中学生向け先取り学習ができる通信教育やタブレット学習は何があるんだろう?
教員や塾講師として約7年の指導経験があるまつもとです。
中学校の学習は、定期テストはもちろん高校受験の合否にも関わってくるため「先取り学習でしっかりとテストや受験対策をしたい!」と考えているご家庭も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、中学生が先取り学習したい時に選びたい通信教育・タブレット学習を厳選してご紹介します。
中学生向け先取り学習ができる教材・タブレット学習4選
すらら
運営会社 | 株式会社すらら |
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学年 | 小学生・中学生・高校生の無学年学習 |
教科 | 国語/数学/理科/社会/英語 |
料金(税込) | 入会金7,700円〜11,000円 月額8,228円〜 |
- 勉強が嫌い、苦手
- 学年に関係なく先取り学習や復習がしたい
- 不登校や起立性調節障害などで学校を休みがち
- 発達障害やその傾向に合わせたフォローをしてほしい
すららは、小学生から中学生、高校生の内容まで学年に関係なく学習ができるタブレット学習教材です。
特にゲーム感覚で楽しく夢中になって学習できる教材構成になっているため、勉強嫌いの子や家庭学習の習慣がない子でも継続しやすいのが魅力です。
中でも1番の特徴が、5教科すべてでお子さんの学力や特性に合わせた無学年学習ができること。
中学生の範囲はもちろん、小学生や高校生の範囲まで教科ごとに自由に先取り学習をすることができます。
また先取り学習だけなく、苦手な教科や単元は学年を超えた復習をすることもできるので、バランスよくしっかり学力定着ができるのが大きなメリットですね。
さらにお子さん専任コーチである「すららコーチ」のサポートが手厚く学習をフォローしてくれるのも魅力です。
- お子さんの特性や学力に合わせた学習計画
- 定期的な学習状況の把握、励ましやアドバイス
- LINEやメールでの質問や悩み相談対応
- 不登校や発達障害などに合わせたサポート
など、すべて追加料金なしで利用することができます。
東進オンライン学校
運営会社 | 株式会社ナガセ |
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学年 | 中学1年生〜中学3年生(小学部もあり) |
教科 | 英語/数学/国語/社会/理科(2023年度より5教科) |
料金 | 月額3,278円〜(税込、支払い方法によって異なる) |
- 指導実績のあるプロ講師の授業で成績をあげたい
- 塾ではなくオンラインで家で学習したい
- わかりやすい映像授業で学力アップしたい
- できるだけ料金は安く抑えたい
東進オンライン学校は、進学塾として有名な東進と四谷大塚が提供しているオンライン学習教材です。
プロ講師による映像授業がわかりやすいと人気で、中学生向け講座は東進のプロ講師による授業を確認しながら学習を進めることができます。
また中学部では、どのタイミングで受講スタートをしても中学1年生から中学3年生までの3年間分の単元をすべて利用できるのも大きなメリットです。
学校の授業進度に合わせて自由に学習できるのはもちろん、教科によって先取りや復習をすることができるのも便利ですね。
また毎回授業の最後には確認テストがあったり、月1回の月例テストも実施。
合格点を取らないと「学習完了」とならないので、しっかりと学力が定着しているかを確認しながら学習を進められる仕組みもいいですね。
5教科全ての3学年分の学習ができて、月3,278円〜(税込)という安さも嬉しいポイントです。
スタディサプリ
運営会社 | リクルート |
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学年 | 小学1年生〜中学3年生(個別指導コースは中学生のみ) |
教科 | 国語/数学/理科/社会/英語 |
料金 | 通常コース:月額1,815円〜(税込) 個別指導コース:月額10,780円(税込) |
