トロント補習授業校の評判口コミは?学費や生徒数など詳しく解説
トロント補習授業校ってどんな学校なんだろう?
学費や生徒数、実際の評判を知りたい!
ヨーロッパの補習授業校で講師をしていたHinakoです。
約6年間中高生を対象に指導をしてきました。
トロント補習授業校は、カナダのトロントにある日本語補習校ですね。
この記事では、駐在や海外移住でトロント補習授業校を検討しているお子さんとご家庭に向けて、気になる学費や学校の様子、評判口コミなどを詳しく紹介します。
\海外での家庭学習、どうする?/
海外での学校生活は、日本では体験できない学び方やコミュニケーション経験ができる良さがありますよね。
一方で、日本との違いやギャップに戸惑い悩むお子さん・ご家庭も多いのではないでしょうか?
「補習校や塾だけでは学力が心配」
「補習校には通うのが難しい」
「帰国後の受験対策をしておきたい」
「日本の学習指導要領に合った勉強をさせたい」
このようなご家庭におすすめなのが、海外子女に対応しているオンライン学習のすららです。
自宅のパソコンやタブレットで学習できるすららは、海外在住の生徒さんも多く、世界中の日本人学校でも採用されている実績のある教材です。
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など、お子さんの学力や特性に合わせて楽しく学習できるのが最大の良さですね。
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「帰国前から準備しておけばよかった…」とならないためにも、まずはすらら公式サイトをチェックしておきましょう!
トロント補習授業校の基本情報
学校名 | トロント補習授業校 |
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学校所在地 | カナダ・トロント |
対象学年 | 幼稚部~高校3年生 |
創立年 | 1973年 |
公式サイト | http://torontohoshuko.ca/ |
トロント補習授業校の評判口コミ
夫の海外赴任のため家族帯同でカナダに滞在しました。
子供の日本語、学習維持のためトロント補修授業校に入学いたしました。
実際に通って良かった点は、海外生活の中で同学年の日本人の子と遊ぶ機会に恵まれ、日本語維持に多いに役立ちました。
読書を奨励しており、100冊日本の本を読むと校長先生から表彰状を貰えました。
また、漢検を学校で受けれる点も良かったです。
不満点はどうしても授業日数に限りがあるので国語、算数、生活科以外の授業体験がしにくいことです。
学校行事では運動会やありがとう発表会など、親が参観できる行事も多くありました。
大変お世話になった学校です。
(小1〜2在籍の保護者、独自アンケートより)
トロント補習授業校の学費・費用
※2022年度の場合
※日本円は2022年10月のレート(1カナダドル=105円)で計算
全学年共通の費用
入学金 | $250 (約26,300円) |
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管理運営費 | 商工会登録会員:年額 $420(約44,100円) 非商工会登録会員:年額 $582(約61,100円) 教職員:年額 $444(約46,600円) |
校舎消毒費用特別負担金 | 月額$5(約525円)/人 (年額 $55/人、約5,800円) |
幼稚部
授業料 | 月額 $112(約11,800円) (年額11か月分 $1,232(約129,400円)) |
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教材費 | 学期ごとに $50(約5,300円) (年額 $150(約15,900円)) |
小学部
授業料 | 月額 $97(約10,185円) (年額11か月分 $1,067(約112,000円)) |
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教材費 | 学期ごとに $108(約11,300円) (年額 $324(約34,000円)) |
中学部
授業料 | 月額 $104(約10,900円) (年額11か月分 $1,144(約120,100円)) |
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教材費 | 学期ごとに $50(約5,300円) (年額 $150(約15,900円)) |
高等部
授業料 | 月額 $192(約20,200円) (年額11か月分 $2,112(約221,800円)) |
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教材費 | 学期ごとに$50(約5,300円) (年額 $150(約15,900円)) |
