高雄日本人学校の評判口コミは?学費や生徒数など詳しく解説


高雄日本人学校ってどんな学校なんだろう?
学費や生徒数、実際の評判を知りたい!

イギリスの補習授業校で講師をしていたHinakoです。
約6年間中高生を対象に指導をしてきました。
高雄日本人学校は、台湾南部の高雄市にある日本人学校ですね。
この記事では、駐在や海外移住で高雄日本人学校を検討しているお子さんとご家庭に向けて、気になる学費や学校の様子、評判口コミなどを詳しく紹介します。
高雄日本人学校の基本情報

学校名 | 高雄日本人学校 |
学校所在地 | 台湾・高雄市 |
対象学年 | 小学1年生~中学3年生 |
創立年 | 1969年 |
公式サイト | https://www.kaohsiung-js.com/ |
高雄日本人学校の評判口コミは?
父の仕事の関係で、小4~小6の間高雄日本人学校に通っていました。
通ってよかった事は、とてもアットホームな学校なのですぐに友達ができ、みんなと仲良くなることができた点です。
不満だった事はとくにありません。
学校の行事は、台湾の行事(中秋節、旧正月など)を取り入れながら、日本の行事(運動会など)もおこなっていました。
授業は日本の学校とほどんど変わりがなかったです。中国語の授業もありました。通学方法は、スクールバスで通っていました。
転校、転入が多いので、仲良くなってもすぐにお別れという事が年に何回もあり、寂しい思いもしました。
(小4〜小6まで在籍、独自アンケートより)

高雄日本人学校の学費・費用

※2022年度の場合
※日本円は2022年11月のレート(NT$1=4.5円)で計算
入学金 | NT$30,000(約135,000円) |
入学保証金 | NT$20,000(約90,000円) ※退学、卒業時に返却 |
授業料(月額) | 小学部:NT$8,000(約36,000円) 中学部:NT$8,300(約37,400円) |
特別積立金 | 月額NT$600(約2,700円) |
バス利用料 | 月額NT$3,500(約15,800円) ※8月は徴収なし |
PTA会費 | 1世帯ごとにNT$50(約230円) |
支払方法 | 銀行振込 |
高雄日本人学校と周辺の学校事情
高雄日本人学校以外の在外教育施設
台湾には、高雄日本人学校の他に台北日本人学校と台中日本人学校があります。
台湾の両端と真ん中の3か所にあるので、居住予定地から一番近い場所を選ぶと良いでしょう。
台湾の大きさは日本の九州より少し小さいくらいです。
一番南の高雄日本人学校から車で出発して、2時間で台中日本人学校が、更に2時間で台北日本人学校があるというイメージです。
また台北には台北日本語授業校という補習校もあります。
現地校
台湾の現地校は、台湾国籍を有する人は無償ですが、それ以外の人は授業料や教材費として半期ごとにNT$1000~2500(約4500~11,300円)かかります。
それ以外に、給食費として1食あたりNT$50~60(約230~280円)の給食費がかかります。
台湾の現地校では、現在「バイリンガル指定校」と「Nonバイリンガル校」で分れています。
台湾では2030年を目標に全ての学校をバイリンガル校にする計画を推進中です。
バイリンガル指定校では、英語教育に力を入れているため、中国語も英語も話せるようになってほしいという希望がある場合はバイリンガル指定校を選ぶと良いでしょう。
しかし、公立の小学校の中には人気校も存在し、入学者を選別されてしまいます。
選別方法は、台湾国籍を有している人が優先になり、外国人の場合はその地区に何年住んでいるかが審査の対象になります。
審査にはずれると、家から遠い学校や人気のない学校に通うことになるため、学校選びには注意が必要です。
インターナショナルスクール
台湾のインターナショナルスクールには、親が外国籍であることを条件に入学できるアメリカンスクールや、台湾人も通える私立のインターナショナルスクールがあります。
学費はおおむね年額100~300万円程度かかります。
インターナショナルスクールでは基本は英語で授業を行いますが、英語の補習授業や中国語の授業もあります。
高雄はアメリカンスクール、モリソンインターナショナルスクール、義守大学附属インターナショナルスクールがあります。
家庭では日本語、学校では英語、街に出た時に困らない程度に少しは中国語をと考える場合はインターナショナルスクールがおすすめです。
高雄日本人学校の生徒数

小学校は各学年10名前後の計約60名、中学部は20名弱、全体で80名ほどが在籍しています。
高雄日本人学校の特徴は?
現地校の中にある借用校
高雄日本人学校は、現地校の小学校の一部を借りて運営されている借用校です。
以前は独立した校舎を持っていましたが、老朽化のため現地校へ間借りする形で移転しました。
そのため現地の子どもたちと交流する機会が多く、自然と異文化に親しむ下地が育っています。
日本人学校の先生が現地校の生徒に日本語を教える会を開くなど、交流を積極的に行っています。
授業を行う校舎だけでなく、運動場なども借用して授業を行っているため、広い施設で心置きなく学ぶ事ができます。
中国語と英語の指導に注力
高雄日本人学校では、通常の授業の他に中国語と英語の授業も行われています。
小学校高学年と中高生は英語のスピーチフェスティバルを開催し、英語力を鍛えています。
中国語に関しては言語のみならず文化理解にも力を入れています。
台湾の獅子舞や太鼓の観賞会なども行っています。
立地を生かした課外活動
台湾という立地を生かした課外活動を行っています。
グァバやドラゴンフルーツの農園見学、パイナップルケーキ工場の見学など、いかにも台湾といった名産品について学んだり、湖やダムなどの景観の良い場所への遠足、博物館などの文化施設へ足を運ぶなどバラエティに富んでいます。
中学部と小学校6年生は台湾国内で修学旅行にも出かけています。
高雄日本人学校の学費、生徒数などのまとめ
高雄日本人学校の学費は、入学料と入学保証金が合わせて約23万円、授業料が年間に約45万円、スクールバス利用代が年間約18万円ほどかかります。
生徒数は小学部が約80名、中学部が20名ほどの小規模な学校ですが、その利点を生かしたきめ細かい授業を提供しています。
現地校との交流を盛んにしており、子どもたちの異文化理解に積極的に取り組んでいます。
また立地を生かした体験ができるよう、学校もたくさんの行事を準備してくれます。
のびのびと楽しい学校生活が送れそうですね。