ポピーをやらせるか、公文式に通うか迷っている…。うちの子にはどちらが合っているのかな?
元小学校教員・公文式講師として7年の指導経験があるまつもとです。
小学生の学習系の習い事として根強い人気がある月刊ポピーと公文式。
どちらもやっているお子さんが多いので、悩んでしまうお母さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、公文式とポピーどちらにするか迷っている保護者の方に向けて、5つのポイントで詳しくご紹介します。
どちらも人気も高く長年の実績も豊富な教材ですが、
- 小学ポピー:自宅で学校の授業の復習や基礎学力をしっかりつけたい子向け
- 公文式:週2回の通塾や毎日の宿題でどんどん先取り学習をしたい子向け
と、それぞれ特徴が違います。
公文式とポピーで迷っているのであれば、まずはポピーから試してみるのがおすすめです。
- 月額税込2,980円〜(幼児は税込1,425円〜)と続けやすい料金
- 教科書に合った予習復習がしっかりできる
- 通塾や先生との相性を気にする必要がない
- 子育てサポート冊子や相談窓口のサポートが充実している
と、家庭学習のスタート教材としても始めやすいのがいいですね。
とはいえ1番大切なのはお子さんにあった教材かどうかです。
ポピーは無料のお試し教材や1ヶ月間のみのお試し受講、公文式は年数回の無料体験期間があるので、必ず試してみましょう。
特にポピーは資料や教材到着まで1週間程度かかる場合もあります。
期間限定キャンペーンを行なっていることもあるので、気になった今のタイミングで、まずは公式サイトをチェックしておきましょう!
月刊ポピーと公文式の基本情報
ポピー | 公文式 | |
---|---|---|
運営会社 | 新学社 | 公文教育研究会 |
創立年 | 1973年 | 1954年 |
対応学年 | 幼児〜中学生 | 幼児〜社会人 |
対応教科 | 国/算/理/社(英) | 国/算/英 |
教科書準拠 | ◎ | × |
公式サイト | 小学ポピー公式サイト | 公文式公式サイト |
月刊ポピーと公文式の比較ポイント5つ
さっそくポピーと公文式を詳しく比べていきましょう。
今回は、
- 教材のねらい、コンセプト
- 教材の内容とメリット
- 学習サポートの充実度
- 料金
- デメリット
の5つの項目で比較してみました。
教材のねらい、コンセプトは?
月刊ポピー | 学力と学習習慣を身につける |
---|---|
公文式 | 自ら学ぶ、賢い子 |
まずはポピーと公文式のねらい、コンセプトについて確認しましょう。
ポピーはとてもシンプルで、「学力」「学習習慣」をしっかりと身につけさせるための教材構成となっています。
お子さんに興味を持ってもらいやすい程度のイラストなどはありますが、基本的には見開き2ページで1日15分程度で終えられる分量ですね。
公文式は、ポピーよりもさらにシンプルが教材構成です。
イラストなどはほぼなく、説明書きなども最小限。
自分で悩みながらも解決をしていく力を育てることで、学年に関係なくどんどん学習を進めて賢くなっていく作りになっています。
週2回の教室の他にお子さんの力に合わせた量の宿題も出るので、毎日学習する習慣をつけることができます。
教材の内容、メリットは?
月刊ポピー | 教科書に沿ったテキスト学習が中心 |
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公文式 | オリジナル教材で学年を超えて学習を進めることができる |
ポピーと公文式の大きな違いは、教科書に対応した教材かどうかということです。
ポピーは完全に教科書準拠、公文式は教科書には対応していないオリジナル教材です。
それぞれメリットがあるので確認してみましょう。
ポピーのメリット
教科書準拠の教材は他にもありますが、ポピーならではのメリットは「小学校で採用されている単元テスト・ドリルなどと形式がほぼ同じ教材ということ」です。
ポピーを作っている新学社は小学校教材も多く作成していて、小学校教員にはおなじみの出版社。
教員時代、よくお世話になりました!
ポピーはお子さんが小学校で使っているドリルや単元テストと同じ慣れている教材で学習ができますね。
また毎月単元テストも届くので、「学校のテストで100点が取れた!」といううれしい声もポピーの口コミの中にありました。
公文式のメリット
公文式は、週2回の教室指導を受けながら学年に関係なくどんどん学習を進めていくことができるのがメリットです。
プリント学習なので、教室の先生と相談しながらお子さんに合わせた学習量で取り組むことができるのもいいですね。
特に算数は計算問題を中心にかなりの分量を解くので、「計算が早くなった」「小学校で習う前に九九全部言えるようになった」という子は数多くいます。
もし公文式のように「学年に関係なく子供の学力に合わせて学習させたい」と考えているのであれば、無学年学習ができる教材もあります。
こちらも合わせて検討してみてくださいね。
学習サポートの充実度は?
