ミュンヘン日本語補習授業校の評判口コミは?学費や生徒数など詳しく解説
ミュンヘン日本語補習授業校ってどんな学校なんだろう?
学費や生徒数、実際の評判を知りたい!
ヨーロッパの補習授業校で講師をしていたHinakoです。
約6年間中高生を対象に指導をしてきました。現在は本帰国して日本で暮らしています。
ミュンヘン日本語補習授業校は、ドイツにある小規模な日本語補習校ですね。
この記事では、駐在や海外移住でミュンヘン日本語補習授業校を検討しているお子さんとご家庭に向けて、気になる学費や学校の様子、評判口コミなどを詳しく紹介します。
\海外での家庭学習、どうする?/
海外での学校生活は、日本では体験できない学び方やコミュニケーション経験ができる良さがありますよね。
一方で、日本との違いやギャップに戸惑い悩むお子さん・ご家庭も多いのではないでしょうか?
「補習校や塾だけでは学力が心配」
「補習校には通うのが難しい」
「帰国後の受験対策をしておきたい」
「日本の学習指導要領に合った勉強をさせたい」
このようなご家庭におすすめなのが、海外子女に対応しているオンライン学習のすららです。
自宅のパソコンやタブレットで学習できるすららは、海外在住の生徒さんも多く、世界中の日本人学校でも採用されている実績のある教材です。
- お子さんの学力に合った無学年式学習
- ゲーム感覚で楽しく続けられる教材
- 現役塾講師コーチによる個別サポート
など、お子さんの学力や特性に合わせて楽しく学習できるのが最大の良さですね。
資料請求や入会などは全てWeb上で完結でき、世界中どの国からでも利用OK。
「帰国前から準備しておけばよかった…」とならないためにも、まずはすらら公式サイトをチェックしておきましょう!
ミュンヘン日本語補習授業校の基本情報
学校名 | ミュンヘン日本語補習授業校 |
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学校所在地 | ドイツ・ミュンヘン |
対象学年 | 幼稚部~高校3年生 |
創立年 | 1975年 |
公式サイト | https://hoshuko.de/ |
ミュンヘン日本語補習授業校の評判口コミ
ドイツに暮らし現地の幼稚園に通っていたため、子どもの日本語の上達に不安があり、補修校に通わせることにしました。
土曜日に学校に行くこと、宿題などはとても大変でしたが、目に見える日本語の上達がありました。
私とのたどたどしい日本語の会話が嘘のように、日本語がスラスラと出てくるようになりました。
また同じようなバックグラウンドの友人もでき、本人も楽しそうに勉強し学校に通っていたので、通わせてよかったなと思っています。
(小1保護者、独自アンケートより)
ミュンヘン日本語補習授業校の学費・費用
※2022年度の場合
※日本円は2022年10月のレート(€1=147円)で計算
ミュンヘン日本語補習授業校は学校法人ではなく公益法人であるため、「授業料」ではなく「入会金・会費」の納付という形になっています。
入会金 | €100 (約14700円) |
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会費(授業料) | 月額€95(約14,100円) 年額€1140(約167,600円) |
教材費用 | 教科書は無償支給 (副教材と高等部の教科書、日本国籍のない小学部・中学部生徒の教科書は実費負担) |
支払方法 | 3か月分をまとめて4回(4~6月・7~9月・10~12月・1~3月)に分け、各期の最初の月の第一週に、銀行口座から引き落とし |
その他の費用 | 市販の教材の購入・催し物でのおやつ代・体験学習の参加費等 |
またスクールバスはありません。
ミュンヘン日本語補習授業校と周辺の学校事情
補習授業校以外の在外教育施設
ミュンヘン周辺にはミュンヘン日本語補習授業校以外に、全日制のミュンヘン日本人国際学校があります。
幼稚部・小学部・中学部があり、児童生徒数は全校合わせて180名ほどです。入学金は€50(約7,400円)年間授業料は€3,960(約582,100円)です。
スクールバスが利用できます。
一人月額€460(約67,600円)です。自主登校は小学部5年生から可能です。
現地校
ミュンヘンはドイツ国内でも特に移民の多い街です。
そのため、小学校には「ユーガーガングスクラス」と呼ばれる移行学級が設けられています。
ドイツ語の語学力に応じた授業を受ける事ができます。
