通信教育のポピーって有名だけど、発達障害を持つうちの子でも使えるのかな?
元小学校教員・塾講師として約7年の指導経験があるまつもとです。
ポピーは、教科書に合わせた構成の教材がわかりやすいと、小学生に人気の通信教育ですね。
40年以上の歴史があるのも信頼ができると長年評判の高い教材です。
この記事では、ポピーを使っている発達障害のお子さんの声や、ポピーのメリットやデメリットをご紹介します。
ポピーは発達障害を持つお子さんでも楽しく学習できる教材です。
- 親子で一緒に勉強に取り組む時間を作りたい
- 子育てに不安があるので専門家に相談をしたい
- 料金はできるだけ安く抑えたい
このように考えているご家庭なら、ポピーは安く使いやすいですね。
ただし発達障害のお子さん向けに作られている教材ではないため、合わない子や逆に勉強に抵抗を持ってしまう子もいます。
特に、
- 書くことが苦手な子
- 学校の授業についていけない子
- 机に向かって勉強をすることに抵抗がある子
はポピーは向いていない可能性があります。
「発達障害の子に合わせた学習方法やサポートがほしい」という方は、発達障害の専門家が監修の無学年学習のすららの利用も合わせて検討してみましょう。
- 専任のすららコーチが、お子さんの特性に合わせてフォロー
- ゲーム感覚で楽しくお子さんにあった学びができる
- 発達障害や不登校のサポートや学力アップ実績が豊富
と、他にはないサポートやフォローが魅力です。
すらら公式サイトから無料で資料請求もできるので、ぜひポピーと合わせて検討してみてくださいね。
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小学ポピーの基本情報
運営会社 | 新学社 |
---|---|
対応学年 | 幼児・小学生・中学生 |
対応教科 | 【小1・小2】国語・算数 【小3〜小6】国語・算数・理科・社会 |
利用可能サービス | 学習進度を調整できるサービス ポピー診断サービス 教育相談サービス |
料金 | 幼児:月1,425円〜 小学生:月2,980円〜 (すべて税込、学年や支払い方法によって異なる) |
公式サイト | ポピー公式サイト |
発達障害の子の小学ポピーの口コミ評判は?
ちょくこさんとこよりウチは幼いけど、ポピーっていう教材をいもゆう(双子の妹ねw)に勧められてやってるよ。今のところ発達障害グレーのウチの娘でも楽しくやれてます。
— slatch+10 (@slatch123) February 22, 2018
息子偉いところ
ポピーを毎月全部終わらせてる!私、進研ゼミも学研も3日坊主だった(^^;
タブレットやゲームしたいからやってるけど本当に偉いと思う。
習慣はマジで大切!(適時声かけも大切#発達障害— 響 (@xhibikix) January 23, 2019
@colorfulkswr 思ったんですけど。ポピーもチャレンジも教科書準拠なので、授業についていけない場合は必要ないんですよね。教科書関係無い、無学年式を利用すればいいんですよね。ということは、チャレンジが対応するのは普通級在籍の発達障害児ってことになるんですかね??
