蘇州日本人学校の評判口コミは?学費や生徒数など詳しく解説
蘇州日本人学校ってどんな学校なんだろう?
学費や生徒数、実際の評判を知りたい!
海外の補習授業校で講師をしていたHinakoです。
約6年間中高生を対象に指導をしてきました。
蘇州日本人学校は、中国の上海近くの蘇州にある日本人学校ですね。
この記事では、駐在や海外移住で蘇州日本人学校を検討しているお子さんとご家庭に向けて、気になる学費や学校の様子、評判口コミなどを詳しく紹介します。
蘇州日本人学校の基本情報
学校名 | 蘇州日本人学校 |
学校所在地 | 中国・蘇州 |
対象学年 | 小学部1年生~中学部3年生 |
設立年 | 2005年(前身の蘇州日本人補習校は1997年開校) |
公式サイト | http://www.jsscn.org/ |
蘇州日本人学校の口コミ評判
(準備中)
蘇州日本人学校の学費・費用
※2020年度の場合
※日本円は2022年12月のレート(1元=19円)で計算
入学金 | 10,000元(約190,000円) |
授業料 | 月額3,000元(約57,000円) |
校車(通学バス)料金 | 新区:月額800元(約15,200円) 園区:月額1,300元(約24,700円) ※利用者のみ1人当たり |
PTA会費 | 月額25元(約500円) ※1家庭当たり |
支払方法 | 授業料・校車料金は3ヶ月毎に銀行引き落とし |
この他に寄付金を納入が必要です。
児童生徒が単独で通学することはできないため、保護者の方が送迎をされるか、学校指定のバスを利用することになります。
蘇州日本人学校と周辺の学校事情
蘇州日本人学校以外の在外教育施設
蘇州日本人学校の周辺には、上海日本人学校と、杭州日本人学校があります。
また補習授業校として、無錫日本人補習授業校、上海日本語補習クラブがあります。
どの学校も蘇州日本人学校からは車で1~2時間離れた場所にあります。
現地校
中国の現地校では、外国人の受け入れをしてくれる学校は限りがあるため、事前に役所での確認が必要です。
授業は中国語で行われ、日本よりも受験の競争が激しいので学校からの宿題も非常に多く出されます。
保護者の方には学校からの連絡や宿題のサポートができる程度の中国語力が要求されます。
また、日本と中国では学ぶ内容が異なることがあるため、将来的に日本の大学へ進学を希望する場合は不利になることがあります。
基本的に数年で日本へ帰国する予定のあるご家庭では、日本人学校かインターナショナルスクールを選択することがほとんどです。
インターナショナルスクール
蘇州にはいくつかのインターナショナルスクールが存在します。
中でも
- 蘇州シンガポール国際学校
- 蘇州外国語学校
- 蘇州イートンハウスインターナショナルスクール
- 蘇州ダルウィッチカレッジ
などが人気です。
蘇州シンガポール国際学校、蘇州イートンハウスインターナショナルスクール、蘇州ダルウィッチカレッジはIB(インターナショナルバカロレア)のカリキュラムを採用しています。
蘇州外国語学校は、日本語を学ぶコースがあるのが特徴です。学費はいずれの学校も年間で400万円ほどかかります。
蘇州日本人学校の生徒数
2021年4月時点では、全校生徒が小学部・中学部あわせて265名となっています。
蘇州日本人学校の特徴は?
習熟度別クラスなどのきめ細かい指導が受けられる
蘇州日本人学校では、算数・英語・中国語の授業で習熟度別にクラスが分けられ、進行役とサポート役の2人の教師が配置されたきめ細かい指導を行っています。
例えば中国語クラスでは、5つに分かれています。
中国語を習ったことがない生徒向けの四声を学ぶ入門のクラスから、中国語の新聞やコラムを読んで議論を交わすクラスまでと、様々なレベルに対応しています。
5年生の初めに転入してきた中国語の話せないお子さんでも、手厚い指導のおかげで卒業するころにはかなり話せるようになっているそうです。
在蘇州日系企業の協力により工場見学やコラボ授業が充実
蘇州日本人学校では、蘇州という場所を活かした学習活動が精力的に行われています。
蘇州市には日系企業の工場がたくさんあります。
海外では安全面や治安の問題があり、工場見学を断られることが多いですが、日系企業が積極的に協力してくれるため、大変多くの場所に見学に行く事ができるのも日本人学校ならではですね。
時には工場のスタッフと並んで、実際に商品製造の一部の工程を体験させてもらえることもあるそう。
また日系企業の方をお招きして「コラボ授業」も開催しています。
たくさんの企業の方が自社製品の魅力を説明してくださるので、子どもたちによっても楽しい授業ですね。
現地校との交流が盛ん
蘇州日本人学校では、年に数回現地校との交流会を行っています。
お互いに歌や踊りを披露しあったり、スポーツで交流したり、中国の伝統芸術品を制作したりと様々な形で親交を深めることができます。
また学校で学んだ中国語を実際に使ってみる良い機会にもなっていて、もっと中国語を学びたいというモチベーションを上げるためにも一役買っています。
交流先の学校は同じ年頃の小学生だけでなく、日本語専攻クラスを持つ現地の中学校や高校もその対象です。
生徒たちは日本語・中国語・英語を使い分けながら、グローバルコミュニケーションを学べるのがいいですね。
蘇州日本人学校の学費、生徒数などのまとめ
蘇州日本人学校の学費は、入学金が約19万円、授業料は年額約68万円です。生徒数は、小学部中学部合わせて265名です。
習熟度別クラスなどの導入により、個々に合わせた指導が行われています。
蘇州にある日系企業の工場見学・企業見学の機会が豊富で、日系企業とのコラボ授業も開催されています。
現地校との交流も盛んで、国際感覚が養われます。大きくて立派な校舎もあり、楽しい学校生活が送れそうですね。