中学生の子供の通信教育で、進研ゼミとZ会の通信教育で迷っている。
うちの子にはどっちがいいんだろう?
教員や塾講師として約7年の指導経験があるまつもとです。
進研ゼミとZ会の通信教育は、中学生向けの通信教育としてどちらも見かける有名な教材ですよね。
知名度も高いので、このどちらかで迷っている保護者の方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、進研ゼミ中学講座とZ会の通信教育の「高校受験コース(高校受験をする中学生向けコース)」の違いについて5項目にわたってしっかり比較してご紹介します。
どちらも中学生に人気の通信教育ですが、
とそれぞれ目指す学力やゴールが違います。
大切なのは、あなたのお子さんに合ったもので必要な学力をつけられる教材を選ぶこと。
入会してから
「思っていたのと違った」
「やる気になったのは最初だけで続かなかった」
とならないためにも、まずは無料のお試し教材でお子さんとの相性をチェックしておくとより継続しやすくなります。
混み合っている時期だと資料到着までに1週間程度かかることもあるので、気になった今のタイミングで申し込んでおきましょう!
進研ゼミ中学講座の基本情報
運営会社 | ベネッセコーポレーション |
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学年 | 中学1年生〜中学3年生(幼児、小学講座、高校講座もあり) |
教科 | 国語/数学/理科/社会/英語/+実技科目も含めた全9教科 |
料金 | 月額6,990円〜(税込、学年・支払い方法によって異なる) |
- 楽しみながら学習習慣をしっかりつけたい
- 学校の授業進度に合わせて基礎を定着させたい
- 実技教科のテスト対策もしたい
Z会の通信教育高校受験コースの基本情報
運営会社 | 株式会社Z会ホールディングス |
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学年 | 中学1年生〜中学3年生(幼児、小学生コースもあり) |
教科 | 国語/数学/理科/社会/英語の5教科 |
料金 | 月額8,115円〜(税込、学年・支払い方法によって異なる) |
- 教科書+αの思考力や応用力をつけたい
- すでにある程度の学習習慣はついている
- 自宅にiPadがある、もしくは購入予定だ
進研ゼミ中学講座とZ会の通信教育高校受験コースを5項目で比較
進研ゼミとZ会の通信教育について、
- 教材の内容
- 専用タブレット
- 定期テストや受験対策
- 学習サポートの充実度
- 料金
の5つの項目で比較しながらご紹介していきます。
教材の内容は?
進研ゼミ | ・1回15分〜、実技も含めた9教科に対応 ・教科書に合わせて学習できる |
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Z会の通信教育 | ・1回30分〜、主要5教科と作文に対応 ・1教科から受講ができる |
教材の内容は、進研ゼミとZ会は違いがあります。
進研ゼミは、教科書の進度や内容に合わせた学習が中心です。
入会時に通っている中学校を入力すると自動で使っている教科書にあった教材が毎月届きます。
また学習時間も1回15分程度からになっているので、今まであまり家庭での学習習慣がついていない子でも集中力を保ちやすいですね。
教材の雰囲気も進研ゼミはカラフルで親しみやすく、漫画やゲームが好きなお子さんも楽しく取り組めます。
Z会の通信教育は、Z会オリジナルカリキュラムで基礎学力+応用力や思考力をつけられる教材になっています。
教材の難易度も進研ゼミに比べると高めなので、上位校や難関校を目指す学力をつけておきたい子に合っていますね。
学習時間も1回30分から60分と長め。
すでに学習習慣がついている子の方が取り組みやすい印象です。
またZ会の教材は、シンプルで質が高いという声をよく聞きます。
無駄なものが一切なく、自然と子供が自分で考えられるような問題構成になっているのも、難関校合格を多く出している秘訣ですね。
専用タブレットは?
進研ゼミ | あり(チャレンジパッド3)専用タッチペン |
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Z会の通信教育 | なし、iPadのみ対応、回答は専用ノートに記入して学ぶ |
進研ゼミとZ会はどちらも
- タブレット学習
- 紙のテキスト学習
の2つの学習スタイルから好きな方を選ぶことができます。
どちらを選んでも学ぶ内容は同じですが、アプローチの方法が違うのでお子さんにあった方を選べるといいですね。
ただ最近ではタブレット学習の方が人気もあり各社力を入れています。
進研ゼミは、専用のチャレンジタブレットと専用ペンを使って学習を進めていきます。
タブレットに直接書き込んで問題を解いていくので、インターネット環境とタブレット1台があればすぐに学習を始められる手軽さが魅力です。
また学習に特化した専用タブレットなので、勉強の合間にお子さんんが勝手にネットサーフィンやSNSをしてしまう心配もありません。
Z会の通信教育は、専用のタブレットはなく自宅にあるタブレット端末で学習をします。
自宅にiPad等すでにタブレットがある場合は、Z会の会員限定のアプリをダウンロードすることで映像授業や添削問題の提出などができます。
また以前はiPad以外のAndroidタブレットではZ会のタブレット学習は利用できませんでしたが、2023年現在では利用できるようになりました!
