元小学校教員・塾講師として7年の指導経験があるまつあです。
ポピーもZ会も、小学生向けの通信教育として長年利用されてきている教材ですよね。
でも小学生向けと一言で言っても、それぞれの特長や学習内容は全く違います。
同じ通信教育といっても目指すゴールが違うため、あなたのお子さんが目指すゴールが得られる教材を選ぶことが大切ですね。
そこでこの記事では、元教員の視点&5つのポイントで、ポピーとZ会を詳しく比較してご紹介していきます。
先に結論を言ってしまうと、
- ポピーは小学校の基礎学習を確実に身につけたいお子さん向け(基礎)
- Z会は中学受験に向けた発展的な学習をしたいお子さん向け(発展)
とそれぞれ目指す学力が違います。
もしポピーとZ会で迷ったら、まずは基礎的な内容であるポピーから始めるのが安心です。
Z会も質の高い良教材ですが、学習習慣がまだついていないのにいきなり発展的な内容も多いZ会から始めると「勉強難しい!嫌い!」となってしまう可能性も。
どちらの教材も無料でお試し教材や子育てに役立つ冊子がもらえますので、まずはどちらがあなたのお子さんに合うか資料請求でチェックしてみてくださいね。
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月刊ポピーとZ会の基本情報
月刊ポピー | Z会の通信教育 | |
運営会社 | 新学社 | 株式会社Z会 |
創立年 | 1973年 | 1960年 |
対応学年 | 幼児〜中学生 | 幼児〜高校生 |
対応教科 | 国/算/理/社(英) | 国/算/理/社/英 |
教科書準拠 | ◎ | × |


月刊ポピーとZ会の比較ポイント5つ
さっそくポピーとZ会を詳しく比べていきましょう。
今回は、
- 教材のねらい、コンセプト
- 教材の内容とメリット
- 学習サポートの充実度
- 料金
- デメリット
の5つの項目で比較してみました。
教材のねらい、コンセプトは?
月刊ポピー | 学力と学習習慣を身につける |
---|---|
Z会 | 考える力が、未来を拓く。 |
ポピーのねらいはとてもシンプルで「学力」と「学習習慣」を身につけることに特化した教材の作りになっています。
Z会は教科書での学習範囲だけでなく「思考力」「問題解決力」を育てることも重視しています。
学習レベルに合わせて
- スタンダード
- ハイレベル
- 中学受験コース(3年生から)
の3つのコースが用意されています。
「どのレベルからやればいいかわからない」という場合は、まずはスタンダードから試して後からコース変更をするのが無理なく学習できておすすめですね。
2019年度からは新たに「みらい思考力ワーク」という教材も誕生しました。
Z会の教材は学校の授業に合わせたものではなく、Z会オリジナルのカリキュラムで構成されています。
教材の内容、メリットは?
月刊ポピー | 教科書に沿ったテキスト学習が中心 |
---|---|
Z会 | 3種類のオリジナルコースがある、3年生以上からは1教科〜受講が可能 |
ポピーもZ会も特長のある工夫された教材ですが、
- ポピーは小学校の学習を定着させる
- Z会は発展的な学習や思考力を育てる
と学習の目的が大きく違います。
大切な部分になるので、しっかりと確認しておきましょう。
ポピーのメリット

ポピーの1番のメリットは、小学校で使われている単元テストやドリルなどと同じような作りの教材になっているということです。
ポピーを作っている新学社は学校教材も作っている会社で、小学校の先生にはおなじみの教育教材会社です。(管理人もよくお世話になりました)
教材ももちろんですが、特にポピーに毎月ついてくる単元テストは学校で使っているものとよく似ているので、お子さんにとっても馴染みがあり使いやすい教材と言えますね。
ポピーの口コミの中にも「単元テストで100点が取れるようになった!」といううれしい感想も多くありました。