月刊ポピー | 親向け情報誌、子育て診断、相談サービス |
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公文式 | 先生に学習相談ができる、年数回の個別面談 |
ポピーでは毎月教材と一緒に親向けの情報誌「popy f(ポピーエフ)」が送られてきます。
家庭学習だけでなく、子供の健康面や食育、親子でのコミュニケーションのコツなど子育て全般をサポートしてくれる冊子で、普段の子育てに活かせるのがうれしいですね。
また年に一回「ポピー診断」と言って、お子さんの性格に合わせた子育てを診断してくれるサービスも無料で受けることができます。
学習に限らず、子育て全体を支えていくサポートサービスが充実しているのはポピーならではの特長ですね。
公文式は対面で先生に学習面の相談ができるのが一番のメリットですね。
教室や先生によりますが、日頃から電話やメールでやりとりができるので気になることがあればすぐに聞くことができます。
また年に数回個別面談をしている教室もあり、20〜30分程度先生とじっくりと話すことができるのはありがたいサポートですね。
教室による部分が多いので、面談があるかは最寄りの教室に問い合わせてみてくださいね!
料金はどちらが安い?
月刊ポピー | 月額2,980円〜(税込) |
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公文式 | 1教科あたり月額7,150円〜(税込) |
月額料金は、ポピーの方が圧倒的に安いですね!
通信教育と通塾の違いもあるので比較しにくい面もありますが、
- 小学校の勉強を確実に身につけたい
- 学習習慣をつけたい
という目的であればポピーで十分です。
公文式は教室のある地域によっても月額料金が変わり、東京都・神奈川県は1教科月額7,700円〜(税込)となっています。
また1教科の金額なので、2教科、3教科だとさらに2倍、3倍と金額は上がります。
デメリットは?
月刊ポピー | 採点は親か自分でする必要がある 教材の保管や管理をする必要がある |
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公文式 | 先生や教室によってかなりばらつきがある 教材はかなり溜まる |
いいことばかりを挙げてきましたが、デメリットも確認しておきましょう。
ポピーは家庭学習なので、問題を解いた後の採点は保護者か自分でする必要があります。
丁寧な解説書がついていますが、やや手間に感じる方もいるかもしれませんね。
また毎月届く教材を保管・管理するスペースや手間も必要になってきます。
ただ裏を返せば、
- お子さんの苦手を見つけやすい
- 片付けの練習になる
といった学習のチャンスと捉えることもできますね。
公文式は、教材自体はとてもいいものなのですが、通う教室や先生によって指導方針や学習環境が大きく変わります。
先生とお子さんの相性もありますので、入会前には必ず教室見学などで先生や教室の雰囲気を見ておくのがおすすめです。
また学習したプリント教材が大量に家に溜まっていくので管理が大変という声もよく聞きます。
少なくても年間600枚以上のプリントを解いていくので、処分のタイミングや保管の仕方などをお子さんと確認しておくことが大切です。
月刊ポピーと公文式、結局どっちがいいの?
ここまで5項目にわたってポピーと公文式を比較してきましたが、気になるのは「結局うちの子にはどっちが合っているの?」ということですよね。
それぞれどんな子がポピー・公文式に向いているのかをまとめてみました。
こんな子は月刊ポピーがおすすめ
- 親子で一緒に学習を進めたい
- 費用は抑えたい
- 学校と同じような形式で勉強したい
- まずは家庭学習の習慣をつけたい
こんな子は公文式がおすすめ
- 通塾して先生に見守ってほしい
- 学年にこだわらず先取り学習をしたい
- 公文バッグがほしい
あなたのお子さんはどちらのタイプでしょうか?
それでももし迷うのであれば、まずはポピーを試してから物足りなければ公文式を検討するのがおすすめです。
ポピーは無料の資料請求や1ヶ月間だけのお試し受講もできるので、家でお子さんと一緒にじっくり検討することができますよ。
資料の到着には3〜7日程度かかりますので、気になったら早めに資料だけでも取り寄せておきましょう!