公文式に通わせたいと思っていたけど、月謝が1教科7,700円(税込)と高くて悩んでます…。
なんでこんなに高いの?節約方法とかないのかな?
元小学校教員・公文式講師として指導経験のあるまつもとです。
公文式の月謝は2018年に値上げされたこともあり、家計への負担を考えると頭を抱えたくなる方もいるかもしれませんね。
残念ながら、公文式の月謝は今後も値上げされることはあっても下がることはないと考えたほうがいいでしょう。
そこでこの記事では、元公文式講師の視点から月謝が高い理由と節約方法についてご紹介します。
公文式の料金・月謝は、2024年7月時点では
- 東京都と神奈川県が7,700円〜
(3教科で23,100円〜) - 東京都以外が7,150円〜
(3教科で21,450円〜)
となっています。(全て税込)
- 教室の運営費
- 先生やスタッフさんの人件費
- 公文式ならではの独自カリキュラム
- 割引制度がなく節約方法が限られている
という面から、今後も料金が上がることはあっても下がる可能性は低いと考えられます。
公文式ならではのプリントや先取りできるカリキュラムは信頼感や知名度はありますが
「公文式にはこだわっていないけど、先取り学習したい」
「プリントや紙の学習でなくてもいい」
「できるだけ料金を抑えてわが子に合った学習をさせたい」
という方であれば、合わせて無学年式のタブレット学習も検討してみましょう。
特にタブレット学習のすららは
- 現役塾講師の先生による個別フォローが受けられる
- 自宅のパソコンやタブレットで学習できる
- ゲーム感覚で楽しく学習習慣がつけられる
- 学年ではなく子どもの学力に合わせて先取りや復習ができる
と公文式のようなメリットを持ちつつも、5教科で月8,228円〜(税込)と料金をグッと抑えることができます。
無料の資料請求や体験もできます。
公文式としっかり比較するためにも、まずはすらら公式サイトをチェックしておきましょう!
公文式の月謝・料金はいくらなの?
公文式の月謝は、2018年10月より値上げしています。
- 東京都と神奈川県が7,700円〜(3教科で23,100円〜)
- 東京都以外が7,150円〜(3教科で21,450円〜)
値上がり前は全国共通の金額で1教科6,480円〜、3教科で19,440円〜でした。
教室のある地域によって月謝が変わるのは、学習塾の中では日本初のことらしいですね。
毎月月謝を支払っている保護者の皆さんからしてみれば、東京に住んでいるだけで月額1,000円以上、年間12,000円以上(3教科であれば36,000円!)もプラスでかかるのはちょっと抵抗感がある方もいるのではないでしょうか?
公文式とその他の教材の月謝を比較してみました
公文式 | 月21,450円〜(3教科) 入会金:なし |
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学研教室 | 月13,200円〜(3教科) 入会金:5,500円 ※この他運営費6,600円、テスト代7,320円が入会・進級時に必要 |
すらら | 月8,228円〜(5教科) 入会金:7,700円〜11,000円 |
進研ゼミ(チャレンジタッチ) | 月3,250円〜(5教科) 入会金:なし |
スマイルゼミ | 月3,278円〜(5教科) 入会金:タブレット代金として10,980円 |
※すべて税込料金、小学1年生を想定しています。
※料金はコースや地域、支払い方法などによって異なります。
小学生向けの塾や通信教育と公文式の月謝を比較してみると、特に公文式の料金は高めに設定されていることがわかりますね。
公文式と学研教室は通塾タイプの塾で教室の家賃や人件費などがかかるため、下3つの通信教育と単純に比較できない部分もありますが、料金を抑えて学習したいなら通信教育も視野に入れておくのがおすすめです。
またすららだけでなく、チャレンジタッチやスマイルゼミでも公文式と同じように無学年学習ができるようになりました。
この2社はすららと違い国語と算数のみですが、AIによるタブレット学習の発達のおかげで、学年に関係なく先取りやさかのぼり学習がしたいご家庭向けの選択肢が増えたのは嬉しいですね。
→チャレンジタッチの無学年学習について詳しくみる
→スマイルゼミの無学年学習について詳しくみる
公文式の月謝が高い4つの理由
ではなぜ、公文式の月謝は高くなったのでしょうか?
