うちの子は不登校で勉強面が心配…。
不登校の子が自宅学習できる通信教育やタブレット学習の教材ってあるのかな?
元小学校教員・塾講師として7年の指導経験があるまつもとです。
不登校で学校の授業が受けられなくなり、心配になる保護者の方も多いかと思います。
ただ勉強のためだけに学校に無理に行かせるのは、不登校のお子さんにとっては辛く時には逆効果になることも。
また2017年に「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」という制度が作られ、条件が揃えば、家庭でIT教材を使って家庭学習した分を学校の出席扱いにもできるようになりました。
まずは1番安心できる自宅で、お子さん自身のペースで無理なく家庭学習を進めていきたいですね。
この記事では、不登校の小学生・中学生におすすめのタブレット学習・通信教育を詳しくご紹介します。
- すらら:1,700人以上の出席扱い認定をサポート、ゲーム感覚で楽しく学べる
- サブスタ:毎月お子さんに合った学習計画表を作成、不登校向け出席扱いサポートあり
- 東進オンライン学校:四谷大塚や東進のプロ講師の授業がわかりやすく料金が安い
- 天神:インターネット不要のデジタル教材。フリースクールでの利用実績あり
- 進研ゼミ(チャレンジタッチ):教科書に合わせた全教科学習、紙教材とタブレット教材が選べる
- スマイルゼミ:タブレット1台で全教科+漢検や英検対策もできる
- スタディサプリ:月額1,815円〜(税込)で安い、スマホでも学習OK
特にすららでは、文部科学省が発表している「出席扱い制度に関する詳しい資料」も同封してくれます。
- 「不登校の出席扱いについて初めて知った」
- 「最近出席扱いの制度があることを知ったけど詳しくわからない」
- 「忙しくて詳しい情報収集ができない」
というご家庭でも、まずはすららの資料請求で効率よく情報収集ができますね。
ただし、お得なキャンペーン時期は資料到着までに時間がかかることも。
気になった今のタイミングで、まずは公式サイトを確認しておきましょう!
不登校でタブレット学習・通信教育を使うメリット
ゲーム感覚で楽しく学べる
近年様々なタブレット学習がありますが、人気の理由として大きいのが「ゲーム感覚で学習できる」ということですね。
動画やイラストが豊富なので視覚的に理解しやすい上に、ポイント制度などで毎日続けたくなる仕組みが充実しています。
自分のペースで学年関係なく進めるので自信になる
タブレット学習の中には、お子さんの学年に関係なく学習できる無学年式学習というシステムを利用しているものもあります。
例えばお子さんが小学3年生の場合、
- 算数は苦手だから小学2年生の内容からしっかり復習
- 国語は得意で好きだから小学4年生の内容を先取り
という風に、自分の学力に合わせて好きなペースで進めることができます。
親も子も、空いた時間で好きなことができる
冊子型の通信教育や塾だと、
「採点を解いた後の丸付けが大変」
「送り迎えに時間がかかる」
「学校にもいけないのに塾に通えるか不安」
など学習以外の作業や手間、ストレスがある場合が多いですよね。
タブレット学習であれば、そもそも送迎はないですし、タブレット上で自動採点をして成績も自動でデータ化してくれます。
またAI機能を使ってお子さんの苦手や弱点に合わせた問題を自動で出題してくれる機能がついているものも。
手間やストレスがなくなった分空いた時間で親子でどこか出かけてもいいですし、お子さんの好きなことをやらせてあげることもできますね。
机上の勉強以外の可能性の幅を広げてあげるきっかけづくりにもなるかもしれません。
不登校でタブレット学習・通信教育を使うデメリット
長時間のオンライン学習には注意
タブレット学習のデメリットとしては、
- インターネット環境がないと学習ができない
- タブレットやパソコンなどの機器を購入する必要がある
- 長時間やりすぎると視力低下の心配がある
が上げられます。
特に心配なのが視力低下ですが、
- 学習時にタイマーをセットして休憩タイムを作る
- 保護者向けの管理ページで学習時間の確認をする
- ブルーライトカットのシート(2,000円程度)を画面に貼る
などのちょっとした工夫で防ぐことができます。
人と関わる機会が少ない
タブレット学習の多くは、お子さん1人でも学習できるようにカリキュラムが作られていることが多いです。
人と関わるのが苦手な子にとっては学校に行かずにマイペースで学習できるのは大きな魅力ですが、一方で親としては「このまま人と関わらないまま成長したらどうしよう」と不安になることもあるかもしれませんね。
あくまでもお子さんの気持ち優先で無理はさせない方がいいですが、
- チャットやLINEなどでやりとりができる機能がついている(すらら)
- zoomなどを使ってオンラインで個別相談ができる(オンライン家庭教師)
- 声出し・顔出しなしでライブ授業に参加できる(進研ゼミ中学講座)
- メタバース空間で同じ不登校の子と交流できる(オンラインフリースクール「シンガク」)
など、人との関わりがある学習サービスを使うことも検討してみましょう。
不登校の小中学生向けタブレット学習・通信教育は?
