中学生のタブレット学習でZ会の通信教育とデキタスで迷っている。
うちの子にはどっちがいいんだろう?
教員や塾講師として約7年の指導経験があるまつもとです。
中学生向けの通信教育であるZ会の通信教育とデキタスは、どちらも学習塾も運営している会社がノウハウを生かして作られた教材ですね。
この記事では、Z会の通信教育とデキタスの違いについて5項目にわたってしっかり比較してご紹介します。
どちらも中学生におすすめできる通信教育ですが、
とそれぞれ特長が違います。
大切なのは、あなたのお子さんに合ったもので必要な学力をつけられる教材を選ぶこと。
入会してから
「思っていたのと違った」
「やる気になったのは最初だけで続かなかった」
とならないためにも、まずは無料のお試し教材でお子さんに合った教材かどうかをチェックしておくとより継続しやすくなりますよ。
混み合っている時期だとキャンペーン終了や入会制限がかかる場合もあります。
気になった今のタイミングで申し込んでおきましょう!
Z会の通信教育の基本情報
運営会社 | 株式会社Z会ホールディングス |
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学年 | 中学1年生〜中学3年生(幼児、小学生コースもあり) |
教科 | 国語/数学/理科/社会/英語の5教科 |
料金 | 月額9,084円〜(税込、学年・支払い方法によって異なる) |
- 難関校と呼ばれる高校への合格を目指している
- 中高一貫校に通っている
- 添削指導で記述問題や応用問題に対応できる学力をつけたい
デキタス中学生コースの基本情報
運営会社 | 株式会社城南進学研究社 |
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学年 | 中学1年生〜中学3年生(小学生コースもあり) |
教科 | 国語/数学/理科/社会/英語の5教科 |
料金 | 月額4,400円(税込) |
- 学校の進度に合わせて、必要な所は学年を超えて復習・先取りをしたい
- かわいいキャラクターがいる方がやる気になる
- 短い時間でサクッと学習したい
Z会の通信教育とデキタス中学生コースを5項目で比較
Z会の通信教育とデキタスについて、
- 教材の内容
- 専用タブレット
- 定期テストや受験対策
- 学習サポートの充実度
- 料金
の5つの項目で比較しながらご紹介していきます。
教材の内容は?
Z会の通信教育 | ・1回30分〜、主要5教科と作文に対応 ・1教科から受講ができる |
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デキタス | ・1回10分〜、主要5教科に対応 ・教科書に合わせて学習できる |
どちらの教材も、主要5教科に対応していますが、大きな違いは学習内容の難易度です。
Z会の通信教育は、教科書の内容に加えて応用問題や記述問題などが多く入ったオリジナルカリキュラムで学習を進めていきます。
1回あたり30分と時間も他のタブレット学習に比べると長めなので、すでに家庭学習の習慣がある程度ついている子の方がおすすめですね。
タブレットを使いながらも解答は手元のテキストに書いていくので、しっかり手を動かしてまとめる思考力が身に付くことを重視している教材です。
テキストもとてもシンプルで、余計なキャラクターなどは一切なし。
1つ1つの問題にしっかり向き合って集中して取り組むことができるようになっています。
一方デキタスは、学習時間も短めでキャラクターで楽しく学習できるタブレット学習。
家で学習する習慣がない子や、ゲームが好きな子でも楽しく取り組める仕組みになっている教材です。
学習内容も教科書に合わせた深度で進めていけるので、学校の授業の予習復習としても使いやすいのがいいですね。
学習している単元に関連した前後1学年の単元を先取り・復習することもできるため、学年を超えて利用できるのもメリット。
またタブレットに直接入力して学習を進めるので、タブレット1台ですぐに勉強ができる気軽さがあります。
専用タブレットは?
Z会の通信教育 | あり、iPadでも対応可能 |
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デキタス | なし、自宅のパソコンやタブレットで学習できる |
Z会は2021年度より専用タブレットが登場しました。
専用タブレットかiPadに専用アプリをインストールすることで学習することができます。
ただしAndroidタブレットなどでは受講できないので注意しましょう。
またZ会にはタブレットコースの他に紙のテキストのみで学習する「テキストコース」という学習スタイルも用意されています。
英語教材の一部などタブレットコースのみでしか利用できない教材以外は全て同じなので「紙に書くことにこだわりたい」という場合はテキストコースが使いやすいですね。
デキタスはiPad以外にもAndroidタブレットやパソコンにも対応しているので、自宅の端末からすぐに利用することができます。
会員専用ページにログインすればどの端末でも利用することができるのも気軽で便利ですね。
定期テストや受験対策は?
