釜山日本人学校の評判口コミは?学費や生徒数など詳しく解説
釜山日本人学校ってどんな学校なんだろう?
学費や生徒数、実際の評判を知りたい!
海外在住の鈴木みおです。
娘二人が現地補習校に通っていて、 小・中学部の補習校の保護者として9年間経験しています。
釜山日本人学校は、韓国の大都市釜山にある日本人学校ですね。
この記事では、駐在や海外移住で釜山日本人学校を検討しているお子さんとご家庭に向けて、気になる学費や学校の様子、評判口コミなどを詳しく紹介します。
釜山日本人学校の基本情報
学校名 | 釜山日本人学校 |
学校所在地 | 韓国、釜山 |
対象学年 | 小学部1年生~中学部3年生 |
設立年 | 1975年 |
公式サイト | http://busanjs.com/ |
釜山日本人学校の口コミ評判
(準備中)
釜山日本人学校の学費・費用
※2021年度の場合
※日本円は2022年12月のレート(1ウォン=0.1円)で計算
入学金 | 130,000ウォン(約13,000円) |
寄付金 | 50,000ウォン(約5,000円) ※1家庭につき・入学時 |
施設利用料 | 25万円 ※1家庭につき・入学時 |
月額授業料 | 470,000ウォン(約47,000円) |
その他費用 | PTA会費として1家庭あたり10,000ウォン(約1,000円) |
釜山日本人学校と周辺の学校事情
釜山日本人学校以外の在外教育施設
韓国には全日制のソウル日本人学校があります。
幼稚部45人、小学部179人、中学部57人で全校生徒数は281人の中規模な学校です。
月額授業料は幼稚部、約42,000円〜約46,000円、小・中学部約30,000円です。
2010年に麻浦区上岩洞(サンアムドン)のデジタルメディアシティ(DMC)内に校舎の移転をしました。
現地校
韓国の就学前教育は、幼稚園からはじまり3〜5歳児を対象としています。
初等学校6年間と中学校3年間、高等学校が3年間あり、義務教育は初等学校1年生〜中学校3年生です。
公立校の場合は学費、教科書代などは無償で、原則として学区制になっていて家から近い指定された学校に通うように定められています。
英語教育は初等学校3年生以上の必須科目となっていて、週2時間の授業が行われています。
高等学校には一般高校、特殊目的高校、職業高校があり、70%を占めている一般高校への入学は抽選で学区内の学校が選ばれます。
大学入試はスヌン(大学修学能力試験)の結果によって志望校が選定されます。
インターナショナルスクール
釜山のインターナショナルスクールにはアメリカ式、国際バカロレア(IB)プログラムを実施している学校があります。
釜山インターナショナルスクール(International School of Busan)は幼稚園、小・中学部、高等学校の一貫校です。
国際バカロレア(IB)カリキュラムに基づいた初等教育プログラム(PYP)、中等教育プログラム(MYP)、そしてディプロマ プログラム(DP)を提供しています。
英語力が十分でない生徒にはEALサポートを行っています。
一クラスの平均的な生徒数は、幼稚園13人、小学部13〜15人、中学部・高等学校18人です。
学費は約240万円〜400万円で学年によって異なります。
釜山外国人学校(Busan Foreign School)はアメリカ式のカリキュラムを実施するWASC認定校です。
約20か国の生徒250人が学んでいます。
生徒と教師の比率は8:1で、一クラスの平均的な生徒数は14人です。
学費は約230万円〜350万円で学年によって異なります。
釜山日本人学校の生徒数
釜山日本人学校は、小学部と中学部があります。
2022年度の生徒数は以下のとおりです。
【小学部】
- 1年生:5人
- 2年生:3人
- 3年生:6人
- 4年生:8人
- 5年生:4人
- 6年生:1人
小学部全体で27人、男子生徒数は15人、女子生徒数は12人です。
【中学部】
- 1年生:4人
- 2年生:1人
- 3年生:0人
中学部全体で5人、男子生徒数は2人、女子生徒数は3人です。
学校全体の生徒数は32人の小規模な学校です。
釜山日本人学校の特徴は?
校外学習がさかん
釜山日本人学校では現地理解教育の一環として積極的に校外学習が行われています。
海洋博物館や釜山南部警察署の見学、在釜山日本国総領事館の訪問などがあり、中学部の修学旅行は二泊三日で済州島を訪問します。
小学部による一泊二日の宿泊学習では、固城恐竜EXPOの博物館や、金連山修練院のプラネタリウムを訪れます。
釜山の伝統芸術や焼き物を体験できるなど、韓国の文化に親しむことができる有意義な時間ですね。
広安里ビーチマラソンがある
釜山日本人学校では、学校のすぐ近くにある広安里(クァンアンリ)ビーチで毎年マラソン大会が開催されます。
全校生徒で参加するマラソン大会は、学年によって走る距離を変えています。
校庭を走るのとは違い砂浜での力走は大変ですが、すばらしい景色の海岸でマラソンを達成するのはよい思い出になりますね。
保護者もいっしょに参加できるイベントです。
三校文化交流会で国際交流できる
釜山日本人学校の特徴的な取り組みとして、現地校の民樂小学校、インターナショナルスクールの釜山国際外国人学校と交流会を定期的に行っています。
進行するのは韓国語、英語、日本語の3ヵ国語です。
現地校による韓国の伝統舞踊や日本人学校の南中ソーランなど、それぞれの学校で練習した歌やダンスなど披露します。
3校のメンバーでグループ分けをして行うアクティビティやゲーム、スポーツもあります。
英語や韓国語を実践でき、国際交流のできるすばらしい機会ですね。
日韓交流を学ぶ授業がある
釜山日本人学校では、小学部4年生以上を対象に世界記録遺産である「朝鮮通信使」についての学習を行います。
朝鮮通信使歴史館の指導員の方を招いて、釜山から船に乗って日本へと渡った通信使団の歴史や旅程について学びます。
朝鮮通信使記録物を活用したイラストのぬり絵を通して当時の様子を知ることができます。
日韓交流の友好的な歴史遺産についてふれられる貴重な授業ですね。
釜山日本人学校の学費、生徒数などのまとめ
釜山日本人学校の学費や生徒数、特徴などについて詳しくご紹介しました。
釜山日本人学校は小規模学校ですが、少人数制をいかして学年をこえたファミリーグループ(縦割り)で活動する機会が多くあります。
子どもたちの自主性や主体性を伸ばし、助け合う精神を育むことができますね。
この記事が、釜山への駐在や海外移住の予定があるお子さんとご家庭の参考になればうれしいです。