中学生の教材で、タブレット学習のすららと中学ポピーで迷っている。
うちの子にはどっちがいいんだろう?
教員や塾講師として約7年の指導経験があるまつもとです。
すららとポピーはどちらも実績と利用しているお子さんも多い通信教育ですね。
そこでこの記事では、タブレット学習のすららと中学ポピーの違いについて5項目にわたってしっかり比較してご紹介します。
タブレット学習のすららの基本情報
運営会社 | 株式会社すらら |
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学年 | 小学生・中学生・高校生の無学年学習 |
教科 | 国語/数学/理科/社会/英語 |
料金 | 入会金7,700円〜(税込) 月額8,228円〜(税込) |
- 学習習慣がなく学校の授業がわからない
- ゲーム感覚で楽しく学力と学習習慣をつけたい
- 不登校、欠席が多い
- プロ講師にいつでも質問や相談をしたい
中学ポピーの基本情報
運営会社 | 株式会社 進学社 |
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学年 | 中学1年生〜中学3年生(幼児、小学生もあり) |
教科 | 国語/数学/理科/社会/英語 |
料金 | 月額4,980円〜(税込、学年によって料金が異なる) |
- 紙のテキストで学習したい
- 学校の教科書に合わせて予習復習がしたい
- できれば月額料金は抑えたい
タブレット学習のすららと中学ポピーを5項目で比較
すららと中学ポピーについて、
- 教材の内容
- 専用タブレット
- 定期テストや受験対策
- 学習サポートの充実度
- 料金
の5つの項目で比較しながらご紹介していきます。
教材の内容は?
すらら | ・1回15分〜、主要5教科に対応 ・学年を超えてお子さんにあったペースで学習ができる。 |
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中学ポピー | ・1回10分〜、実技も含めた9教科に対応 ・教科書に合わせて学習できる |
すららも中学ポピーも、1回あたりの授業時間は短めに設定されています。
あまり家での学習習慣がついていない子でも集中しやすい時間なのがいいですね。
すららは数学・国語・英語・理科・社会の5教科の学習をタブレット1つで学習することができます。
また一番の特長が、無学年学習という学習方式を採用していること。
無学年学習って何?
今のお子さんの学年を超えて復習や先取り学習ができる方法ですね。
一般的には学年ごとに学習内容が決まっていて、前の学年の内容がすべて理解している前提で授業は進んでいきます。
ただ1クラスに30人いたら理解度も30人それぞれ違うのは当たり前。
すららは学年ではなく、一人一人の理解度や特性に合わせてしっかり必要な学力がつけられるように無学年学習を採用しています。
「中学生なのに実は小学生の内容が分かってないみたい」
「中3だけど中1の内容から復習し直したい」
というお子さんに特に利用しやすい教材ですね。
中学ポピーは、すららとは反対で教科書に合わせた教材が毎月自宅に届く「教科書準拠」の通信教育です。
主要5教科に加えて実技教科の教材もあるので、内申点対策としても利用できるのがいいですね。
お子さんが学校で使っている教科書に合わせたポピーのテキストが届くので、学校の授業進度に合わせて復習や予習ができるのがメリットです。
また学校によっては行事などで学習内容が前後する場合もありますが、授業進度に合わせて教材調整してくれるサービスも用意されています。
学年を超えてお子さんのペースで進めるならすらら、教科書に合わせて進めるなら中学ポピーが使いやすそうですね。
学習スタイルは?
すらら | ・自宅のパソコンやタブレットで学習 ・Mac、Windows、Chrome Bookなど幅広く対応 |
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中学ポピー | ・紙のテキストで学習 ・会員限定の動画やリスニング音声が利用できる |
すららと中学ポピーは、学習スタイルも大きく違います。
すららは、タブレットやパソコンで学習を進めるオンライン学習です。
自宅にインターネットに繋がっているタブレットやパソコンがあれば、ほとんどの機器で対応できます。
(スマホは画面が小さく学習しにくいため、おすすめしません)
また学習に必要なまとめプリントも、会員専用画面から無料でダウンロードすることができるため、印刷して書き込みながら勉強するのがおすすめです。
もし印刷ができない場合でも、すらら専用ノートを用意して自分で書き込むのもOK。
具体的にノートの取り方も説明ガイドがあるので、よりお子さんも学習しやすいでしょう。
中学ポピーは、紙のテキストを中心に学習を進めていきます。すららとは学習スタイルも真逆ですね。
学校と同じように紙と鉛筆があればすぐに学習できるので、自宅にお子さんが使えるタブレットやパソコンがない家庭は利用しやすいでしょう。
またテキストのサポート教材として、会員専用の動画やリスニング音声も利用することができます。
特に英語の発音や、わかりにくい数学の図形問題などは動画や音声の方が理解しやすいですよね。
紙のテキストと合わせて上手に活用していくのがおすすめです。
定期テストや受験対策は?
