うちの子にタブレット学習をやらせたいと思っているけど、ネット環境ってどうすればいいんだろう?
Wi-Fiがあれば大丈夫なのかな?
元小学校教員・塾講師として約7年の指導経験があるまつもとです。
チャレンジタッチやスマイルゼミをはじめとしたタブレット学習。
ゲーム感覚で効率よく学べるタブレット学習は今人気の教材ですが、ネット環境の準備がよくわからない方も多いのではないでしょうか?
この記事では、タブレット学習教材7社のネット環境について、詳しくご紹介していきます。
先に回答をしてしまうと、光回線のWi-Fi(フレッツ光、au光など)でご覧になっているご家庭であれば、タブレット学習も問題なく使うことができます。
ただしその他のネット環境である
- モバイルルーター(WiMAXやソフトバンクエアーなど)
- スマホのテザリング(スマホの4Gを使ってタブレットを使う)
を現在利用している場合は、自宅の電波環境や時間帯などによっては不安定になるため、利用を推奨していない教材が多いですね。
ただし使えないわけではないのと、オフラインで利用できるタブレット学習教材であれば、ギガ数や通信速度を気にせずに利用することもできます。
自宅にWi-Fi環境が整っている方は、タブレット学習7社を比較したこちらのページから、お子さんにあった教材を選んでみましょう!
「Wi-Fi環境がない、変更予定もない」
「モバイルルーターやテザリングも難しい」
という場合は、紙教材の通信教育の方がストレスなくお子さんも学習できますね。
最近は各社とも「紙教材+スマホOKのオンライン教材」を用意しているところが多いです。
スマホだけなので、タブレット学習ほどネット環境を気にしなくてもOK。
おすすめの紙教材を紹介した記事もありますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
タブレット学習に必要な通信速度はどのくらい?
タブレット学習各社の推奨速度は2〜20Mbpsと表記されています。
bpsって何?よくわからない…
通信速度の単位のことですね!
数字が大きくなるほど通信速度が早いという目安の数字です。
数字には幅がありますが、10Mbps程度であれば「YouTubeが標準画質で視聴できる」という感じですね。
つまり自宅でYouTubeが見られれば、タブレット学習は問題ないと考えて大丈夫でしょう。
タブレット学習はWi-Fi以外のネット環境でも使える?
タブレット学習の多くは、動画やアニメーションなどを使った教材のため、多くの通信データを利用します。
光回線のWi-Fi(無線LAN)あれば、安定して通信データのやり取りができるため安心ですね。
WiMAXやソフトバンクエアーなどの
- 回線工事が必要ないもの
- 持ち運びや移動がしやすいもの
もWi-Fiではありますが、時間帯や家の中の環境によっては不安定になりやすい場合があります。
各社推奨はしていないものの、
- できるだけWi-Fiルーターを窓辺などの繋がりやすい場所におく
- 混み合う時間帯(夕方〜夜)での利用を避ける
などの工夫をすることで、利用することもできる教材もあります。
タブレット学習はスマホのテザリングでも使える?
うちはタブレットやパソコンを使うときは、スマホのテザリングを使っています。
テザリングでもタブレット学習はできるのかな?
テザリングは、スマホのデータ量を使ってパソコンやタブレットをネットに繋ぐ方法ですね。
できなくはないですが、あまりおすすめはしません。
テザリングの問題点としては
- データ通信量がかなり必要
- Wi-Fiに比べると速度が遅い場合が多い
が挙げられます。
特にスマホのデータをものすごく使うので、すぐにスマホの通信制限がかかる可能性があります。
通信制限がかかってしまうと、タブレット学習はもちろん保護者のスマホもネットに繋げなくなってしまうので避けたいですね。
タブレット学習各社も、「できるけど推奨はしません」という説明になっているのが多いですね。
オフライン設定も活用してみる
ご自宅のWi-Fiが安定した光回線以外の場合は、オフライン設定のあるタブレット学習を利用するのも1つの方法です。
事前に教材のダウンロードが必要ですが、オフライン設定にしておけばネット環境がない場所でも利用することができます。
ネット環境がない実家への帰省の時や、車での移動中などで活用している方が多いですね。
また通信データに上限がある場合は、データの節約のためにオフライン設定を活用することもできます。
ただしオフライン設定だと利用できない機能もあるため、しっかりと確認した上で利用するのがおすすめです。
ちなみに人気の高いチャレンジタッチやスマイルゼミは、オフライン設定が用意されています。
Wi-Fiが繋がるところで教材のダウンロードをした上で、外出先などへ持ち出して使用することもできるので便利ですね。
【教材別】タブレット学習に必要なネット環境は?
