



元小学校教員・塾講師として7年の指導経験があるまつもとです。
スマイルゼミとチャレンジタッチは、どちらも通信教育の老舗&大手会社が販売しているタブレット学習タイプの通信教育ですね。
小学生のタブレット学習の知名度としては2トップとも言える2つですが、中身をよく知らないと一見似たような教材に見えるかもしれません。
でも実はできることや料金が大きく違うので、あなたのお子さんにはどちらがしっかりあっているのかを確認した上で教材を決めることが大切です。
そこでこの記事では、スマイルゼミとチャレンジタッチは何が違うのかしっかり5つのポイントで詳しく比較していきます。
2社とも教科書にあった教材で月額料金も大きくは変わりませんが、それぞれ次のような特長があります。
どちらの教材も無料でお試し教材や資料請求ができるので、まずは取り寄せて比較をしてみましょう。
ただどうしても決めきれなければ、チャレンジタッチの方が始めやすく合わなかった場合の切り替えがしやすいです。
- 入会時にタブレットを購入する必要がない(スマイルゼミは初回に税込10,780円で購入が必要)
- タブレット代金は半年以上の継続で無料(スマイルゼミは1年以上)
- いつでも無料で紙教材に変更できる(スマイルゼミは紙教材なし)
と、チャレンジタッチの方が料金や教材のハードルが低いのがいいですね。



スマイルゼミとチャレンジタッチを5項目で比較
1、使用できるタブレットの種類は?
スマイルゼミ | ・専用タブレット(Android端末) ・専用タッチペン |
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チャレンジタッチ | ・専用タブレット(チャレンジタッチNext) ・専用タッチペン ・一部パソコンで利用できる教材あり |
スマイルゼミもチャレンジタッチも、基本的にはそれぞれの専用タブレットと専用タッチペンを使います。
タブレットは学習専用になっているので、子供が勝手にインターネットに繋いでWebサイトを見るのを防ぐことができます。セキュリティーの面でも安心のシステムですね。
またどちらも専用ペンもついているので、タブレットを使っての文字入力もスラスラできます。
小学生のうちは特に書きながらの学習というのは大切なのでうれしい機能ですね。
チャレンジタッチは、進研ゼミ小学講座としてテキスト教材のチャレンジも用意されているため、
- 習熟度別の英語教材
- 1000冊以上の電子書籍
などの一部教材はウェブ上の会員専用ページで見ることもできます。
2、オフラインでも利用できる?
スマイルゼミ | ◯「お出かけモード」でダウンロード済みの教材などは利用可能 |
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チャレンジタッチ | ◯「いつでもタッチ」で事前にダウンロード済みの教材は利用可能 |
タブレット学習教材はインターネットに繋いだ状態で利用するのが基本ですが、もしオフラインでも使える機能があれば移動中などはうれしいですよね。
スマイルゼミには「おでかけモード」というオフラインでも使える機能があります。
事前に学習したい講座を端末にダウンロードしておけば、インターネットに繋いでいない状態でも利用できます。
また漢検ドリルや計算ドリル、カレンダーやカメラなどの機能もオフラインで使うことができます。
チャレンジタッチも事前にWi-Fi環境などがある場所でメインレッスンをダウンロードしておくことで、オフラインでも学習することができます。
タブレット上の「いつでもタッチ」という機能でダウンロードができ、オフラインで学習した分は再びオンラインになった時に自動で履歴が反映されます。



3、教材の内容は?
スマイルゼミ | ・国語、算数、理科、社会、英語、プログラミング (1〜2年生は国算英、プログラミングのみ) ・英検や漢検などの検定対策 ・オンライン授業動画 ・学力診断テスト ・無学年学習「コアトレ」(算数と国語のみ) |
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チャレンジタッチ | ・国語、算数、理科、社会、英語、プログラミング (1〜2年生は国算英のみ) ・英検や漢検などの検定対策 ・専任講師によるオンラインライブ授業 ・赤ペン先生の添削指導 ・実力診断テスト ・無学年学習「AI国語算数学習トレーニング」(算数と国語のみ) |
学習を進めていく上で一番大切なのが教材の内容です。
どちらも教科書準拠で作れているので、学校の教科書の進度に合わせた予習・復習ができます。
またチャレンジタッチはタブレットで学習できる教材に加えて、楽しく学習に取り組める特別アプリや付録がついてくる月もありますね。
また2022年4月より、スマイルゼミ・チャレンジタッチともに無学年学習もできるようになりました。
スマイルゼミ「コアトレ」
チャレンジタッチ「AI国語算数トレーニング」
どちらも国語と算数のみ、学年を超えて先取りや復習ができます。
毎月の受講費はかかりますが、無学年学習による追加料金は不要です。