1、すらら
無料の資料請求と体験があったので、子どもに合うかチェックしてから入会を決めました。
子供のレベルに合わせてもらえるので「小1だからこの内容」という決めつけがなく、不登校で周りのレベルがどの程度で自分の子供はどれくらい遅れてしまっているのか知ることにもつながりよかったです。
学校に通えるようになった時に、周りとの差が大きく広がらないようにしっかり教えてもらえたし、実際通い始めてからも大きく遅れをとっていることがありませんでした。
私の息子はもともと通常の黒板を使って授業を行う塾に通わせていました。
ただ息子は勉強に対してモチベーションが低いこともあり、学校の授業の延長のような塾を嫌がっていました。
ですが、すららのタブレットを用いたオンラインの講義切り替えたところ、興味を持って取り組むようになりました。
本人に理由を確認したところ「ゲーム感覚で学習できるところが良い」と言っていました。
親としてはどんな形であれ、興味を持って学習してもらえるところは良いと感じました。
一人一人の学習レベルに合わせて教材を使って指導してくれるので、2年生でもつまづいたところが1年生の単元であればそこまでさかのぼって学習ができるのがいいです。
娘もかなりそれで助けられていました。
ゲーム感覚で学習を進めることができる教材なので、今のところ飽きることなく頑張ってくれています。
担当のすららコーチの方も熱心で、相談に乗ってくれるのもありがたいです。
→すららの小学生の口コミ評判をもっと見る
→すららの中学生の口コミ評判はこちら
- 国語・算数・英語・理科・社会の主要5教科が学べる
- 親が学習状況を把握しやすい
- すららで家庭学習した分を出席扱いになる制度が利用できる
- プロ講師によるカウンセリングやサポートが充実している
- 塾やフリースクールより費用が安い(5教科で税込月額8,228円〜)
すららは、学年に関係なくお子さんの学力に合わせてインターネットにつないで学べるタブレット学習教材です。
不登校のお子さんに特におすすめなのが、
- プロ講師による個別サポート
- すららで学習した分が出席扱いになる制度が使える
という部分です。
すららには「すららコーチ」という現役の塾講師のカウンセリングや学習計画設定、学習アドバイスなどが全員についています。
コーチとは基本的にはLINEやメールでやりとりができ、学習だけでなく日々の子育てや不登校ならではの悩み相談もできます。
お子さんが質問したい時もすららの管理画面からメッセージのやり取りができるので、お子さん1人でも進めていくことができますね。
また不登校のお子さんをもつ親にとっても、客観的な視点で学習や子育てについての悩みを共有してもらえる存在ができるのが安心ですよね。
さらにすららは、文部科学省が定める「不登校児童生徒が自宅においてIT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱い等について」にて発表された要件を満たしている教材となっています。
適用にはいくつか条件がありますが、学校によっては小学校でも中学校でも、すららで学習した分が出席扱いとして扱ってくれる場合があります。
すららを使ったフリースクール「シンガク」もおすすめ
タブレット学習だけでちゃんと勉強できるか心配…。
生活リズムを作ってあげたい。
不登校でも、無理のない範囲で友達との交流の機会は持ちたいな。
と考えているご家庭であれば、オンラインフリースクールの「シンガク」も合わせて検討してみましょう。
シンガクは、特に不登校の出席扱い制度認定へのサポートが手厚く、80%以上の認定率というデータもあります。
また日々の学習は「すらら」を利用した無学年学習&コーチによる学習フォローもあるので、お子さんの学力や状況に合わせて学ぶことができますね。
さらに平日にはメタバース教室が開かれているのも、他にはない魅力です。
自分のアバターを作ってチャットだけで会話できるので「顔出しや声出しが恥ずかしい」というお子さんでもゲーム感覚で楽しむことができます。
