中学生向けの英語に強い通信教育やタブレット学習ってどんなものがあるのかな?
しっかり比較してうちの子に合った教材を選びたい!
教員や塾講師として約7年の指導経験があるまつもとです。
中学校の教科の中でも、英語は特に大切となる主要教科ですね。
またグローバル化が進む現代において、テストの点数だけでなく実際に使える英語を学んでいくことがとても重要です。
そんな環境の中で
「学校の授業だけでは不十分な気がする」
「なかなか英語の点数が上がらない、苦手」
というお子さんを持つご家庭も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、学習効果が高く楽しみながら英語を学べる通信教育・タブレット学習のおすすめ教材5選をご紹介します。
中学生向け英語に強い通信教育・タブレット学習6選
進研ゼミ中学講座
運営会社 | ベネッセコーポレーション |
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対象学年 | 中学1年生〜中学3年生 (幼児、小学講座、高校講座もあり) |
対象教科 | 国語/数学/理科/社会/英語/+実技科目も含めた全9教科 |
対応機器 | チャレンジパッド(進研ゼミ専用タブレット) |
料金 | 月額6,990円〜(税込、学年・支払い方法によって異なる) |
- 通っている中学校のテストに合わせて効率よく勉強したい
- 楽しみながら学習習慣を付けたい
- 自分の英語レベルに合わせて英語力を伸ばしたい
- 英語以外の教科も一緒に学びたい
中学生の通信教育の代表とも言えるほど有名な進研ゼミ中学講座。
英語だけでなく、実技教科も含めた全9教科を1つの専用タブレットで学習できるのも魅力ですね。
進研ゼミの英語のカリキュラムは、英語4技能の学習はもちろん英検対策まで対応しています。
特に定期テストに向けた単語や文法などの基礎力作りが得意なので、効率よく日々の授業や定期テストでの点数アップを目指したい子におすすめです。
学習スタイルも2つ用意されていて
- 専用タブレットで学習するハイブリッドスタイル
- 紙のテキストで学習するオリジナルスタイル
から好きな方を選んで学ぶことができるのも進研ゼミならではの魅力ですね。
東進オンライン学校中学部
運営会社 | 株式会社ナガセ |
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対象学年 | 中学1年生〜中学3年生(小学部もあり) |
対象教科 | 国語・数学・理科・社会・英語 |
対応機器 | 自宅のタブレット、パソコン、スマホで利用できる |
料金 | 月額3,278円〜(税込、支払い方法によって異なる) |
- 指導実績のあるプロ講師の授業で成績をあげたい
- 塾ではなくオンラインで学習したい
- わかりやすい映像授業で学力アップしたい
- できるだけ料金は安く抑えたい
東進オンライン学校は、進学塾で有名な東進のプロ講師の映像授業が受けられるオンライン学習です。
特に英語の授業は、東進に所属するプロのネイティブ講師と日本語講師の2人がやり取りをしながら授業を進めていくので、とてもわかりやすくて人気が高いです。
ネイティブ講師のニック先生は、英語系YouTuberとしても有名。日本語と英語を交えながらわかりやすく軽快に進んでいく授業が大きな魅力です。
また授業内では文法や単語などの基礎に加えて
- シャドウイング
- リスニング
などの実践的な英語のアウトプットの機会もあるのもいいですね。
毎回の授業後の確認テストや月例テストもあるので、しっかり理解できているかを確認しながら学習を進めていくことができます。
さらに5教科全ての学習ができて月3,278円〜(税込)という料金の安さも魅力です。
スタディサプリ
運営会社 | リクルート |
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対象学年 | 小学1年生〜高校3年生 |
対象教科 | 国語/数学/理科/社会/英語 |
対応機器 | 自宅のタブレット、パソコン、スマホで利用できる |
料金 | 月額1,815円〜(税込) |
- 塾並の質が高い授業で面白い先生に教えてもらいたい
- できるだけ費用をかけずに英語学習をしたい
- 学年に関係なく先取り学習や復習をしたい
- 学習を見守ってくれるコーチが欲しい
スタディサプリは、小学生から高校生の内容までの映像授業約4万本が見放題のタブレット学習です。
1回の授業が10〜15分程度と短いので、通学時間や空いた時間などでスマホでサクッと学習できるのが便利ですね。
英語の授業は、
- 教科書や定期テスト対策(学年ごと)
- 高校受験対策(都道府県別)
の大きく2つの映像授業が用意されていて、無料でダウンロードできるテキストを使いながら学習を進めることができます。
特に高校受験対策講座は都道府県ごとに分かれているので、お子さんの志望校に合わせた受験勉強ができるのもいいですね。