スクールバスはありませんが、カナダの法律を勘案し、必ず親が学校まで子どもを送迎してください。
トロント補習授業校と周辺の学校事情
補習授業校以外の在外教育施設
トロント周辺にはトロント補習授業校以外に、日本語で授業を行う学校がいくつかありますが、いずれも全日制ではありません。
両親のうち少なくともどちらかが日本語を母語とし、カナダに永住する予定の子弟向けのがっこうとして、
- 日加学園
- 日修学院
- トロント国語教室
- 森のまち日本語学校
- さくら日本語学校
- キングストン日本語学校
があります。
また、家庭で使用している言語が日本語以外の方向けの学校として、
- トロント日本語学校
- ヘリテージ日本語学校
があります。
費用はどの学校も年間$1200(約126,000円)前後です。
補習授業校は、一時的に(数年単位で)海外で生活する子どもたちのために、本帰国後に学校に適応するための学力を身に付けることを目的とした教育施設です。
一方上記で紹介した学校は日本語承継学校と呼ばれ、帰国予定はないものの、日本のルーツを持つ子供が日本語や日本の文化を学ぶための学校です。
家庭での言語環境や、滞在期間に応じて学校を選びましょう。
現地校
カナダで暮らす場合、ほとんどの在外子女は平日は現地校、土曜日は補習校に通うことになります。
カナダは州の権限が強いため、週ごとに教育制度や方針が違います。
カナダの公用語は英語とフランス語です。
そのため、フランス語が母語の人のためのフレンチスクールと、フランス語以外が母語の人のためのイングリッシュスクールがあります。
更に宗教でも学校が分けられており、洗礼を受けたカソリック信者だけに入学許可が出る学校があります。
日本人の場合は非カソリックのイングリッシュスクールを選ぶ事になる場合が多いです。
学費は、永住権を持っているまたは労働許可をとっている親の子どもは無料です。
スクールバスも無料で利用できます。
学校を選ぶ際は、英語が母語でない子供が多く、非英語話者のための補修クラスのある学校を選ぶと良いです。
インターナショナルスクール
国際都市のトロントには数多くのインターナショナルスクール(通学制)やボーディングスクール(全寮制)があります。
カリキュラムも人気のIB(インターナショナルバカロレア)コースの他に、カナダのカリキュラムに則ったもの、アメリカのカリキュラムに則ったものと様々です。
通学の場合の費用は年間約$30,000(約3,150,000円)、全寮制の場合は年間約$65,000(約6,825,000円)ほどかかります。
トロント補習授業校の生徒数
学年ごとの詳細な生徒数は不明ですが、約570名が在籍しています。
- 幼稚部:88名
- 小学部:346名
- 中学部:95名
- 高等部:42名
(2014年4月現在)
トロント補習授業校の特徴は?
国語以外の授業も受けられる
海外にある補習校の多くが国語のみ、もしくは国語と算数・数学のみの授業ですが、トロント補習授業校は国語・算数(数学)の他に
- 小学部低学年は生活科
- 中学年以上は理科と社会
の授業があります。(高等部は国語と数学のみ)
授業数は
- 小学部低学年:国語3コマ・算数2コマ・生活科1コマ
- 中学年と高学年:国語2コマ・算数2コマ・社会1コマ・理科1コマ
- 中学部:国語2.5コマ・数学2.5コマ・社会1コマ・理科1コマ
で、1コマの授業時間は45分です。
科目が多いため宿題も多く大変ですが、その分帰国後のギャップは少なくなります。
国語力向上を目指した取り組みが充実
トロント補習授業校では、生徒の国語力を向上させるための様々な取り組みがなされています。
具体的には、
- 読書数の記録と表彰
- 全校一斉漢字まとめテストの実施
- 海外子女文芸作品コンクールへの応募
- 夏休み課題とその発表
- 作文・意見交換会の実施
などですね。
年間を通して漢字や作文、音読の指導が行われており、土曜のみの開校ではありますが、各家庭と連携して成果を上げています。
高等部が設置されている
補習校は世界中に230校ほどありますが、その中でも高等部まで設置されているのは約25%ほどです。
高等部では1コマ90分で3コマ授業を行っており、そのうち2コマは必修国語、もう1コマは1年生は数学、2年生からは数学と小論文を選択する形になっています。
生徒が帰国し高校や大学に進学する場合でも、カナダに残り進学する場合でも、どちらのニーズにも対応できるように、柔軟に指導・支援を行っています。
トロント補習授業校の学費、生徒数などのまとめ
トロント補習授業校の学費は幼稚部~中学部は年間約20万円ほど、高等部では年間約28万円ほどかかります。
生徒数は全校で600名弱と補習校にしては大規模な学校といえます。
基礎学力向上のための様々な取り組みが進められており、学習科目も国語・算数(数学)・理科・社会と多岐にわたっているため、帰国後に日本の学校に適応するための学力が維持できそうです。
年間40日ほどの通学ですが、実りの多い補習校生活になりそうですね。