保護者向けの文面には「昨今の社会環境の変化に伴う各種費用の増加のため」と理由が書かれていたかと思いますが、具体的には次の4点です。
人件費や家賃が高額
公文式教室の運営で最もお金がかかるのが人件費と教室の家賃です。
公文式には教室を運営する先生だけでなく、採点や一人一人の進度に合わせて教材の準備をするスタッフの先生が必要です。
「解いた問題を即時採点して100点になったら学習終了」という学習方法なので、採点スタッフがいないと教室が開けません。
しかも今回値上げした東京と神奈川は、時給や家賃がどんどん高騰していますよね。
生徒が増えて教室の規模が大きくなるほどスタッフの人数や教室の広さは確保しなければならないので、値上げに踏み切ったと考えられます。
教室設備の充実のため
公文式は2018年で創業60周年を迎えました。
学習塾としては長い歴史があるのは公文ブランドではあるのですが、中には長年教室を運営していて教室の備品や設備がボロボロになっている教室もあるのが現状です。
教室内の整備は生徒の安全確保だけでなく、集客の面でも影響があるため、ある程度お金をかけて整備していく必要があります。
自分のお子さんを通わすなら、同じ料金ならより綺麗で使いやすい教室に通わせたいのが親心です。
保護者のニーズを満たすためにも、値上げをして設備投資をする必要があるわけですね。
先生の収入確保のため
公文の先生は、もちろん公文式の教育法が好きだったり、子供が好きで生きがいになっていたりする先生が多いです。
しかしどんなに好きでも教室運営はビジネス。
先生自身の収入が確保できなければ、子供達のためにも教室を続けていくことができなくなります。
ここだけの話、公文式はフランチャイズのため本部に結構な額のロイヤリティーを支払わなければなりません。
そのため生徒がたくさんいていぎわっている教室でも、意外と先生の手元にはたくさんは残っていない場合もあります。
今回の27年ぶりの月謝の値上げは、教室運営の面から見ても先生にはありがたい値上げになのかもしれません。
公文式でしか学習できないプリントや内容だから
公文式で使っているプリントは公文式が長い歴史の中で作り上げてきたオリジナルの教材です。
公文式の書籍や問題集は数多く出ているものの
「子どもの学力に合わせて、先生が選んだ公文式のプリントで学習できる」
「公文式のプリントで学年を超えた復習や先取り学習ができる」
というのは公文式教室か公文式通信教育のみです。
親世代が公文式で学んできた方も多いですし、やはり「多少お金を払ってでも公文式で学ばせたい!」という方もいますよね。
月謝の値上げの理由はわかったけど、だからといって我が家の家計にはやはり金額的に厳しい…。何か月謝を節約する方法はないの?
お金を払う保護者からすると、やはり厳しい面はもちろんありますよね。
特に兄弟がいたり、複数教科を受講する場合その負担はかなり大きくなります。
公文式の月謝の節約方法について見てみましょう!
「公文式の月謝が高い」と感じた時の節約方法とは?
公文式の月謝は割引制度などがないため、大幅に節約することは難しいです。
しかし次の4つの方法で、月謝の支払金額を節約することはできます。
教科数を減らす
今公文に通っている家庭がすぐにできてかつ効果的なのが教科数を減らすことです。
1教科減らせば年間20,000円以上の節約になるのは大きいですよね。
特にお子さん自身が学習を嫌がる、面倒に感じてる教科があれば減らすのにいいタイミングかもしれません。
東京都と神奈川県以外の教室に通う
もしお住いの地域が東京・神奈川以外の県が近い場合は、埼玉や千葉などの他県の教室に通うことで月謝を節約することもできます。
ただし週2回学校帰りに通うお子さんが多いと思いますので、
- 無理なく安全に通えるか
- 交通費などはかからないか
などは十分に考慮して決めてください。
一度休会して様子を見る
お子さんが公文の学習に対して前向きではない場合は、一度休会してみるのも節約の1つです。
公文式は最大3ヶ月まで休会ができるので、お子さんが「また公文やりたい!」となれば復会して続けることもできます。
別の学習方法を試してみる
「やっぱりどうしても公文の月謝は高い!」
「子供にあった学習進度で進めるのは魅力だけど、これだけお金をかけていいのかな?」
と感じる方は、公文式にこだわらず別の学習方法を試してみるのもおすすめです。
公文式学習の良さは
- 一人一人にあった難易度で学習できる
- 計算や文章読解の基礎が作れる
- 教室で解いた問題はすぐに採点してもらえる
などがあげられますが、インターネットやIT技術が発達した今では自宅にいながら公文式に近い勉強をすることができるようになりました。
小学生向けおすすめのタブレット学習についてもまとめていますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
公文式と合わせて検討したいおすすめ教材は?
公文式教室の月謝が高い理由や費用節約の方法についてご紹介しました。
公文式教室は教室の運営費や先生に見てもらう人件費がかかるため、月謝がそれなりにかかることはしょうがないことではあります。
その分公文式ならではの良さや手厚さもありますが
「もう少し費用を抑えたい」
「うちの子に公文式があっているかわからない」
という場合は、他の学習方法も視野に入れて検討することでよりお子さんに合った学習をすることができるかもしれません。
特に公文と同じように
- 個別のカリキュラムで学習させたい
- 学年に関係なく先取りや復習がしたい
- 先生に学習状況をしっかり見てもらいたい
- 子育てや学習の悩みについて先生に相談したい
と考えているご家庭であれば、タブレット学習のすららをぜひ試してみるのがおすすめです。
教室はなくオンラインで学べる分、料金も5教科で月8,228円〜(税込)とリーズナブル。
また現役のプロ塾講師によるフォローやサポートがついていて、公文と同じようにお子さんに合った進度で先取りや復習をすることができるのもいいですね。
すららコーチとLINEでいつでもやりとりができるのも、公文式にはない気軽さ。
公文式ほどの知名度はないものの、全国2500校以上の学校や塾などに導入されていて実績も豊富です。
すららは無料の資料請求やお試し体験もできる上、時期によってはお得なキャンペーンを利用することでより費用を抑えて受講することもできます。
公文式としっかり比較するためにも、まずは気になった今のタイミングで1度公式サイトをチェックしてみてみましょう!