シドニー日本語土曜学校の評判口コミは?学費や生徒数など詳しく解説


シドニー日本語土曜学校ってどんな学校なんだろう?
学費や生徒数、実際の評判を知りたい!

海外在住の鈴木みおです。
娘二人が現地補習校に通っていて、 小・中学部の補習校の保護者として9年間経験しています。
シドニー日本語土曜学校は、オーストラリアの大都市シドニーにある日本語補習校ですね。
この記事では、駐在や海外移住でシドニー日本語土曜学校を検討しているお子さんとご家庭に向けて、気になる学費や学校の様子、評判口コミなどを詳しく紹介します。
シドニー日本語土曜学校の基本情報

学校名 | シドニー日本語土曜学校 |
学校所在地 | オーストラリア、ニュー サウスウェールズ州、シドニー |
対象学年 | 幼稚園、小学部1年生~中学部3年生 |
設立年 | 1993年 |
公式サイト | https://www.sssj.org.au/ |
シドニー日本語土曜学校の評判口コミ
娘の友達が補習校に通うと聞き、将来的に複数の言語を学ぶ事はメリットが多いと思ったので入学させる事にしました。
幼稚園では英語でしたが、家では日本語を話す生活をしていたので抵抗なく学校に馴染む事ができました。家から学校までは車で10分でしたので送迎は問題ありませんでした。
合計10年間補習校に通いましたが、日本の国語の教科書を元にひらがなやカタカナ、漢字を学び、又かるた大会や百人一首、習字大会、お楽しみ会など日本の文化行事に触れる事ができるイベントを多く開催して下さいました。
おかげで娘は日本語を学ぶ事は楽しいと思うようになり、高校では第2外国語として日本語を履修しています。
毎年行われた授業参観では授業の様子を見る事ができ、先生方の子供達への向き合い方にも感謝でした。
改めて言語を学ぶ事は子供達にとって大きな財産だと思いましたので、補習校に通わせて良かったなと思います。
(小1〜中3まで在籍の保護者、独自アンケートより)

シドニー日本語土曜学校の学費・費用

※2022年度の場合
※日本円は2022年11月のレート(1AUドル=94円)で計算
授業料は、各学期160AUドル(約15,000円)となっています。4学期制なので年間で640AUドル(約60,000円)となります。
シドニー日本語土曜学校と周辺の学校事情
シドニー日本語土曜学校以外の在外教育施設
シドニーには、全日制のシドニー日本人国際学校があります。
シドニー日本人国際学校は、文部科学省の学習カリキュラムを実施する「日本人学級」とニュー サウスウェールズ州の学習プログラムを実施する「国際学級」があるユニークな学校です。
日本人学級は小学1年生から中学3年生が在籍し、日本の教科書を使用し、日本人の担任のもと授業を受けます。
基本課程の英語にプラスして、ネイティブ教師による英語学習が毎日1時限あります。
国際学級はキンディからYEAR6までが在籍し、オーストラリア人の担任のもと、ニュー サウスウェールズ州のカリキュラムを履修します。
毎日1時限の日本語の授業があります。
音楽、図工、体育、プログラミングの授業は「ミックスレッスン」と呼ばれ、日英の両言語を使い国際学級と日本人学級の合同で行われています。
オーストラリアらしい多国籍文化に触れながら、日本の伝統文化も学べるバイリンガル・バイカルチュラル教育を実施している学校です。
年間授業料は、小・中学部(YEAR1〜YEAR9)12,080AUドル(約1,135,500円)、幼稚部(キンディー)11,680AUドル(約1,098,000円)です。
シドニー周辺には、シドニー日本語土曜学校の他にも、日本語学習を提供している学校がとてもたくさんあります。
オーストラリアの文部省からコミュニティランゲージスクールとして認定されている学校もあり、子どもの日本語力と家庭の目標に合わせて学校選びができます。
土曜日だけでなく、日曜日や水曜日に授業が行われている学校もあります。
現地校
ニューサウスウェールズ州の義務教育は6歳〜15歳です。
小学校(Primary School)に併設されている準備学年(Kindergarten)があり、義務教育のスタートとなります。
入学する年の7月31日までに5歳になる児童が対象です。
初等教育(Primary School、Kindergarten)はKindyから6年生まで、中等教育(Secondary School)は7年生〜12年生までとなっています。
初等教育では公立校の学費は基本的に無料ですが、寄付や諸経費の負担は発生します。
駐在員などのビジネスビザで滞在している場合、学年により年間約5,000AUドル〜6,000AUドル(約470,000円〜564,000円)の授業料と手数料がかかります。
私立校はカトリック系、独立系などがあり、公立校と比べて学費は高額です。
年間の授業料は約25,000AUドル〜40,000AUドル(約2,350,000円〜3,760,000円)ほどかかります。
学校の設備が整っていたり、学習カリキュラムや教科の選択肢が充実していたり、補習授業を行ったり手厚いサポートがあります。
ただし公立校にもアカデミックで伝統的な学校があり、芸術やスポーツを重視した学校、少人数制、選択教科の多様化など学校によってそれぞれ特徴があります。
中等教育は、中高一貫の教育体制を取っています。
第二外国語で、中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語などの言語を履修できる学校もあります。
10年生を終了すると学業成績の結果を記した義務教育修了証が発行されます。
大学など高等教育に進学希望する生徒は、中等教育修了証を取得するために進学準備課程(11年生、12年生)へ進みます。
シドニー日本語土曜学校の生徒数

