iPadで勉強できる中学生向けのタブレット学習・通信教育を探しているけど、どんな教材があるんだろう?
うちの子の学力や性格にあった教材があるといいんだけど…。
教員や塾講師として約7年の指導経験があるまつもとです。
定期テストや高校受験が控えている中学生にとって、効率よく学習できるタブレット学習は人気ですよね。
特にiPadで学習できる教材もたくさんあり、迷っている方もいるかもしれません。
iPadでの学習だけに限らず、大切なのはお子さんの学力や性格に合った続けやすい教材を選ぶことです。
そこでこの記事では、中学生向けのiPadで学べるタブレット学習を厳選してご紹介します。
中学生向けiPad(アイパッド)で勉強できるタブレット学習・通信教育おすすめ4選
1、東進オンライン学校
運営会社 | 株式会社ナガセ |
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学年 | 中学1年生〜中学3年生(小学部もあり) |
教科 | 英語/数学/国語/社会/理科(2023年度より) |
料金 | 月額3,278円〜(税込、支払い方法によって異なる) |
推奨iPadスペック | OS:iPadOS9以降 ブラウザ:Safari |
- 指導実績のあるプロ講師の授業で成績をあげたい
- 塾ではなくオンラインで家で学習したい
- わかりやすい映像授業で学力アップしたい
東進オンライン学校は、多くの有名校への合格実績が豊富な東進が運営するオンライン学習です。
パソコンはもちろんiPadなどのタブレットにも対応していて、自宅の端末で東進のプロ講師の授業で学べるのが大きな魅力ですね。
映像授業は先生の解説がとてもわかりやすく、適度に雑談なども入れてくれるので楽しく集中して学べると人気です。
また23年度からは主要5教科に全て学習ができて月3,278円〜(税込)という料金の安さも嬉しいポイントです。
授業の後の確認テストや月1回の月例テストなども用意されているので、しっかり理解しながら学力アップができる仕組みになっているのもいいですね。
2、すらら
運営会社 | 株式会社すらら |
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学年 | 小学生・中学生・高校生の無学年学習 |
教科 | 国語/数学/理科/社会/英語 |
料金 | 入会金7,700円〜11,000円(税込) 月額8,228円〜(税込) |
推奨iPadスペック | OS:iPadOS14.8 /15.7 /16 ディスプレイ:9.7インチ以上、横向き ※画面サイズが小さいiPad miniは非推奨 ブラウザ:Safari |
- 中学校の授業についていけない、勉強が嫌い
- 学年を超えて復習や先取り学習をしたい
- 子供1人で学習できるか不安、手厚いサポートが欲しい
中学校の授業についていけない子や勉強に強い抵抗感を持っている子におすすめしたいのがすららです。
すららも学年を超えて学習できる「無学年学習」を採用している教材で、ゲーム感覚で楽しくお子さんに合った学力をつけらえる教材です。
全国2500校以上の塾や学校でもサポート教材として導入されていたり、ビジネス番組で取り上げられることも多い注目のタブレット学習ですね。
一番の強みは「すららコーチ」と呼ばれる現役塾講師が、お子さんの学力や特性のヒアリングから学習設計、フォローまで一貫してサポートがあること。
3、スタディサプリ中学講座
運営会社 | リクルート |
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学年 | 小学1年生〜中学3年生 |
教科 | 国語/数学/理科/社会/英語 |
料金 | 月額1,815円〜(税込) |
推奨iPadスペック | OS:iOS 15以上、iPadOS15以上 ブラウザ:利用不可(アプリで利用可能) |
- 料金をしっかり抑えたい
- 塾並みのクオリティーの高い授業を受けたい
- 教科書の進度に合わせて勉強したい
- 学年を超えて復習や先取り学習をしたい
スタディサプリ中学講座は、月額1,815円〜(税込)ととてもリーズナブルな価格で利用できるタブレット学習教材です。
中学校の補助教材として利用している学校もあるほど、授業の質が高くわかりやすいのがスタサプならではの良さですね。
授業を行なっている講師は、書籍出版や進学塾での合格実績を多数出しているプロ中のプロばかり。