また中学講座では学習コーチによるサポートが受けられる個別指導コースも用意されています。
- 自分で定期テストに向けた勉強ができない
- どうやって学習計画を立てたらいいかわからない
- 1人だとついサボってしまう
というお子さんを週1でフォローしながら学習の伴走をしてくれるのが心強いですね。
Z会の通信教育
運営会社 | 株式会社Z会ホールディングス |
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学年 | 中学1年生〜中学3年生(幼児、小学生コースもあり) |
教科 | 国語/数学/理科/社会/英語の5教科 |
料金 | 月額8,115円〜(税込、学年・支払い方法によって異なる) |
- 難関校と呼ばれる高校への合格を目指している
- 定期テストで学年トップ10位以内に入りたい
- 子供が使えるiPadがある、もしくは専用タブレットを購入予定
Z会の通信教育は、教科書の内容に加えて応用問題や思考力を問う問題が多めのハイレベルな通信教育です。
英語のカリキュラムは、
- 英語4技能の学習
- 定期テスト対策
- 英検対策
- 英語コミュニケーション力の測定
とベースとなる4技能から英検対策まで幅広く高い英語力をつけることを目的とした教材になっています。
AIを使ったスピーキング練習や外国人講師とのオンライン英会話も追加料金なしで利用でき、アウトプットの機会も多いのがいいですね。
特に英語でのコミュニケーション力を計れるのがZ会ならでは。
英語能力判定テストCASEC(キャセック)を使って、自分ではわかりにくい英語のコミュニケーション力を可視化することができます。
中学生のうちに英検準2級レベル(高校1年生相当)の英語力を身に付けたい子におすすめです。
Z会アステリア
運営会社 | 株式会社Z会ホールディングス |
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対象学年 | 英検4級相当以上の小学生(高学年)〜中高生 |
対象教科 | 英語のみ |
対応機器 | 所定のiPad、Z会専用タブレットが利用可能 |
料金 | 月額2,992円〜(税込) |
- ある程度の英語力はあるのでもっと伸ばしたい
- 授業ではやらない実践的な英会話力をつけたい
- 英語のみに特化したハイレベルな教材を探している
Z会アステリアは、先に紹介したZ会の通信教育が提供する英語に特化したオンライン学習教材です。
特に英検対策は4級〜準1級までが対応となっていて、中学生向けの英語学習教材としてはハイレベルなカリキュラムになっているのが特徴ですね。
Z会専用タブレットやiPadを利用したタブレット学習で、
- オンライン英会話レッスン
- 英作文の添削指導
- AIスピーキング機能
などAIと人の指導をうまく組み合わせてしっかりと4技能を伸ばしていくことができます。
教材内容も実際の生活で使えるような場面を想定したものが多く
- メールや手紙を書く(ライティング)
- アナウンスの聞き取り(リスニング)
- 説明文や物語文を読んで質問に答える(リーディング)
- 学校やお店などを想定したAIとの会話練習(スピーキング)
など、かなり実践的な内容になっています。
また今の学年に関係なく自分の理解度に合わせてどんどん進めていけるのも、Z会アステリアならではのメリットです。
すらら
運営会社 | 株式会社すらら |
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対象学年 | 小学生・中学生・高校生の無学年学習 |
対象教科 | 国語/数学/理科/社会/英語 |
対応機器 | 自宅のタブレットやパソコンで利用できる |
料金 | 入会金7,700円〜(税込) 月額8,228円〜(税込) |
- 勉強が嫌い、苦手だ
- 学年に関係なく先取り学習や復習がしたい
- ゲーム感覚で楽しく英語を学びたい
- 発達障害や不登校などに合わせたフォローをしてほしい
すららは、学年を超えてお子さんの学力に合った勉強ができるタブレット学習です。
小学生から高校生までの5教科全ての内容が、今のお子さんの学年に関係なく学べる無学年学習を採用していて、自由に先取り学習や復習ができるのが大きな魅力です。
またゲーム感覚で楽しみながら学習できるので、特に勉強嫌いの子や集中力が続かない子でも無理なく学べるのがメリットですね。
英語の学習でも、
- キャラクターとの相互コミュニケーションをしながらの単語・文法学習
- スモールステップで英作文を自分で作る学習
などを通じて、積極的にアウトプットする機会があるのが特徴です。
英検5級〜2級までの英検対策にも対応しているので、英語の基礎から実践的な力までしっかりつけられるのがいいですね。
中学生向けの英語の強い通信教育・タブレット学習の選び方
目指す英語力をつけられる教材になっているか