- オンライン遠足やクリスマス会などのイベント
- フォートナイトやマイクラなどのゲーム時間
- 部活動
などもオンライン上で楽しめるので、しっかり勉強しながらも、同じような境遇の子達とのコミュニケーションをしたい子におすすめです。
2、サブスタ
息子は中学1年生の時にオンラインゲームにはまってしまい、生活習慣が乱れ起立性調整障害で悩んでいました。
不登校になったことで家庭内の関係も悪化し、私自身も精神的におだやかでない日々が続いていましたが、本人が行きたい私立高校があったのでサブスタを利用しました。
学校に出席扱い制度利用のお願いをしてから一ヵ月程度で認められたので、本人のモチベーションも上がっています。
学習アドバイザーの方が毎月作ってくれる学習計画表と、本人が問題を解いたノートを毎月学校に提出することで出席カウントにしていただいています。
まだ学校に復帰はできていませんが、受験に向けてコツコツ頑張っているので応援しようと思います。
(サブスタ公式サイトより引用)
- 小学1年生〜中学3年生の5教科に対応
- 一人ひとりに合わせた学習計画表を毎月作成
- 動画授業と専用テキストがタブレット1つで利用できる
- 料金体系は小学生7,800円、中学生9,800円のみとシンプル
- 不登校の子向けの出席扱いサポートにも取り組んでいる
サブスタは、自分だけの学習計画表に合わせた学習ができるオンラインの学習サービスです。
一般的な知名度はまだ高くはないものの、不登校のお子さん向けに出席扱いのためのサポートもしています。
サブスタの学習は、
- LINEやメールでのヒアリング
- オリジナルの学習計画表を作成
- 計画表に沿ってオンライン教材と授業動画で学習
- お子さんの理解度や学習進度に合わせて月1で学習計画を見直し
とシンプルで、しっかり目の前の学習に集中できる作りになっています。
個別の学習計画表やLINEでの質問対応もしてくれることを考えると、小学生であれば学年に関係なく月7,800円(税込)ととても良心的ですね。
3、東進オンライン学校
→東進オンライン学校の口コミ評判をもっと見る
→東進オンライン学校中学部の体験レビューはこちら
- 東進(中学生)と四谷大塚(小学生)のプロ講師による映像授業
- 毎回の確認テストや月例テストで定期的に学力が把握しやすい
- 月額2,178円〜と料金を抑えて利用しやすい
- 自宅のパソコンやタブレットなどで視聴可能
東進オンライン学校は、進学塾として有名な東進と四谷大塚が連携して運営しているオンライン学習です。
1番の特徴がプロ講師の授業の面白さ。
東進のプロ講師(小学生は四谷大塚の講師)がわかりやすく楽しく、丁寧に説明してくれます。
1回の授業は30〜45分程度ですが、途中で適度に雑談を入れたり問題演習と説明を交互に入れ替えたりなど、授業の構成もバランスが良くてあらゆるところにプロ講師ならではの良さが感じられます。
また毎授業ごとの確認テストや月例テストも受けられるので、学校のテストを受ける機会が少なくても定期的に学力チェックができるのも嬉しいポイントですね。
また勉強以外にも「未来発見講座」というセミナー動画も無料で視聴することができます。
各分野の教授や専門家などがお子さんでもわかるように丁寧に専門分野の話をしてくれるので、お子さんの知識や興味の幅を広げてあげることができるのが東進オンライン学校ならではの取り組みです。
不登校生向けのサポートなどはありませんが、月額2,178円〜(税込)という安さでお子さんのペースで学習できる気軽さがいいですよね。
「まずはオンライン授業を試してみよう」というご家庭にもおすすめです。
4、天神
- インターネット不要でデジタル学習ができる
- 一問一答形式で、学力に合わせた無学年学習ができる
- 教科書に合わせてた学習もOK
- フリースクールにて不登校児の出席扱いが認められた実績がある