またどの先生も個性的なので、見ているうちにどんどん授業に引き込まれます。
中学講座ですが、小学1年生から高校3年生までの教材がすべて見放題なので、お子さんの学力に合わせて先取りや復習ができるのもいいですね。
教科書別の講座も用意されているので、学校の授業進度に合わせて予習復習がしたい子も利用しやすくおすすめです。
4、Z会の通信教育
運営会社 | 株式会社Z会ホールディングス |
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学年 | 中学1年生〜中学3年生(幼児、小学生コースもあり) |
教科 | 国語/数学/理科/社会/英語の5教科 |
料金 | 月額8,115円〜(税込、学年・支払い方法によって異なる) |
推奨iPad | iPad(第6世代、第7世代、第8世代、第9世代、第10世代) iPad Air(第3世代、第4世代、第5世代) iPad mini(第5世代、第6世代) iPad Pro(9.7-inch、10.5-inch、11-inch第1〜3世代、12.9-inch第1〜5世代) |
- 学年トップの成績を目指している
- 難関校と呼ばれる高校へ合格したい
- 教科書より難しい問題にチャレンジしたい
定期テストの学年トップや難関校合格を目指すなら、思考力や応用力がつけられるZ会の通信教育がおすすめです。
Z会は紙のテキストとタブレット教材の2つの学習スタイルから選ぶことができます。
iPadなどのタブレットで学習する「タブレットコース」は、会員専用の授業動画で学びながら手元の専用テキストに書き込んで学習を進めるので、しっかり書きながら学習できるのもいいですね。
また月2回の添削指導がついているのもZ会ならでは。
プロの添削指導者がお子さんのクセや間違いをフォローしながらしっかり褒めて励ましてくれるので、難しい問題でもやる気アップに繋がりますね。
受験情報など保護者向けの情報も充実しているので、常に受験の最新情報を確認しておきたい方にもおすすめです。
iPad(アイパッド)を使って学習するメリット
映像や音声で効率的に学習できる
iPadで学習することの1番のメリットは、映像や音声など感覚も使いながら学習ができることですね。
今までは「勉強=紙のテキストやノートに書く」というイメージがありましたが、単元や教科によっては紙面だけでは理解しきれないものもありました。
iPadなどのタブレット学習ができるようになったことで、より目や耳などの感覚を使って学べるので理解しやすくなりますね。
iPadで学習できるタブレット学習の教材は、大きく分けて次の2つの学び方に分けることができます。
- 授業動画を見ながら学習する(スタディサプリ、Z会)
- ゲームのようにキャラクターとやりとりしながら学習する(すらら)
今回ご紹介した教材だと、スタサプとZ会は授業動画タイプですららがゲームタイプになりますね。
どちらが良い悪いではなく、お子さんによって勉強しやすい教材は違います。
できればどちらのタイプの教材も試してみた上で決められると、より継続しやすく学力アップにつながる教材が選べますね。
場所や環境を選ばずに学べる
iPadなどのタブレット学習は、インターネットさえ繋がれば日本国内や海外を問わずどこでも学習することができるのも大きなメリットです。
例えば地方在住のお子さんだとどうしても教材や学習施設などの数が限られていましたが、今ではオンラインで学べる機会がたくさんあります。
またタブレット学習であれば、
- 塾や習い事の移動時間を利用して学習
- 気分によってダイニングテーブルやソファーで気軽に勉強
- 家族旅行や部活の遠征中でも持ち歩きできる
など、スキマ時間やお子さんのライフスタイルに合わせた勉強ができるのも魅力ですね。
月額料金が安い
iPad一台で学習ができるタブレット学習は、塾や家庭教師などに比べて圧倒的に料金が安く抑えられるのもメリットです。
文部科学省の子供の学習費調査によると、中学生の学習塾費用は年額で202,965円、月額にすると約17,000円かかるとのデータが出ています。
一方タブレット学習なら月額2,000円〜12,000円と、教材によって差はありますが塾よりもぐっと安く学習環境を整えてあげることができますね。
また通塾の必要もないので、通塾に伴う交通費や送迎の手間や時間も節約できるのもタブレット学習の良さです。
でもやっぱり先生がいないと集中できないのでは…?