- 塾並の質が高い授業で面白い先生に教えてもらいたい
- できるだけ費用をかけずにタブレット学習がしたい
- 学習を見守ってくれるコーチが欲しい
スタディサプリ中学講座は、大手リクルートが運営するオンライン学習教材です。
小学校から高校の内容まで約4万本の映像授業が見放題なので、自分が学びたい単元を自由に選んで先取り学習や復習をすることができます。
映像授業は全てプロ講師が担当しているのでとてもわかりやすい上、1回10〜15分程度という短い時間でサクッと学べるのも便利ですね。
また映像授業に加えてお子さんに合った学習コーチングが受けられる個別指導コースも用意されています。
日々の学習はスタディサプリの映像授業を活用しながら進めつつ、学習コーチと一緒に
- 日々の学習計画作成
- 学習の進捗の確認と修正
- 週1回の個別指導(英語・数学のみ)
などのサポートを受けることができます。
サブスタ
運営会社 | 株式会社lean earns |
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対象学年 | 小学1年生〜中学3年生 |
対象教科 | 小学生:国語・算数・理科・社会 中学生:国語・数学・理科・社会・英語 |
対応機器 | 自宅のパソコン・スマホ・タブレットで利用可能 |
料金 | 中学生:月9,800円 小学生+中学生:月11,800円 (すべて税込) |
- 毎日の学習計画を細かく立ててもらいたい
- 家庭学習をする習慣があまりない
- 定期テストに向けて自分に合った学習方法を知りたい
サブスタは、毎月プロの学習アドバイザーがお子さんの学力に合わせた学習計画表を作成してくれるオンライン学習教材です。
学習計画表をもとに会員専用の教材を使って毎日の学習を進めることができるので、特にあまり家庭学習の習慣がない子におすすめです。
またサブスタの教材はどの学年でも中学生の全範囲が学べる無学年学習になっているため、必要に応じて先取りや復習を自由にすることができるのがいいですね。
サブスタの学習は全てプロ講師による映像授業を見ながら進めていきます。
授業動画は10分程度と短めですが、サブスタオリジナル教材と連携した内容になっているので、短時間の学習でも効率的に学習できるようになっています。
またお子さんが使っている教科書や学校の進度に合わせて学習計画を立ててもらえるので、定期テスト対策や受験対策をしたいご家庭にもおすすめです。
中学生が先取り学習をするメリットは?
学校の授業内容をより理解しやすくなる
先取り学習をする最大のメリットの1つは、学校の授業がより理解しやすくなることです。
事前に授業でやる内容を学習しておくことで、授業で出てきた新しい内容や、授業中の説明がより理解しやすくなります。
事前に内容に触れておくことで繰り返し新しい内容や英単語などを目にする機会が増えるので、学習の効率がよりよくなりますね。
また先取り学習でわからないことや解決したいことがあれば、より「これはどうすればいいんだろう?授業中に解説はあるかな?」という視点で目的を持って授業に集中することができます。
授業中に積極的に質問をしたり意欲的に参加できるので、内申点対策にもなりますね。
定期テストや高校受験に向けて余裕を持って準備ができる
また先取り学習で反復学習の機会が増えれば、定期テストや高校受験などの試験準備に対する余裕が生まれます。
テスト対策として1番重要なのは、
- わからない問題を減らす、無くす
- 自信を持って解答できる
ということです。
そのためには、試験勉強のでしっかりと復習しながら理解の定着をすることが必要ですね。
授業中に理解できない内容があると、試験直前になって
「こんな問題初めてだ、どうやって解けばいいの?」
「今からじゃ間に合わない、一夜漬けするしかない」
「もう今更どうにもできないから、この問題は捨てよう」
ということにもなりがちです。
普段の学習から先取り学習をしておくことで試験前のプレッシャーが軽減され、より落ち着いて知識の整理と深化に集中できるようになり、結果として試験成績の向上にもつながりやすくなりますね。
自分の学力に合わせて学習できるので達成感や自信になる
