪れ、日本語を学ぶインドの人たちと交流
- 小学3年生は、地元のスーパーマーケットへお店訪問
- 小学5、6年生は、宿泊学習(修学旅行)でアグラ城やインドの世界遺産「タージマハル」を見学
- 中学2年生は、修学旅行で「ピンクシティ」ジャイプール訪問
- 中学3年生は、デリーの名所見学で宗教や歴史の学習
異文化、そして宗教を理解するためにも校外での学習は大きな経験につながりますし、インドの環境問題などを身近に考える機会にもなりますね。
ニューデリー日本人学校の学費、生徒数などのまとめ
ニューデリー日本人学校の学費や生徒数、特徴などについて詳しくご紹介しました。
私たち日本人にとってヒンドゥー教もヒンディー語もなじみがありません。インドと日本の習慣や文化にも大きな違いがあり戸惑うことも多いと思います。
ニューデリー日本人学校では「現地理解」体験学習を積極的に取り入れているので、異文化に直接ふれることで、現地の理解を深めることができます。
活動を通してグローバルな視点をもつことは、子どもたちにとっても貴重な体験になりますね。
この記事が、ニューデリーへの駐在や海外移住の予定があるお子さんとご家庭の参考になればうれしいです。