確かにタブレット学習は対面で先生の指導を受けることはできませんが、添削指導やオンラインでのフォローが手厚い教材も多くあります。
自宅でお子さん1人だけで勉強できるか不安な場合は、サポートがしっかりしている教材を選ぶのがポイントですね。
お子さんの学力にあった学習設計ができる
中学校は小学校以上に、学校の教育方針によって使用する教科書やカリキュラムも様々。
さらに学習内容も難しくなってくるため、一人一人の理解度により差が出てくる時期でもあります。
定期テストもあるのでついつい親も本人も他人の成績や学力と比べてしまいがちですが、大切なのは今のお子さんに合わせた教材と学習ペースでしっかり学力をつけていくことです。
今回ご紹介したタブレット学習は、どれもお子さんの学力に合わせて学習設計をしてくれたり、自分で選ぶことができる教材ですね。
またタブレット上に学習の記録や間違いやすい問題も自動で管理してくれる機能もあるため、スケジュール管理が苦手な子でも今やるべき学習内容にしっかり集中することができます。
学習以外や中学卒業後も活用できる
iPadは中学生の学習以外にも、インターネット検索やイラスト作成など様々なことができる便利なものです。
まず基礎学力をしっかりつけることが大切ですが、同時にお子さんの興味や好奇心を伸ばしてあげることもしてあげたいですよね。
学習以外で使う場合は家庭内でしっかりルールを作ることで、これからの時代に必要なITリテラシーを育てることもできます。
また学習専用のテキストやタブレットとは違い、卒業後も様々な使い方ができるのもiPadの良さですね。
iPad(アイパッド)を使って学習するデメリット
購入代金がかかる
ご家庭にiPadがなく、新しく購入する場合には購入代金がかかります。
もしお子さんの学習のためだけにiPadを購入するのが負担という場合は、学習専用タブレットがついてくる進研ゼミやスマイルゼミを利用するのもおすすめです。
進研ゼミは6ヶ月以上の継続であればタブレット代金が無料、スマイルゼミは入会時に10,178円(税込)のタブレット代金がかかりますが、新たにiPadを購入するよりも費用を抑えてタブレット学習ができますね。
またスタディサプリとすららはiPad以外のタブレットでも学習できるので、iPadより安いAndroid端末などを購入して利用することもできます。
Wi-Fiなどインターネット環境が不可欠
iPadでの学習に限らず、タブレット学習はインターネットによって教材が配信されるためインターネット環境が必ず必要です。
もし自宅にWi-Fi環境がない、あるけど不安定という場合は、まずインターネット環境を整えることから始めましょう。
各社公式ページでは学習できるインターネット環境についても詳しく説明が書かれていたり、問い合わせれば丁寧に回答してくれます。
不安な場合は先に資料請求などをして確認しておくことが大切ですね。
セキュリティー面が心配
「インターネットにつなげることでセキュリティー面が心配」
「SNSやネットサーフィンで遊んでしまいそう」
という心配をされている方もいるかもしれません。
iPadには、親がお子さんの使用に制限をかけられる「ペアレンタルコントロール」という機能が付いているので、こちらを利用するのがおすすめです。
使用時間や有害コンテンツが表示されないように設定することができるため、お子さんの年齢や使用目的によって決められるのが良いですね。
「iPadの設定が面倒、よくわからない」
という方は、初めからセキュリティー設定されている専用タブレットがある進研ゼミなどの方が楽かもしれません。
中学生の学力アップをiPadで効率よく叶えよう
中学生向けのiPadで学べるタブレット学習を厳選してご紹介しました。
iPadを使った学習はデメリットもありますが、学習効果の面で見ればたくさんのメリットがあります。
今回紹介した3つのタブレット学習は、どの教材も無料で資料請求やお試し授業の体験をすることができるので、必ず試してからお子さんに合う教材かをチェックしておきましょう。
できれば気になる2社以上を使ってみると、お子さんの反応や使いやすさがより分かりますね。
入会後に
「こんなはずじゃなかった」
「結局最初しかやらなかった」
を防ぐためにも、まずはお試しでお子さんに合った教材を選んでみてくださいね!