小学生になってうちの子も何か学習系の習い事をさせたいけど、下の子もいるし費用面が心配…。
節約しつつもしっかりした教材ってどう選べばいいんだろう?
元小学校教員・塾講師として約7年の指導経験があるまつもとです。
子供を育てる上で必ず必要なのが教育費。
学校でかかる費用は節約するのは難しいですが、習い事なら実は節約しやすいんです。
そこでこの記事では、小学生の学習系の習い事を節約するポイントを3つご紹介します。
みんな習い事にいくら使っているの?
そもそも周りの家庭では、習い事にいくらくらいかけているのか気になりませんか?
次に紹介するデータは、文部科学省が調査した学校外活動費、つまり習い事の統計です。
学校外活動費は,幼稚園では公立約9万3千円,私立約13万4千円,小学校では公立約21万8 千円,私立約61万3千円,中学校では公立約30万1千円,私立約32万1千円,高等学校(全日制) では公立約17万5千円,私立約28万5千円となっている。
文部科学省公式サイトより引用
この数字は年間での金額なので、月額の金額にしてみます。
公立幼稚園 7,750円
私立幼稚園 11,166円
公立小学校 18,166円
私立小学校 51,083円
公立に通っているか私立に通っているかによって大きく金額が変わりますね!
やはり私立だとお受験用の幼児教室や習い事にかける金額はかなり高くなります。
一方公立でも幼稚園で約7,000円、小学校で約20,000円程度習い事にお金をかけていることがわかります。
なぜ小学生の習い事を節約した方がいいの?
そして注目すべきは中学生になってからの金額です。
公立でも年間約30万円、月平均約25,000円と高校よりも金額が高いことがわかります。
また中学生になると始まるのが部活動です。
選ぶ部活にもよりますが、特にスポーツ系となると道具を揃えたり遠征費が必要になったりとかなりの金額がここに上乗せされてきます。
子供が中学生になってから「ちょっとうちにはお金がないからその習い事(部活)はやらせられない」というのは悲しすぎますよね。
子供がまだ幼稚園・小学生のうちは、なるべく習い事にかけるお金は節約しておけば、中学・高校・大学と進学する時にもお子さんのやりたいことをやらせて上げることができる可能性が高まります。
とはいえ、いくら節約のためと言っても何も習い事をさせないというのも、子供の興味や学習機会をなくしてしまうようで辛いですよね。
習い事には様々な種類がありますが、一番節約しやすいのが学習系の習い事です。
ピアノなどの音楽系やサッカーなどのスポーツ系は道具も必要だし、教えてくれる先生の質が金額にかなり反映されているので、なかなか節約は難しいです。
しかし学習系の習い事は、ポイントを抑えれば質のいい教材でありながら費用を節約しやすいです。
学習系の習い事をする前にぜひ次の3つのポイントを考えながら選んでみてくださいね。
小学生の学習系習い事を節約する方法
1, 自宅でできる・自宅から近い場所に通う
自宅から距離があるほど、通塾に伴う交通費や送迎などの手間がかかります。
もし教室などに通うのであれば、できるだけ自宅から近い場所の方が子供の負担も少ないのでいいですね。
また自宅で学習できる通信教育やオンライン家庭教師であれば、教材以外の費用は全くかかりません。
2, すでに持っている道具を活用する
新しく習い事をするのに新たに教材や道具を買う必要があるとそれだけで数千円〜数万円の出費になり、「気づいたら結構な金額になっていた」ということも良くあります。
すでに今手元にあるスマホ、タブレットなどで利用できる教材や習い事であれば追加の費用は必要ないので安心ですね。
3, 無料体験やキャンペーンなどを上手に利用する
多くの塾や通信教育では、無料で授業が体験できる制度があったり、期間限定でお得なキャンペーンなどを行っている場合があります。
中には「1ヶ月分受講料無料」「入会金1万円無料」というものもありますので、タイミングが合えば上手に利用しましょう。