「中学生のための英語教材」といっても、目的や目指す英語力によって各社教材のカリキュラムや学習方法は様々です。
- 学校の英語の授業についていけるようにしたい
- 難関高合格のために高い英語力をつけたい
- 英検やTOEICなどの合格を目指している
- 将来高校留学や大学留学を検討している
など、まずはお子さんの英語力を伸ばす目的をはっきりさせた上で、それに合わせた教材を選ぶことが大切です。
特に学校の授業や定期テスト、高校受験対策としての英語学習であれば、英語の4技能(話す・聞く・書く・読む)をバランスよく鍛えられる教材が理想的ですね。
教科書に合わせて学べる英語教材であれば、無理なく授業の復習や予習に活用することもできます。
また英検の合格を目指す場合、試験問題に合わせた対策や面接対策などができる教材だとより効率よく英語学習をすることができますね。
発音や英作文など、英語のアウトプットの機会があるか
英語の学習において、アウトプットの機会は非常に重要です。
特に発音や自分で英文を考えて話すなどの英会話に必要な英語スキル向上には、やはり実際のコミュニケーションが必要です。
ただしまだ中学生になってから英語学習を始めたばかりの子にとっては、いきなり英語で会話するのはハードルがかなり高いです(大人でもそうですね)
中学生向け英語教材の中には、AIを使った発音トレーニングや会話練習など、実際に英語を話す機会が用意されているものをまずは選んでみましょう。
会話相手はAIなので、発音や文法のミスも的確にアドバイスしてくれますし、何よりどんどん間違えても大丈夫なので英語を話すことへの抵抗を和らげながら自信と知識をつけることができますね。
またある程度英会話での経験がある子や「英語で外国の方と話したい!」という意欲がある子であれば、オンライン英会話の機会を作ってあげるのもおすすめです。
オンライン英会話では、AIではカバーしきれないナチュラルな会話を通じて、自然な会話の間や発音、フレーズを身につけることができるのがメリットですね。
英語でのアウトプットをする上で大切なのが
「英語で話せた!」
「ちゃんと伝わった!」
という成功体験を得ることができます。
お子さんにとって大きな自信になる上、英語学習に対するモチベーションをさらに高めてくれますね。
スマホやタブレットなど、使いやすい端末で学習できるか
英語の通信教育やタブレット学習を選ぶ時に必ず確認したいのが、対応機種や端末です。
ご自宅にあるスマホやタブレット、パソコンなどが対応しているかを、事前に確認しておきましょう。
通信教育の中には「タブレットでは使えるけどパソコンは対応していない」「スマホでは利用できない」という教材もあります。
お子さんのライフスタイルや学習環境に合わせた教材が選べるといいですね。
最低3ヶ月は継続できそうか
英語学習に限らずですが、新しい学習習慣を作って効果を感じるにはある程度の時間がかかります。
最低でも3ヶ月は継続して学習できそうかを教材選びの基準の1つにしてみましょう。
3ヶ月という期間は、無理なく英語学習のリズムを作るのにちょうど良い長さですし、英語力の向上や効果が実感しやすい期間でもあります。
また続けやすさを考える時には、料金の面も無視できません。
家計に優しい料金設定の教材であれば、長期間の学習を続けやすくなりますね。
高すぎる料金だともしお子さんと教材が合わなかった時に「こんなに高いお金を払っているのに」「今辞めたらもったいない」という気持ちに親もなりがちです。
不要なプレッシャーを与えて英語嫌いになるのも避けたいですよね。
中学生向けの通信教育やタブレット学習の場合、1ヶ月あたりの料金相場は約2,000円から1万円程度です。
最低3ヶ月継続することを念頭に置き、お子さんに合った家計にも優しい教材を選ぶことで、英語学習を長く続ける基盤を作ってあげることが大切です。
必ず2社以上のサービスを試して比較する
英語学習の教材は、必ず複数のサービスを実際に試して比較した上で選んでみましょう。
少なくとも2社以上の通信教育やタブレット学習のサービスを実際に試すことで、
- 各サービスの学習内容の質
- 使いやすさ
- サポート体制
などをより具体的に比較検討することができます。
またお子さんと一緒に資料を見たり試したりしてから自分で決めることで、より継続しやすくなる効果もあります。
まずは英語に強い通信教育・タブレット学習を試してみよう
中学生向けの英語に強い通信教育・タブレット学習について、おすすめ教材や選び方などを詳しくご紹介しました。
より英語学習を楽しく、しっかり英語力アップをするためには「お子さんに合った英語教材でしっかり続けられるかどうか」が大切ですね。
今回ご紹介した通信教育・タブレット学習は、すべて無料の資料請求やお試し体験をすることができます。
ただし学期末や定期テスト前などの混み合う時期だと、資料や教材到着までに時間がかかることも。
お得なキャンペーンをしていることもあるので、気になった今のタイミングで、まずは各社公式サイトをチェックしておきましょう!