移行学級がない場合は、外国人向けのドイツ語補習校があり、そこへ半年ほど通ってから現地の学校に通います。
また、ドイツの現地校は日本と比べて休みの日がとても多いです。
小学校2年生までは学校の成績も付きません。
ドイツでは学力別の学習が徹底しています。
10歳で将来がほぼ決まってしまうと言われているほどの実力主義です。
小学校5年生から、進路に応じて進学先が変わります。
元は職人を目指すための学校だったハウプトシューレ(基幹学校)は、現在では外国人生徒の受け皿となっています。
ハウプトシューレの卒業資格では大学に行くことはできません。
15歳で卒業した後は職業学校に通います。
事務職や専門職を目指す場合はレアルシューレ(実科学校)へ通います。
卒業後は専門学校に通います。大学へ行くエリートコースはギムナジウム(進学校)と呼ばれています。
ギムナジウムは授業が厳しく、3~4割の生徒が留年またはランクを下げた学校への転出となります。
このほかに、進路がまだ選べない場合は、13年間の一貫校であるゲザムトシューレ(総合学校)やシュタイナー学校という選択肢もあります。
将来の事を考え、ドイツ語ができない外国人という立場であっても基幹学校は学習内容が簡単すぎるため、日本人家庭は選択しないという傾向があります。
現状の基幹学校はインターナショナルな校風というわけではなく、難民で教育を受けられなかった子どもたちが学ぶ場となっています。
学費については、ドイツは外国人であっても公立の学校は小学校から大学院まですべて無料です。
授業料だけでなく、文房具や給食費などすべてが無料です。
インターナショナルスクール
ミュンヘンにあるインターナショナルスクールはアメリカの教育制度やIBを採用している学校が多いです。
年間€10,000~€25,000(約1,470,000万円~3,675,000円)ほどの費用が掛かります。
授業は英語で行われますが、ドイツ語の授業もあります。
英語が分からない生徒でも、英語の補習クラスがあり手厚く対応してくれます。
お子さんが小学5年生以上でドイツ語ができない場合は、日本人学校かインターナショナルスクールに通わせる場合が多いようです。
ミュンヘン日本語補習授業校の生徒数
学年ごとの詳細な生徒数は不明ですが、約150名ほどが在籍しています。
- 幼稚部が約20名
- 小学校1~3年生は1クラス15名程度が2~3クラス
- 4年生以上は人数が減り1クラスのみ
です。
人数が極端に少ない年もあり、その場合は複式学級になります。
ミュンヘン日本語補習授業校の特徴は?
借用校である
ミュンヘン日本語補習授業校は借用校(校舎を別の学校から借りて運営する形態)であるため、校舎の使用に関するルールがいくつもあります。
掲示物に触らない、校舎を汚さないなど基本的な内容ですが、守れない場合は校舎の借用ができなくなってしまうため、必ず守る必要があります。
何度注意をしてもルールを守れない場合は退学となります。
授業は年間35回
授業回数は年間で35回で、他の補習校より少し少ないです。
補習授業校で行われる授業は国語・算数・社会です。
日本語力を維持し、日本文化や習慣を学ぶための場として運営されています。
平日は現地校かインターナショナルスクールに登校しています。
そのためか、両親とも日本人という家庭は2割ほどで、ドイツ人と日本人のミックスのお子さんが多く通っています。
ドイツだけでなく、フランスなど他の国のミックスのお子さんも通われています。また、長期滞在または永住予定のお子さんが多い傾向があります。
図書館が充実
ミュンヘン日本語補習授業校には図書室があり、生徒はもちろん、その保護者も追加料金なしで利用できます。
近隣に住む方(卒業生とその保護者など)も外部会員になることで図書室が利用できます。
外部会員は年間€20(約3000円)の年会費がかかります。
普段はドイツ語に囲まれた生活をするわけですが、母語に触れる時間があるととてもリラックスできます。ぜひ利用してみたいですね。
ミュンヘン日本語補習授業校の学費、生徒数などのまとめ
ミュンヘン日本語補習授業校の会費は、年間に約21万円かかります。
生徒数は150名程度ですが、学年が上がると人数が減り、複式学級になる場合があります。
保護者も利用できる図書室があり、更に余談ではありますが、徒歩5分ほどの場所には日本食材店もあるため、とても利便性が高いです。
平日は現地校またはインターナショナルスクールに、土曜日は補習授業校にと、子どもたちは大変かもしれませんが、その分沢山の良い思い出を作る事ができるのではないでしょうか。