リヤド日本人学校の評判口コミは?学費や生徒数など詳しく解説
リヤド日本人学校ってどんな学校なんだろう?
学費や生徒数、実際の評判を知りたい!
海外在住の鈴木みおです。
娘二人が現地補習校に通っていて、 小・中学部の補習校の保護者として9年間経験しています。
リヤド日本人学校は、サウジアラビアのリアドにある小規模な日本人学校ですね。
この記事では、駐在や海外移住でリヤド日本人学校を検討しているお子さんとご家庭に向けて、気になる学費や学校の様子、評判口コミなどを詳しく紹介します。
リヤド日本人学校の基本情報
学校名 | リヤド日本人学校 |
学校所在地 | サウジアラビア、リヤド |
対象学年 | 小学部1年生~中学部3年生 |
設立年 | 1985年 |
公式サイト | https://riyadhjps.jp/ |
リヤド日本人学校の評判口コミ
父親がリヤド日本人学校に赴任することが決まり、一家総出でサウジアラビアに住むことになり、父の勤務先である学校に通うことになりました。
この学校でしか体験できなかったこととして、現地の祭りで日本の文化を伝えるということができたということです。
ジャナドリヤ祭という国民的な祭りにおいて、ステージの上でハッピを着てソーラン節を踊るという日本人から見たら少し変な光景かもしれませんが、それを見ていた現地人の方からは多くの拍手や歓声をいただき、今でも良い思い出です。
(小3〜6在籍の本人、独自アンケートより)
リヤド日本人学校の学費・費用
※2022年度の場合
※日本円は2022年11月のレート(1サウジアラビア・リヤル=37.4円)で計算
入学金 | 2,500サウジアラビア・リヤル(約93,500円) |
授業料 | 月額3,300サウジアラビア・リヤル(約123,400円) |
支払い方法 | 授業料は3期ごとに一括納入 |
リヤド日本人学校と周辺の学校事情
リヤド日本人学校以外の在外教育施設
サウジアラビアには東部州ダハランにダハラン補習授業校があります。
年間40日ほどの限られた授業日数で保護者を中心としたボランティアの先生が、週末に国語と算数の授業を行っています。
毎年、リヤド日本人学校の教員による模範授業や保護者の教育相談など巡回指導が実施されています。
ジッダ日本人学校はイスラム教の聖地メッカの近くにあります。
授業料は小学部が月額4,000サウジアラビア・リヤル(約149,600円)、中学部は月額4,200サウジアラビア・リヤル(約157,100円)です。
生徒数は小学部7人と中学部1人、全校生徒8人の小規模な学校です。
現地校
サウジアラビアの教育制度は6・3・3・4制。
義務教育は小、中学校(6、3年)です。
宗教上、小学校から男女別学で、女子の体育の時間がない学校もあります。
サウジアラビアの学校の特色はイスラム教の授業が多いこと。
イスラム法学、預言者ムハンマドの言行録、コーランの解釈などをアラビア語で学びます。
幼少期から多岐にわたる分野でイスラム教の理解を深め、信仰心を高めています。
英語の授業は小学校高学年からはじまります。
公立校の学費は無料です。
私立校では小学校1年生から英語教育を実施している学校もあります。
公立校と比べて授業時間は少なくなりますが、アラビア語で学ぶイスラム教の授業はあります。
インターナショナルスクール
サウジアラビアにはアメリカ式、イギリス式の欧米系インターナショナルスクールと非欧米系インターナショナルスクールがあります。
欧米系の学校は幼稚園から高校まで一貫教育が行われています。
人気の学校は空きがなくウェイティングリストにすら載せられないこともありますので、早めの申し込みが必要です。
また学年が上がると英語力が重視され、ESLのサポートがない学校もあります。
ブリティッシュ・インターナショナル・スクール・リヤド(BISR、British International School Riyadh)の学費は、年間約170万円〜400万円となっています。
リヤド日本人学校の生徒数
リヤド日本人学校は、小学部と中学部があります。
2022年度の生徒数は以下のとおりです。
【小学部】
- 1年生:1人
- 2年生:2人
- 3年生:1人
- 4年生:0人
- 5年生:2人
- 6年生:0人
小学部の男子生徒数は2人、女子生徒数は4人です。
【中学部】
- 1年生:2人
- 2年生:1人
- 3年生:1人
中学部の男子生徒数は3人、女子生徒数は1人です。
小、中学部全体の生徒数は10人の小規模な学校です。
リヤド日本人学校の特徴は?
