公文式は発達障害の子でも学べるって聞いたんだけど、実際はどうなのだろう?
公文式講師として指導経験があるまつもとです。
私自身も生徒として5年間公文で学んでいたこともあり、講師・生徒両方の面から公文式に関わってきました。
ADHDや自閉症、学習障害などの発達障害があるお子さんを持つお母さんにとって、勉強をどう身につけさせればいいか悩む方は多いのではないでしょうか?
他の子よりも集中力がなかったりマイペースだったりすることで、学校以外に勉強をサポートする塾などを検討している方も多いでしょう。
全国に教室を持つ公文式では、発達障害を持つお子さんも通っている子でも通えます。
ただ中には、公文の学習方法や教室の雰囲気に合わずに退会する子もいるのも事実です。
そこでこの記事では、発達障害を持つお子さんが公文式に通うときの料金や注意点まで詳しくご紹介します。
公文式(くもん)は発達障害の子でも学習できる?
公文は発達障害があっても入会して学習することはできます。
ただしお子さんによって公文で大きく伸びる子もいるし、そうでない子もいます。
これはお子さんの障害や特性だけが原因ではなく、次の3つの理由があるからです。
先生の力量や知識は教室によって様々
公文式の教室運営はそれぞれの教室の先生に任されている部分が多いため、教室によって得意とする教科や学年が違います。
もちろん先生たちは本部の研修なども受けますが、先生の中には発達障害についての正しい知識を持っていない方もいます。
特にオープンしたての綺麗な教室は環境としては魅力的ですが、先生の経験年数は短い場合が多いため、発達障害のあるなしに関わらず指導に慣れていない場合もあります。
- 周りが気になると勉強に集中できない
- 音や気配に敏感
という特性を持つ発達障害の子の場合は、学習するのは避けた方がいいかもしれません。
やはり発達障害のあるお子さんを受け入れている経験が多い先生がいる教室が安心です。
また数は少ないですが、発達障害児向けの教室もありますので、もし自宅が近いようであれば一度見学に行けるといいですね。
教室の雰囲気やレイアウトも重要
先生だけでなく、教室の雰囲気やレイアウトも発達障害の子が学習する上では大切なポイントです。
広さや学習スタイルも教室によって様々で、それぞれ良し悪しがあるのでお子さんにあった雰囲気の教室を選ぶことも大切です。
例えば広くて明るい教室は一見良さそうですが、ピーク時には100人以上の生徒で混み合うため、先生の目が行き届かない場合もよくあります。
人が多い環境が苦手なお子さんは慣れるまで時間がかかるかもしれませんね。
逆に小さな教室は先生の目が行き届きやすいですが、生徒数が少ないため発達障害のお子さんを持った経験がない可能性も高くなります。
授業日以外の家庭学習ができるか
公文式は教室で学習をする日以外に宿題が出されます。
学習習慣をつけるためのものなので、基本的には教室で学習した内容と同じものが出されることが多いので難しくはありません。
家庭での学習に慣れるまでは、親が声をかけたり隣で見守ったりなどの関わりが大切になってきます。
親が適度に関わって宿題ができる子は、学習面でも伸びやすいですし習慣も身につきますね。
公文は週2回しか通塾しないので、実は家庭での宿題や学習習慣があるかどうかで大きく子供の伸びは変わってきます。
まとめると、
- 発達障害のお子さんの指導経験が豊富な先生
- お子さんにあった学習しやすい教室環境
- 宿題など家庭学習を親が見ることができるか
がクリアできれば、公文式で学習することで良い効果が期待できる可能性が高いと言えますね。
発達障害の子が公文式を選ぶ時に気をつけたいこと
先ほど紹介した3点をクリアにするために、発達障害のお子さんが公文式を選ぶ時に気をつけたいポイントを見ていきましょう。
必ず複数の教室見学に行く
お住いの地域にもよりますが、家から通える範囲にある複数の教室見学を必ずすることをおすすめします。
先ほども言ったように、教室によって先生の指導経験や学習環境は大きく異なります。