すらら | ・お子さんの理解度に合わせた学習設計とサポートで、結果的に点数アップや志望校合格につながっている |
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中学ポピー | ・テスト時期に合わせて予想問題や暗記ブックが届く ・中1の教材から入試問題を解くことができる |
中学生の学習面で一番気になるのが、定期テストや高校受験に必要な学力がつけらえるかどうかではないでしょうか?
実はすららは、テストや受験用の対策教材などは用意されていません。
すららは「子供の学力や特性に合わせた学習をして子供の可能性を最大限のばす」ための学習設計やサポートなので、定期テストや受験を前提としていないんですね。
ただプロのコーチもついて効率よくお子さんに合った学力を段階的につけることができるので、
- 不登校から志望校に合格できた
- 数学0点から80点台キープできるようになった
など、結果として点数アップや志望校合格といった実績に結びついています。
「テストのための勉強」ではなく「勉強してたら学力がついていた」というのが理想的でいいですね!
一方でしっかり定期テスト対策をしたいのでれば、中学ポピーの方が利用しやすいです。
中学ポピーは、テスト時期に合わせて年2〜4回教材が送られてきます。
- 予想問題集
- 実技の要点
- おぼえるモード(暗記ブック)
など、模擬テストやテスト直前の確認としても使える教材なので、通学中や学校の休み時間などでも活用しやすいですね。
また「定期テスト範囲お知らせサービス」を利用すれば、今まで学習してきたポピーの教材のどこを復習すればいいかがすぐにわかります。
自分の学校の定期テスト範囲を入力すると自動で復習に必要なテキストとページが表示されるので、わざわざ自分で探す手間が省けていいですね。
さらにポピーは中1のテキストから入試問題が含まれているので、今の学力に合わせて無理なく入試に必要な力をつけることができます。
学習サポートの充実度は?
すらら | ・現役塾講師による事前ヒアリングや学習設計 ・電話やLINEで学習や子育ての悩み相談ができる |
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中学ポピー | ・読書や言葉の教材、教育相談・学習相談サービス ・学習支援の会員情報誌がある |
学習サポートの充実度は、すららの方が手厚いですね。
すららには、現役の塾講師がお子さんの学習サポートをする「すららコーチ」というサービスが用意されています。
- 入会後にお子さんの学力や特性をカウンセリング
- カウンセリングを元に学習スケジュールや学習内容を設計
- 定期的に電話やLINEで学習状況を確認
- 生徒の質問対応
- 保護者の質問や悩み対応、お子さんへの適切な声かけをアドバイス
など、オンラインのタブレット学習でありながら塾のような感覚でサポートを受けられるのはすららならではですね。
しかもすららコーチのサポートは月会費に含まれているので、追加料金も一切なく利用できるのもうれしいポイントです。
中学ポピーはすららほどの個別サポートはないものの、教育相談や学習相談ができるサポート窓口が用意されています。
また学年に合わせた読書教材なども無料で送られてくるので、つい後回しにしがちな読書の習慣もつけられるのはうれしいですね。
料金はどちらが安い?
すらら | ・月8,228円〜(税込、受講コースによって異なる) ・入会金7,700円〜(税込) |
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中学ポピー | ・月4,980円〜(税込、支払い方法や学年によって異なる) |
料金は、中学ポピーの方が安いですね。
学年や支払い方法によって料金は多少変わりますが、毎月1万円以下で利用できるので塾に比べるとかなりリーズナブルです。
すららは中学ポピーと比べると料金は上がりますが、先ほど紹介した「すららコーチ」のサポートも全て含まれている価格です。
個別指導塾と同じような仕組みを自宅で受講できる上、小学校から高校の授業内容まで好きなだけ学べることを考えると決して高くはなくお得な料金と言えますね。
迷ったらまずは資料請求をしてみよう
タブレット学習のすららと中学ポピーの違いについて、5項目にわたってしっかり比較してご紹介しました。
それぞれ
と特長が違うので、お子さんに合わせた教材を使うことが大切です。
2社とも無料で資料請求やお試し体験をすることができるので、親子でしっかり教材を確認して最後はお子さん自身が決められるといいですね。
お試し教材や資料が手元に届くまでには、混み合っている時期だと1週間程度かかります。
期間限定のキャンペーンを行っていることもあるので、気になった今のタイミングでまずは公式サイトをチェックしておきましょう!