シドニー日本語土曜学校には、
- 幼稚園
- 小学部
- 中学部
があります。
2022年度の全校生徒数は約250人、中規模の学校です。
各クラスの定員は1クラス20名以下を原則としていて、クラス数は幼稚園と小学1年〜6年までが各2クラス、中学部は各1クラスです。
学年ごとの生徒数は公表していませんが、17クラスで児童生徒が学んでいます。
シドニー日本語土曜学校の特徴は?
シドニー日本語土曜学校は、毎週土曜日8時55分から11時50分までの約3時間、国語の授業を行っています。
Cammeray Public Schoolの校舎を借りています。
入学は4月ですが、ニュー サウスウェールズ州の教育制度に準じた4学期制を採用しています。
約3000冊を蔵書している移動図書館がある
シドニー日本語土曜学校では毎週土曜日に図書の貸し出しを行っています。
生徒だけでなく保護者も借りることができ、借りられる本は5冊まで貸し出し期間は2週間です。
図書だけでなくDVDもあるので、映画やアニメーションを通じて気軽に日本語に触れるのがいいですね。
また子供たちにたくさん読んでもらえるよう、借りた冊数のスタンプを押してもらえる「スタンプシート」などの工夫のされているそう。
シート一枚50冊分のスタンプがたまると表彰状がもらえるので、特に低学年の生徒には日本語の本を読むモチベーションが上がる取り組みですね。
国籍を問わず入学できる
シドニー日本語土曜学校の入学資格は、オーストラリア在住者で日本語が理解でき、学年相当の学力があることです。
国籍は問わず、先生と日本語で会話できることが最低条件です。
原則として日本の学校に準じた学年に入学しますが、学年を下げて編入することもできます。
ただ文部科学省指定の国語の教科書や教材を使用していますが、学習内容は日本のカリキュラムにそった授業ではありません。
国語力の維持と日本語のレベルアップを重視した国語学習を中心に、日本文化などの理解を深める授業を行っています。
教科学習の詰め込みではなく、生徒たちのレベルに合わせた内容でカリキュラムが進められるのはシドニー日本語土曜学校ならではの取り組みですね。
シドニー日本語土曜学校の学費、生徒数などのまとめ
シドニー日本語土曜学校の学費や生徒数、特徴などについて詳しくご紹介しました。
シドニーには全日制や補習校、語学学校などいろいろな選択肢があります。家庭の教育目標や目的、子どもの日本語レベル、学習意欲などで学校を選んでみましょう。
この記事が、シドニーへの駐在や海外移住の予定があるお子さんとご家庭の参考になればうれしいです。