リヤド日本人学校は小さな学校です。
全校生徒みんなで情報を共有し力を合わせて、充実した楽しい学校づくりを目指しています。
コルドバ校舎のあるコンパウンド閉鎖のため、2022年6月にキングダム校舎に移転しています。
体験入学が行われている
リヤド日本人学校は毎年6月中旬から数週間にわたり小、中学生と年長児を対象に体験入学の受け入れを行っています。
2022年度はインターの生徒6人が参加しました。
全校生徒10数人のリヤド日本人学校の生徒がいっきに増え、学校生活も盛り上がり活発な活動ができます。
日本式の授業をいっしょに受け、英語のゲームやクイズではインターの生徒が活躍する場面もあります。
体験入学をしたインターの子どもたちは日本の文化にも触れることができ、また日本人学校の子どもたちは他校の生徒と交流することができます。
お互いがリヤドでの経験値を高めることのできる学校行事ですね。
個々の能力に合わせた外国語学習が充実
リヤド日本人学校は、現地採用の講師が英語とアラビア語を教えています。
あわせて中学部は英語教諭が授業を担当します。
生徒の力に応じた丁寧な個別指導のもと、ゲーム形式や会話形式など工夫した授業を行っています。
毎日、昼休み後の20分間、全校生徒で楽しみながら英語に触れ、慣れ親しむ活動「エンジョイ・イングリッシュ(E.E)に取り組んでいます。
フォニックスの習得、英語での自己紹介、数の数え方、買い物体験、英語の歌などで、英語学習を行なっています。
またコンパウンド内のスーパーマーケットに買い物に行ったり、レクリエーションセンターに挨拶に行ったりすることで、実際に英語を活用する機会があるのもいいですね。
和太鼓活動に取り組んでいる
リヤド日本人学校では、交流学習などで日本文化を披露するひとつの手段として太鼓演奏を行っています。
高学年の生徒から低学年の生徒へ、そして同学年同士の教え合いの場として太鼓練習の場が活用されています。
子どもたちがお互いに理解し、コミュニケーション能力の伸長にも一役かっています。
全校生徒でひとつのことに取り組む姿勢は、生徒たちの自信と協調性につながりますね。
在サウジの日本大使館主催の日本文化祭りやラカム祭(学習発表会)で和太鼓演奏を披露し、日本とサウジアラビアの懸け橋になっています。
生徒が企画運営するスクールステイがある
リヤド日本人学校では、毎年一泊二日で学校にお泊まり体験をするスクールステイがあります。
調理実習や野外活動など生徒が中心となって企画運営をします。
2022年度は体験入学をしたインターの生徒6人もいっしょに参加しました。
みんなで楽しくゲームやケーキ作りをしたり、夕食でバーベキューを食べたりします。
先生主催の「肝試し大会」は大いに盛り上がるそう。
少人数だからこそできる生徒たちと先生のつながり、そして学校に泊まった思い出は一生の宝物ですね。
リヤド日本人学校の学費、生徒数などのまとめ
リヤド日本人学校の学費や生徒数、特徴などについて詳しくご紹介しました。
サウジアラビアはイスラム圏の中でも厳しい戒律を守る国とされます。
文化も生活習慣も日本とはまったく異なり慣れるまで大変ですが、異文化を体験する楽しみを見つけることが大切です。
リヤド日本人学校は小規模ですが日本の教育活動や文化活動、現地交流など工夫して行っています。
イスラム文化に触れたことが子どもたちの未来の財産になると思います。
この記事が、リヤドへの駐在や海外移住の予定があるお子さんとご家庭の参考になればうれしいです。