自分のペースで学習を進めることができるのも、先取り学習の良さですね。
学校の授業はどうしても一律の進度で進められるため、お子さんによっては早すぎたり、遅すぎたりすることがあります。
先取り学習なら自分の理解度に合わせて難易度を調整しながら学習を進めることができるので、無理なく知識を身につけることができますね。
また自分で設定した学習目標を達成した際には大きな達成感を味わうことができるので「ちゃんと予定通りに学習が終えられた!」という達成感や自信につながります。
またもし予定通りに学習が進まなくても「次はこうしよう」と、自分で調整して問題解決をする力も身に付きますね。
ただし、中学生にとって学習計画を自分で立てて実行するのは簡単なことではありません。
最初は学習計画を作成してくれるサービスなどを上手に使いながら、先取り学習の達成感や自信をつけてあげたいですね。
年齢や学年の枠を超えて興味や知識の幅が広がる
先取り学習をすると「テスト前などに余裕を持って準備できる」と前述しましたが、その余裕は学校の教科書だけでは得られない幅広い知識に興味を持つことにも繋がります。
ご存知の通り、学校で学ぶ内容は世の中で起きている出来事のほんの一部です。
中学生の多感な時期に「学校の勉強だけで手一杯」という状況はとてももったいないですよね。
先取り学習によって生まれた余裕の時間では、ジャンルにとらわれずにお子さんが特に興味を持つ分野について深く探求できるといいですね。
教科書で学んだ内容とふとつながる瞬間もあると、学習がより楽しく意味のあるものになります。
単に学業成績を上げることだけではなく、自己成長や可能性を広げるきっかけを作れるのが、先取り学習の大きなメリットですね。
中学生が先取り学習をするデメリット・注意点は?
基礎がしっかり理解できていることが大前提
先取り学習を行う上で最も重要なのは、その学習に進む前に基礎がしっかりと理解できていることです。
基礎知識や技能が不十分な状態で先取り学習に進むと、新しい内容を理解しきれなかったり問題が解けなかったりするため、学習の効果も半減してしまいます。
先取り学習に取り組む前には、復習を通じて基礎を確実にマスターしておくことが不可欠です。
また基礎がしっかりしていれば、先取り学習で遭遇する難問にも柔軟に対応できるようになり、学習の質をより高めることができますね。
今回紹介した先取り学習できる教材は、先取りだけでなく学年を超えて復習することもできます。
得意な教科は先取り学習で伸ばしつつ、苦手な教科はしっかりと繰り返し復習をして基礎固めをしていきましょう。
間違えたまま学習が進んでしまう場合がある
特に独学で先取り学習を進める場合、間違った理解や解釈のままで覚えてしまうリスクがあります。
間違えたままで先取りをしていくと、間違った知識の上にさらに新しい知識を積み重ねてしまう可能性があるので気をつけましょう。
先取り学習を行う際には、定期的に復習を行い、お子さんの理解が正しいかどうかをしっかり確認することが重要です。
また可能であれば、第三者に理解度をチェックしてもらうことも大切ですね。
すららやスタディサプリの個別指導など、専任のコーチによる学習進捗を見てもらえるサービスであれば、無理なく着実に先取り学習を進めることができておすすめです。
無理なく中学の先取り学習をして、学力アップや合格を目指そう
中学生の先取り学習ができる通信教育・タブレット学習を、厳選してご紹介しました。
タブレット学習を活用することで、お子さんの学力や目標に合わせた先取り学習を無理なく進めることができるのがいいですね。
ただ1番大切なのは「お子さんに合った学習方法・教材か」ということです。
今回ご紹介した教材は、全て無料で資料請求やお試し体験をすることができます。
お子さんとの相性をしっかり確認するためにも、受講前に必ず資料を取り寄せたり体験してカリキュラムや学習方法について確認をしておきましょう。
ただし学期末やお得なキャンペーン期間中は申し込みが混み合うため、場合によっては資料到着に時間がかかることも。
気になった今のタイミングで、まずは各社公式サイトをチェックしておきましょう!