https://kidshomestudy.com/mugakunen-tablet/
4、タブレット以外の教材の充実度は?
スマイルゼミ | ・専用タブレット1台のみで完結 ・付録やテキスト教材はなし |
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チャレンジタッチ | ・専用タブレットを使った学習 ・実力診断テストや付録、冊子などの付録あり ・毎月赤ペン先生による添削指導あり |
スマイルゼミは基本的にタブレットのみで完結できる教材の作りになっています。
なので教材の管理をする必要がないのは親としては楽ですね。
漢字の練習や算数の計算などもタブレットの画面ですらすらできるので、ノートなどを別で用意する必要もありません。
チャレンジタッチは先ほども紹介したアプリや付録の他に、赤ペン先生による添削問題があります。
紙で回答して添削されたものがタブレット端末にデータとして送られてくるので、紙にしっかりと書きつつ管理はタブレットで簡単にできますね。
また学校の単元テスト対策のテストも紙の問題集で行うので、学校のテストの予行練習のように取り組めます。
テキストの教材である「チャレンジ」と共通している内容もあるため、チャレンジタッチの方が紙で学習する内容も多いですね。
5、料金はどちらが安い?
スマイルゼミ | 月3,828円〜 ・入会時にタブレット購入代金として10,780円 |
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チャレンジタッチ | 月3,250円〜 ・6ヶ月未満での退会や学習スタイル変更の場合8,300円 |
※すべて12ヶ月一括払い、税込の場合
※2023年4月号からの料金
どちらも学年や支払い方法によって金額が変わりますが、チャレンジタッチの方がやや安いですね。また入会金はどちらもかかりません。
ただしスマイルゼミは入会時に専用タブレットの購入代金10,978円(税込)がかかります。
また12ヶ月以上の継続を前提にしているので、12ヶ月以内に退会した場合は最大で32,802円(税込)の追加代金がかかります。
チャレンジタッチは入会時にはタブレット購入代金はかかりませんが、
- 入会から6ヶ月未満での退会
- 学習スタイルの変更(タブレット→テキストなど)
をした場合に8,300円(税込)のタブレット代金の支払いが必要です。
- 6ヶ月以上チャレンジタッチを利用してからの退会やスタイル変更
- 「返却すればタブレット代金0円」キャンペーン期間を利用しての入会(条件あり)
であればタブレット代金はかからないのは嬉しいですね。
スマイルゼミとチャレンジタッチの併用はできる?






スマイルゼミもチャレンジタッチも他社教材との併用禁止しているわけではないので、ご家庭の判断で併用はできます。
ただどちらの教材も専用タブレット1台で十分な学力がつくように構成されているため、どうしても同じような内容を学ぶことになります。
お子さんによってはそれが退屈に感じてしまうこともあるかもしれません。
もし1つの教材では物足りなくて併用を検討しているなら、メイン教材の足りない部分を補う教材を選ぶのがおすすめです。
例えばメイン教材をチャレンジタッチにした場合、
- 料金を抑えてオンライン授業も受けたいから東進オンライン学校を併用する
- 算数が得意でもっと伸ばしたいから算数特化のリス算数を併用する
- 国語の発展問題をもっとやりたいからZ会の通信教育の国語のみを併用する
というように、併用する理由(〜したいから)を明確にした上で目的に合った教材を選ぶことが大切です。
スマイルゼミとチャレンジタッチをまずは試してみよう
スマイルゼミとチャレンジタッチを5項目で比較してきました。
どちらも教科書に合わせてタブレットで学習できる良教材ですが、一番大切なのはあなたのお子さんにあった教材を選ぶことです。
はっきり言って教材の質はどちらも高いので、あとはお子さんとの相性や料金面、家庭環境によります。
どちらの教材も無料で資料請求やお試しができるので、気になるものはお子さんと一緒に確認してみましょう。



\迷ったらまずはおすすめ/
https://kidshomestudy.com/tabret-hikaku/
動画でもそれぞれのタブレットを比較しながら紹介しています↓