添削指導などはありませんが、その分丁寧な「てびき」がついていて、詳しい解説や保護者向けの褒めるコツなども載っていてかなりわかりやすいですね。
Z会のメリット

Z会の学習内容は、一般的なスタンダードコースでも教科書の内容+応用問題が含まれているので質の高い問題に常に触れることができます。
また教科書とは違う教材を扱うことも多いので、特に国語では年間40以上の新しい文章を読むことができます。

学習サポートの充実度は?
月刊ポピー | 親向け情報誌、子育て診断、相談サービス |
---|---|
Z会 | 保護者用の指導書やWebサイトが充実している |
ポピーでは毎月教材と一緒に親向けの情報誌「popy f(ポピーエフ)」が送られてきます。
家庭学習だけでなく、子供の健康面や食育、親子でのコミュニケーションのコツなど子育て全般をサポートしてくれる冊子で、毎月楽しみにしている保護者の方もいるそうです。
また年に一回「ポピー診断」と言って、お子さんの性格に合わせた子育てを診断してくれるサービスも無料で受けることができます。
Z会は子供の学習指導には保護者のサポートも大切と考えているので、保護者向けのサポートも通信教育の中では充実しています。
教材について詳しく解説している「サポートブック」という指導書のようなものが届くので、家庭でもお子さんの学習への関わり方やアドバイスの仕方がわかります。
また「さぽナビ」という保護者向けウェブサイトでは、親ならではの悩みや気になることについてのコラムが掲載されています。
料金はどちらが安い?
月刊ポピー | 月額2,500円〜(税込) |
---|---|
Z会 | 月額3,922円〜(税込) |
月額料金はポピーの方が安いです。
小学校で学習する内容をしっかり身につけたいという目的であればポピーで十分ですね。
教科書以上の思考力や応用力をつけたい場合には、Z会は問題の質も高いのでこちらの方がおすすめです。
またZ会は1教科(3年生以上から、1,518円〜)から受講をすることもできますが、4教科合計と比べるとやや割高にはなりますね。
デメリットは?
月刊ポピー | ・採点は親か自分でする必要がある ・教材の保管や管理をする必要がある |
---|---|
Z会 | ・タブレットはiPadしか対応していない ・お子さんによっては難しすぎる場合がある |
いいことばかりを挙げてきましたが、デメリットも確認しておきましょう。
ポピーはテキスト学習のみなので、親や自分で採点をする必要があります。
タブレット学習での自動採点と比べてしまうと時間もかかりますのでやや手間かもしれませんね。
Z会は教科書レベルであるスタンダードコースでも問題の難易度がやや高いです。
そのため、学習習慣がついていない、単元テストの成績があまり良くないといったお子さんには難しすぎて勉強が嫌になってしまう可能性があります。
また、進研ゼミやスマイルゼミでは専用タブレットでの学習ができますが、Z会のタブレットコースはiPadを自宅で用意する必要があります。
アンドロイド端末は対応していないので注意しましょう。

月刊ポピーとZ会、結局どっちがいいの?
ここまで5項目にわたってポピーと進研ゼミを比較してきましたが、気になるのは「結局うちの子にはどっちが合っているの?」ということですよね。
そこで、それぞれの教材をおすすめしたい子についてまとめました。
こんな子は月刊ポピーがおすすめ

- 親子で一緒に学習を進めたい
- 少しでも費用は抑えたい
- 学校と同じような形式で勉強したい
- まずは家庭学習の習慣をつけたい
こんな子はZ会がおすすめ

- 将来中学受験を検討している
- 教科書の学習は簡単なので難しい問題もやりたい
- 得意教科の1つだけ学習したい
- 添削指導を受けたい
あなたのお子さんはどちらのタイプでしょうか?
まだもし迷っているなら、ぜひ資料請求でじっくり比較するのがおすすめです。


ポピーもZ会も見やすくまとめられた資料が無料で届きますし、特にポピーは1ヶ月間だけのお試し受講もできます。
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