ぜひお子さんと一緒に教室見学や先生との面談をしてみて、実際に確かめましょう。
「発達障害を持っているのですがしっかり学習できるかが不安です」
と伝えれば先生によって受け答えの仕方が違うので、発達障害を持つ子の指導経験があるかどうかがわかるかと思います。
無料体験で実際に体験する
公文式では年4回(例年2月・5月・7月・11月)無料の体験学習を行なっています。
実際の教室での学習や宿題の様子を確認することができますので、タイミングが合えば自宅近くの教室の体験を必ず受けてみましょう。
宿題を見る時間が取れるかスケジュールの確認をする
家庭での宿題をする時間や場所など、親が見てあげる時間が取れるようにスケジュールを確認しておくのも大切です。
公文の宿題は進度やお子さんの状況に合わせて柔軟に量を調整してもらえますが、5枚〜10枚単位での調整が基本です。
中には集中力が続かずにプリント1枚解くのも難しい子も。
家で宿題をする際にはお子さんが学習しやすい環境作りや声かけをしてあげる必要があります。
もし働いていてスケジュールの確保ができない場合は、公文式以外の学習方法を検討した方がいいかもしれません。
発達障害の子が公文式で学ぶ時の料金は?
東京 神奈川 | 1教科あたり7,700円〜(3教科で23,100円〜) |
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上記以外の地域 | 1教科あたり7,150円〜(3教科で21,450円〜) |
公文式の料金は、発達障害の有無にかかわらず学年と教室のある地域で料金が決まります。
発達障害だからといって、追加の料金などは一切かかりません。
また先取り学習をするようになると小学生でも中学生の学習内容のプリントを解くことがありますが、その場合も料金はかかりません。
今のお子さんの学年によって料金が変わるので、安心してどんどん学ぶことができますね。
ただし、公文式の料金は小学生向けの学習塾の中では高額な金額設定となっています。
1教科のみであればそこまで負担になりませんが、3教科の受講だと月額2万円以上になるのはデメリットですね。
月額2万円であれば、発達障害向けのサポートが充実している家庭教師が利用できるほどの金額です。
- 特性に合わせた個別指導をしてもらいたい
- 周りに友達がいると集中できない
- 送迎や通塾の時間が取れない
という場合は、オンライン利用もできる家庭教師サービスも合わせて検討してみましょう。
公文式以外にも発達障害の子が伸びる教材はある
発達障害のお子さんが公文式で学ぶ時の教室の選び方や注意点などを詳しくご紹介しました。
公文式教室で発達障害のお子さんが学ぶには、
- 教室の環境
- 先生の発達障害の子への知識や理解があるか
- お子さんと先生、教室との相性
- 公文式独自の学習方法や宿題があっているか
などをしっかりと確認した上で、入会するかどうかを決めることが大切ですね。
公文式教室の見学や体験もしたけど、うちの子に合いそうな教室がなかった…。
良さそうな教室はあったけど、通うのが大変で厳しい。
このような場合には、公文式以外での学習も検討してみましょう。
特に自宅のパソコンやタブレットで学習できる無学年学習のすららは、
- 発達障害のお子さんへのサポートや学力アップ実績が豊富
- 自宅などの安心できる環境でゲーム感覚で学べる
- すららコーチによる家庭やお子さんへのフォローが手厚い
と特に発達障害のお子さんをお持ちのご家庭には1度試してみて欲しい教材です。
主要5教科+フォローが受けられて月8,228円〜(税込)と、公文式と比べるとグッと料金が抑えられるのも嬉しいポイントですね。
無料の資料請求やお試し体験、時期によってはお得なキャンペーンも用意されています。
気になった今のタイミングでまずは公式サイトをチェックしておきましょう!
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