ここからは、小学生向けのタブレット学習各社のネット環境についてまとめてご紹介します。
使える端末や推奨速度の目安、オフライン設定の有無なども記載していますので、教材選びの参考にしてみてくださいね。
- ○印は、公式ページに利用可能という記述があったもの
△印は、公式ページに利用はできるが推奨しないとの記載があったもの
という表記をしています。 - お使いのネット環境や住環境によっても利用状況は変わります。不明点は各社公式ページにお問い合わせください。
- 当記事は2020年6月現在の情報です。最新情報は必ず公式ページでの確認をお願いします。
チャレンジタッチのネット環境
使える端末 | 専用タブレット(チャレンジパッド)のみ |
---|---|
推奨速度 | 10Mbps (YouTubeが標準画質で視聴できる) |
無線LAN(Wi-Fi) | ○推奨 |
モバイルルーター | ○ |
テザリング | △ |
オフライン設定 | あり(事前のダウンロードが必要) |
スマイルゼミのネット環境
使える端末 | 専用タブレット(Androidタブレット)のみ |
---|---|
推奨速度 | 2Mbps以上 (YouTubeが低画質〜標準画質で視聴できる) |
無線LAN(Wi-Fi) | ○推奨 |
モバイルルーター | ○ |
テザリング | △ |
オフライン設定 | あり(お出かけモード) |
Z会の通信教育(iPadスタイル)のネット環境
使える端末 | iPadのみ |
---|---|
推奨速度 | 下り10Mbps以上、上り5Mbps以上 (YouTubeが標準画質で視聴できる) |
無線LAN(Wi-Fi) | ○推奨 |
モバイルルーター | △ |
テザリング | △ |
オフライン設定 | 一部教材のみ可能(事前のダウンロードが必要) |
【Z会の通信教育に対応しているiPad一覧】
iPad Air2 iPad Air(第3世代/発売年:2019年)
iPad(第5世代/発売年:2017年) iPad(第6世代/発売年:2018年) iPad(第7世代/発売年:2019年)
iPad Pro 12.9-inch(発売年:2015年) iPad Pro 12.9-inch(第2世代/発売年:2017年) iPad Pro 12.9-inch(第3世代/発売年:2018年)
iPad Pro 9.7-inch (発売年:2016年) iPad Pro 10.5-inch(発売年:2017年) iPad Pro 11-inch (発売年:2018年)
iPad mini4 iPad mini(第5世代/発売年:2019年)(Z会の通信教育公式ページより引用)
すららのネット環境
使える端末 | 自宅のパソコン、タブレットで利用可能 (タブレットはiPad推奨) |
---|---|
推奨速度 | 20Mbps (YouTubeが高画質で視聴できる) |
無線LAN(Wi-Fi) | ○推奨 |
モバイルルーター | △ |
テザリング | △ |
オフライン設定 | なし |
スタディサプリのネット環境
使える端末 | 自宅のパソコン、タブレット、スマホにで利用可能 |
---|---|
推奨速度 | 記載なし |
無線LAN(Wi-Fi) | ○ |
モバイルルーター | △(記載なし) |
テザリング | △(記載なし) |
オフライン設定 | あり(事前のダウンロードが必要) |
リス算数のネット環境
使える端末 | 専用タブレットのみ |
---|---|
推奨速度 | 記載なし |
無線LAN(Wi-Fi) | ○ |
モバイルルーター | △ |
テザリング | △ |
オフライン設定 | なし |
デキタスのネット環境
使える端末 | 自宅のパソコン、タブレットで使用可能 |
---|---|
推奨速度 | 10Mbps以上 (YouTubeが標準画質で視聴できる) |
無線LAN(Wi-Fi) | ○推奨 |
モバイルルーター | △ |
テザリング | △ |
オフライン設定 | なし |
ネット環境を整えて、タブレット学習を活用してみよう
タブレット学習に必要なネット環境について、教材別に詳しくご紹介しました。
ネット環境さえ整えば、タブレット学習は簡単な設定だけですぐに利用することができますし、お子さんにとってもゲーム感覚で楽しく学習習慣が身につけられるのが魅力ですよね。
それぞれのタブレット学習の特徴などを比較した記事もありますので、こちらも合わせて参考にしてみてくださいね!