— コワニラ (@kowanira) May 4, 2012
月刊ポピーを発達障害の子が使うメリット
教科書に完全対応で見やすい
ポピーの一番の良さは、お子さんが使っている教科書に完全対応していて使いやすいということです。
お子さんの教科書と同じ単元名・該当ページの表記があるため、すぐに今日学校で習った内容部分を見つけて復習することができるのは便利ですよね。
お子さん自身が見つけて学習ができるのはもちろん、もし見つけられなくてもページがわかれば親もすぐにわかって「ここを今日はやるんだよ」と示してあげられます。
丸つけの手引きや保護者向け情報誌が充実している
ポピーは紙のテキスト教材なので、採点も子供自身か親がやってあげる必要があります。
少し手間はかかりますが、その分解答の手引き書には丁寧に細かく採点のポイントや褒め方まで掲載。
また「ポピーf」という保護者向け情報誌が毎月届くのですが、勉強だけでなく日頃の子育てに役立つコラムなども豊富です。
発達障害のお子さん向けの情報ではないものの「こんなやり方もあるんだ!」という新しい発見ができるかもしれませんね。
余計な付録がなくシンプルで料金が安い
ポピーには付録がなく、テキストだけで学習ができるのがとてもシンプルです。
紙面もキャラクターや色はありますが、最低限で問題もはっきりと大きく書かれているのがいいですね。
また教科書に合わせた書体や文字の大きさで構成されているので、学校で使っているドリルなどと違うことを嫌がるお子さんにでも使いやすいです。
月額2,980円〜(税込、学年によって異なる)という続けやすい価格も、気軽に学習できるメリットですね。
月刊ポピーを発達障害の子が使うデメリット
シンプルで教科書に対応したポピーのメリットがある一方で、発達障害のお子さんによってはデメリットと感じられる部分もあります。
お子さんに合った教材選びのためにも、こちらも合わせてチェックしておきましょう。
書くことが苦手な子には向かない
ポピーは紙のテキストに書き込む形式で学習を進めていきます。
そのため、書くことに抵抗を持つ子にとっては苦しい可能性がありますね。
「勉強すること=書かなければいけない=嫌い」となってしまうのは、お子さん本人も苦しいですし、より勉強に対する苦手意識を持ってしまいます。
インターネットやITが発達した今、勉強はテキストだけではなくタブレット学習という選択肢もあります。
書くことが苦手な子は、タブレットで楽しく学習することを優先させて、学習に興味や意欲が出てきたところで紙の教材を利用するのという方法もおすすめですよ。
学年を超えた復習や先取り学習ができない
教科書にしっかり対応しているポピーですが、
「今の学年の内容がそもそも理解ができていない」
「教科によっては学校でやっている内容が簡単すぎる」
というお子さんには教材が合わない可能性があります。
教科書にあっているのはメリットでもありますが、逆に言えば教科書の範囲外の学習はできないということ。
特に今の学年の内容についていけていない子の場合は、遠回りのように見えても一つ前の学年の内容に戻って土台を固めて学習を積み上げる方が確実に学力が伸びます。
中学・高校・大学と学習が続いていくことを考えると、小学校のうちに土台となる基礎をしっかりと固めておくことが大切ですね。
無学年学習方式という教材であれば、今の学年に関係なくお子さんの力に合わせた難易度から基礎を固めていくことができます。
勉強が苦手なお子さんの場合は、こちらも合わせて検討してみましょう。
発達障害の子向けの教材ではない
子育て情報や丁寧な解説が用意されているポピーですが、そもそも発達障害のお子さん向けに作られている教材ではないため、お子さんによっては気になる部分やイライラする部分が出てくるようです。
またポピーは
「学校の勉強にある程度はついていけている」
「授業にはしっかり参加できている」
という子を前提として学校の復習用として教材が構成されています。
そのため、
「ADHDでなかなか授業に集中できていない」
「授業中の音や友達の動きが気になって肝心の内容が聞けていない」
というお子さんには合わない可能性もあります。
発達障害のお子さんに合った学習方法を選ぶことが大切
発達障害のお子さんが月刊ポピーを使うメリットやデメリットなどをご紹介しました。
月刊ポピーは、シンプルで続けやすい価格と教科書に対応した良教材ですが、発達障害のお子さんの利用を前提として作られていないので合わない子もいます。
一番大切なのは、あなたのお子さんに合った教材で楽しく毎日学習ができるものを選ぶこと。
発達障害のお子さんに向けに作られた教材とも比較をしながら、お子さんが一番楽しく学習できる方法を見つけられるといいですよね。
ポピーは無料でお試し教材を取り寄せることができますので、お子さんに合っているかを確認するためにも必ず取り寄せておきましょう。
またポピー以外のお試し教材もあると比較がしやすく、お子さん自身も「こっちの方が好き、やりやすい」と選びやすくなります。
発達障害のお子さん向けのタブレット学習について紹介した記事もありますので、合わせて参考にしてみてくださいね。