Z会の通信教育 | ・テスト1週間前に学習計画の配信や予想問題が届く ・中1の長期休みから入試対策学習ができる |
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デキタス | ・テストモードにすることで、テスト範囲に合わせた問題演習ができる |
定期テスト対策や受験対策は、Z会の方が手厚くしっかりしています。
Z会のタブレットコースでは、テスト1週間前になるとお子さんのスケジュールや学力に合わせて学習計画表が配信されます。
計画表には、テスト当日から逆算して「いつどんな単元を勉強すればいいか」が表示されているので、やるべきことは明確になり効率よく対策できるのがメリットですね。
また
- テスト直前で使える予想問題
- 重要ポイントをしっかり復習できる攻略ワーク
なども紙のテキストで届くので、テスト対策も書いてしっかり学ぶことができます。
また受験対策は中3から本格的に開始するものの、中1の長期休みから入試対策問題を解いて無理なく受験対策をすることができるのもZ会ならではですね。
デキタスは会員画面にある「テストモード」をオンにすることで、定期テストに合わせた単元の設定をすることができます。
自分で定期テスト用の問題集を作っていくイメージですね。
また「キミ問ピックアップ」というページには、今まで間違えた問題が自動で集められるので、テスト前に弱点対策をすることもできます。
Z会に比べるとやや簡単な対策かなという印象ですが、あまり学習習慣がついていない子にとっては無理なく取り組める分量ですね。
学習サポートの充実度は?
Z会の通信教育 | ・年24回の添削指導 ・保護者専用アプリで学習状況を確認できる ・記述式の実力診断テスト(年2回) |
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デキタス | ・前後1学年まで復習・先取り学習が可能 ・オリジナルテキストの無料ダウンロード、学習記録 |
学習サポートの充実度も、やはりZ会の方が手厚いですね。
Z会の一番の良さは、月2回の添削指導です。
プロの添削指導者によるアドバイスは、お子さんに寄り添った上で苦手やできていない部分は丁寧に指導してくれます。
またできているところはしっかり褒めてくれるので、学習へのモチベーションを保つにも効果的ですね。
またタブレットコースであれば、お子さんの学習状況を保護者用アプリで確認することもできるため「今日勉強したの?」とわざわざ聞いてお子さんと口論になるのを防ぐこともできます。
さらに保護者向け情報誌で最新の進路情報や日々の学習に役立つ記事なども毎月読むことができるのも、保護者としてはありがたいですね。
デキタスの良さは前後1学年までの復習や先取りができる機能があることです。
またオリジナルテキストを無料でダウンロードすることもできるので、紙に書きたい場合は印刷して利用することも可能です。
ただZ会と比べると、手厚さにはややかけるかなという印象ですね。
「ゲーム感覚で気軽に学びたい」「サポートは最低限で料金を抑えたい」というご家庭におすすめです。
料金はどちらが安い?
Z会の通信教育 | 月9,034円〜(税込、支払い方法や学年によって異なる) |
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デキタス | 月4,400円(税込) |
料金はデキタスの方が圧倒的に安いですね!
スタディサプリほどではありませんが、中学生向けのタブレット学習としてはかなりリーズナブルです。
Z会はデキタスと比べると高く感じますが、難関校合格を目指せる教材としては、月額15,000〜2万円ほどかかる塾や家庭教師よりはるかに利用しやすい料金ですね。
また1教科だけの受講も可能(2,023円〜、税込、支払い方法や学年によって異なる)なので、塾と併用して必要なところだけ利用することもできるのも便利です。
迷ったらまずは資料請求や体験授業をしてみよう
Z会の通信教育とデキタスの違いについて、5項目にわたってしっかり比較してご紹介しました。
とそれぞれ特長が違うので、お子さんの学力やタイプにあった教材を選ぶことが大切です。
2社とも無料で資料請求やお試し授業をうけることができるので、まずは親子でしっかり教材を確認してみましょう。
最後はお子さん自身が決められると、より継続して学習できる可能性が高まりますよ。
できるだけ早くお子さんにあった学習で中学校生活を楽しむためにも、気になった今のタイミングで試してみましょう!
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