幼児ポピーとこどもちゃれんじで迷っているけど、どっちがいいんだろう?
元小学校教員・幼児教室講師として指導経験があるまつもとです。
中でも幼児ポピーとこどもちゃれんじは、長年幼児向けの教材を作っている2大教材ですね。
スポンジのようになんでも吸収できる幼児期だからこそ「子どもの能力を伸ばしてあげたい!」と考えているお母さんは多いのではないでしょうか?
どちらの教材もよくできているので迷いますが、大切なのは「あなたのお子さんに合う教材で学習すること」です。
そこでこの記事では、あなたのお子さんに合った教材を選ぶために、幼児ポピーとこどもちゃれんじを年齢ごとに比較してみました。
幼児ポピーとこどもちゃれんじは、
とそれぞれ同じ幼児向け通信教育でありながら、学びのアプローチ方法や親子の関わり方に違いがあります。
お子さんに合った教材を使うことでより可能性を伸ばすことができますが、合わない教材を無理して使い続けると「できない、難しい」と苦手意識を持ってしまうこともあります。
月刊幼児ポピーとこどもちゃれんじの基本情報
月刊ポピー | こどもちゃれんじ | |
運営会社 | 新学社 | ベネッセ |
創立年 | 1973年 | 1955年 |
対応学年 | 幼児〜中学生 | 幼児〜高校生 |
学習方法 | 冊子で学ぶ | 冊子・DVD・付録などで学ぶ |
幼児ポピーとこどもちゃれんじの大きな違いは、学習する方法・教材です。
幼児ポピーは、幼児のうちに身につけたい力を1〜2冊の本を中心として学んでいきます。
工作や体を動かす教材もありますが、本のみのシンプルなつくりが特長ですね。
こどもちゃれんじは、
- ワーク
- 絵本
- DVD
- エデュトイ
の4つが毎月届きます。
ワークとDVD・エデュトイは内容が連携しているので、お子さんは遊びながら学べるように教材が作られているのが特長です。
では年齢ごとに詳しく学習内容を比べてみましょう。
幼児ポピーとこどもちゃれんじ 年少の教材で比較
幼児ポピー | 「きいどり」ちえ・かず・かたち・こうさく・ことば・もじ・おはなし |
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こどもちゃれんじ | 「ほっぷ」ひらがなや数、通園のマナーなどを学習できる |
幼児ポピーの年少教材は、「きいどり」という1冊の本が毎月届きます。
工作や迷路などの手先を使う教材が多く、脳の活性化や思考力の育成を目指した作りになっています。
また寝る前の読み聞かせにちょうどいい量のお話も載っているので、親子で一緒に楽しみながら学習を進めることができますね。
こどもちゃれんじでは、より実生活に合わせた教材の作りになっています。
例えば、幼稚園や保育園でのお友達との関わり方をDVDで学んだり、ひらがなや数字を書くことを意識した運筆練習などですね。
特にDVDはキャラクターのしまじろうに夢中になる子が多く、お子さんがDVDを見ている間に家事をするのに役立つというお母さんの声がたくさんあります。
幼児ポピーとこどもちゃれんじ 年中の教材で比較
幼児ポピー | 「あかどり」ちえ・ことば・もじ・かず・しぜん・しゃかい・せいかつ |
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こどもちゃれんじ | 「すてっぷ」ひらがな・カタカナ・数・論理・時計・自然・生き物・社会性・英語 |
幼児ポピーの年中教材「あかどり」からは
- わぁくん(自然や社会、生活について学ぶ)
- ドリるん(数や文字について学ぶ)
の2冊セットになります。
社会性が身についてくる時期なので、身の回りの生活や小学校を意識した内容も入っていきますね。
特に季節に合わせた生き物や自然を紹介する教材があります。
忙しい子育ての中ではなかなか意識して季節感を教えることは難しいですが、ポピーだと季節に合わせて学ぶきっかけを作ってくれるので安心です。
こどもちゃれんじは、年中から早くもカタカナの学習が入ってきます。