またZ会のタブレット学習は、映像授業をみながら手元の専用ノートに記入しながら学習を進めていくことができます。
「タブレットだけだとちゃんと覚えられているか不安」
「ちゃんと書いて覚えらえるような教材がいい」
というご家庭にとっては、タブレット学習とテキスト学習のいいとこ取りができるのがいいですね。
定期テストや受験対策は?
進研ゼミ | ・テスト時期に合わせて予想問題や暗記ブックが届く ・中2の3学期から受験準備講座が開始 |
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Z会の通信教育 | ・テスト1週間前に学習計画の配信や予想問題が届く ・中1の長期休みから入試対策学習ができる |
中学生の学習にとって大切なのが定期テストや受験対策がしっかりできる教材かということですよね。
どちらもテスト時期に合わせて学習スケジュールや予想問題などが届くので、テスト勉強を始めるきっかけを作ってくれます。
進研ゼミでは、テスト2週間前に学習スケジュールやテスト範囲の単元をタブレット上に配信してくれます。
またタブレット学習のハイブリッドコースであっても
- 定期テストの予想問題集
- 定期テスト暗記book
が紙のテキストで届きます。
タブレットが持っていけない学校や通学時間でも、冊子ならいつも持ち歩いて確認ができるので使いやすいのが魅力ですね。
Z会の通信教育は、テスト1週間前に「定期テスト対策プログラム」と呼ばれる学習計画が配信されます(タブレットコースのみ)。
テスト期間は普段の通常学習は一度ストップするので、しっかりテスト範囲に集中して勉強に取り組めるのがいいですね。
またこの他にも
- 実技4教科マスターブック
- 定期テスト攻略ワーク
- 確認テスト
も各教科ごとにテキストで届くので、テスト直前までしっかり対策することができます。
受験対策は、Z会の方が中1の長期休みからとかなり早くから対策をすることができます。
無理なく時間がある時から受験を意識した学習ができるので、お子さんも親も気持ちの準備がしやすいですね。
Z会は志望校に合わせて「進学クラス」「特進クラス」の2つのカリキュラムを選ぶことができます。
特に特進クラスは、特定の最難関と呼ばれる高校合格を目指すハイレベルコース。
- 関東なら「渋谷教育学園幕張」「開成」「巣鴨」など
- 関西なら「灘」「白陵」「洛南」など
を目指すお子さん向けとなっています。
進研ゼミも中2の3学期からと早めですが、どちらかというと日々の授業内容をしっかり定着される方を重視した教材構成になっています。
進研ゼミは中学や高校の模試を行なっているノウハウを持っていることもあり、都道府県別の対策問題集なども充実しているのが魅力的です。
また志望校のレベル別に3つのコースに分かれているので、より合格に必要な学力をつけるための学習が進めやすいですね。
学習サポートの充実度は?
進研ゼミ | ・年9回赤ペン先生の添削指導 ・AI学習アシスタントで取り組みやすい ・保護者向け冊子や個別相談サービスがある |
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Z会の通信教育 | ・年24回の添削指導 ・英語学習アプリが使える ・保護者専用アプリで学習状況を確認できる |
学習サポート面はどちらも充実していますが、大きな差があるのが添削指導です。
進研ゼミは有名な「赤ペン先生」による添削指導が年9回程度あります。
丁寧な添削と子供を励ましてくれるコメントは、長年人気ですよね。
一方Z会は月2回の添削指導が追加料金なしで利用することができるのが魅力ですね。
考える力と応用力をつける教材ということもあり、記述式問題や作文をしっかり添削してもらうことができます。
料金はどちらが安い?
進研ゼミ | ・月6,990円〜(税込) ・タブレット代金:6ヶ月以上の継続で無料 |
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Z会の通信教育 | ・月8,115円〜(税込) ・タブレット代金:すでに持っていればなし、なければ割引料金で購入できることも |
※月会費は支払い方法や学年によって異なる
料金は進研ゼミの方が安いですね。
タブレット代金も6ヶ月以上の継続であればかからないのも家計に優しくて安心です。
Z会は進研ゼミと比べると料金は上がるものの、教材の質と身に付く学力を考えれば塾に通うよりもかなり抑えられます。
タブレットもすでに自宅でお子さんが使える端末を持っていれば、新たに購入する必要はありません。
また時期によってはZ会の会員限定の割引価格で購入することもできます。
1教科(2,023円〜、税込)からの受講もできるので、塾と併用したり得意・苦手な教科だけ利用したりすることができる柔軟性もZ会ならではですね。
迷ったらまずはお試し教材を取り寄せてみよう
進研ゼミ中学講座とZ会の通信教育高校受験コースの違いについて、5項目にわたってしっかり比較してご紹介しました。
とそれぞれ特徴が違うので、お子さんに合わせた教材を使うことが大切です。
進研ゼミもZ会の通信教育も、無料でパンフレットやお試し教材などを取り寄せることができます。
お子さん向けのわかりやすい冊子もあるので、親子でしっかり教材を確認して最後はお子さん自身が決められるといいですね。
資料が手元に届くまでには、混み合っている時期だと1週間程度かかります。
できるだけ早くお子さんにあった学習で中学校生活を楽しむためにも、気になった今のタイミングで取り寄せておきましょう!