小学校では1年生の2学期ごろに学習するので年中さんで触れるのは早めですね。
DVDでは電車や食事のマナーなども紹介されています。普段の生活でのしつけの面でも親子をサポートしてくれる作りですね。
ポピーもこどもちゃれんじも、ひらがなのなぞり書きが年中教材では始まります。
幼児ポピーとこどもちゃれんじ 年長の教材で比較
幼児ポピー | 「あおどり」ちえ・ことば・もじ・かず・しぜん・しゃかい・からだ・しつけ |
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こどもちゃれんじ | 「じゃんぷ」小学校入学に必要な習慣や知識を身につける |
幼児ポピーの年長コースは、1年を通じて小学校入学までに必要な
- 思考力
- 生活力
- 国語や算数の力
などをバランスよくつけていく教材の作りになっています。
年中の「あかどり」と同じ2冊セットなので、それまでと同じような形式でコツコツ力をつけていくことができますね。
ひらがなの練習や簡単な足し算なども学習できるだけでなく、語彙力や靴紐の結び方などを丁寧に学べる印象です。
年中に比べれば学ぶ内容はもちろん増えていますが、無理なく力をつけていけそうですね。
逆に具体的な小学校生活に直結するような内容はこどもちゃれんじの方が多いです。
「小学校のルールやマナーまでしっかりと学ばせたい」のであれば、こどもちゃれんじの方が教材は豊富ですね。
小学校への入学をワクワクさせてくれるような付録やDVDになっているので、期待を高めつつ学習を進めることができるでしょう。
「机に向かって勉強をする」というのを意識させる教材が多いので、上手に活用できればスムーズな小学校生活をサポートしてくれるかもしれませんね。
特に10月からは「1年生準備スタートボックス」も届き、一足早く1年生気分を味わうことができますよ。
ただかなり付録や教材の量が多いので、少し親が見てしっかり管理してあげた方がいいかもしれません。
幼児ポピーとこどもちゃれんじ 月額料金で比較
幼児ポピー | 月額1,425円〜1,500円(税込) |
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こどもちゃれんじ | 月額2,460円〜3,290円(税込) |
月額料金は幼児ポピーの方が安いですね。
幼児ポピーは教材がシンプルということもあり、価格も安くてシンプルな設定なのが魅力ですね。
こどもちゃれんじはDVDや付録がある分、ポピーと比べるとやや高めな印象です。
どちらの教材も一括払いか月払いかによっても支払い金額が変わるため、費用を抑えたければ12ヶ月一括払いの方が安くなります。
ただ興味が移りやすい幼児の時期に1年分の契約は、ちょっと不安もありますよね。
数ヶ月のお試しであれば、毎月払いの方が安心かもしれません。
幼児ポピーとこどもちゃれんじ、結局どっちを選べばいいの?
ここまで幼児ポピーとこどもちゃれんじについて比較してきましたが、気になるのは「結局うちの子はどちらを選べばいいの?」ということですよね。
そこで、おすすめしたいお子さんのタイプをまとめてみました。
幼児ポピーはこんな子におすすめ
- 余計な付録はいらない
- できるだけ費用は抑えたい
- 親子で一緒にコミュニケーションをとりたい
- マイペースに学習をしたい
- 思考力や好奇心などの力をつけてあげたい
こどもちゃれんじはこんな子におすすめ
- DVDや付録で楽しく学ばせたい
- しまじろうに興味を持っている
- 10分でも子どもが1人で遊んでくれているとうれしい
- ワクワクしながらたくさん学習したい
- 幼稚園や小学校で困らないマナーやルールを身に付けたい
あなたのお子さんはどちらのタイプでしょうか?
教材が決まった方はもちろん、比べてもどうしても迷うという方も、一度資料請求をしてお子さんとの相性をじっくりと確認するのがおすすめです。
無料でちょっとしたお試しもできるので、より実際に使ってみた感じもわかりますし、2社とも資料があればお子さんがどちらに興味を示すかもわかりやすいですよね。