天神は、インターネットに繋がずに利用できるデジタル学習教材です。
過去にテレビで取り上げられたこともあり発達障害の子向けの教材として有名ですが、フリースクールでの天神を利用したケースで出席扱いが認められた教材としての実績もあります。
天神の学習は一問一答形式で、お子さんの理解度や学力に合わせて自動で問題が出題されていきます。
教科書に合わせた学習はもちろん学年を超えた無学年学習もできるので、先取りや復習を自由にできるのも便利です。
間違えた問題は少し問題の内容を変えながら繰り返し出題してくれるので、自然と理解できるようにカリキュラムが構成されているのが魅力ですね。
教材は1年分の一括購入となるため初期費用が他の教材より必要なのがデメリットですが、
- 無料の資料請求
- 4日間のお試し体験授業
でしっかりとお子さんに会う教材かを確認することができます。
5、進研ゼミ(チャレンジタッチ)
もともと発達障害があることもあって、小2に入ってから4か月間くらい学校へ行かれない日が続きました。
楽しく学習を続けるのを目的にチャレンジタッチを始めましたが、実際に使ってみると、子供を引き付ける工夫が多くされており、英語も楽しめるし、全く嫌がらずに毎日勉強を続けることが出来ました。
特に良かったのは、書くことに難しさがある息子が、紙ベースの学習よりもスムーズに学習を進めることができた点です。
あまり問題なく進めていたため、タブレットの件でサポートを受ける事はなかったですが、子供の学習相談にのっていただいたことは1回ありました。
とても丁寧に対応していただき、安心できたのを覚えています。
ただいまいちだった点をあげるとすれば、いろんな機能や工夫が多すぎて、子供の集中力が散漫になってしまったことでしょうか。
教材自体がもう少しシンプルでもいいかと思いました。
→進研ゼミ(チャレンジタッチ)の口コミ評判をもっと見る
→進研ゼミ中学講座の口コミ評判はこちら
- 専用タブレットで学校の教科書と同じ進度で学習ができる
- 月額3,250円〜(税込)で主要5教科+プログラミング学習も学べる
- 専用タッチペンで計算練習や漢字練習がスムーズにできる
- 自動採点・読み上げ機能付きで、小学生のお子さん1人でも学習できる
- 紙教材のチャレンジとタブレットのチャレンジタッチから選べる
進研ゼミは、長年小学生・中学生の通信教育として一番人気を誇る教材です。
紙教材のチャレンジを選ぶこともできますが、不登校の子におすすめなのはタブレット学習のチャレンジタッチです。
専用タブレットと専用タッチペンを使って、紙に書くのと同じような感覚で学習できます。
また最寄りの学校の教科書に準拠した学習内容がお子さんのタブレットに毎月送信されてくるので、自宅にいながら学校と同じ進度で学習できるのがいいですね。
学力の遅れなどがあまりなく「確実に学校で学習する内容を身に付けたい」という方におすすめです。
- プログラミング学習
- 段階別の英語学習「チャレンジイングリッシュ」
- 添削指導「赤ペン先生」
- 学力テスト
- 年齢に合わせた電子書籍
なども、月額料金内でタブレット1台で学習することができます。
さらに2022年4月より、無学年学習ができる「AI国語算数トレーニング」もスタート。
国語と算数のみですが、小学1年生〜中学3年生までの内容が学年に関係なく先取り・復習できるようになりました。
中学生になっても同じタブレットで継続して使えるのも経済的。
ゲーム感覚で楽しみながら学習習慣をつけることができるのがチャレンジタッチの良さですね。
- 【小2〜小6限定】1月号入会で、1月号の受講費が1,500円割引!
- 過去月号の学習内容を追加料金なしで復習できる
- 無料の資料請求で学年に合わせた体験教材をプレゼント
→チャレンジタッチの口コミ評判をもっと見る
→チャレンジタッチの不登校支援について詳しくはこちら
6、スマイルゼミ
ドリルとかプリントで10問くらい並んだ算数の問題を見ると解くのがいやになる娘のために、タブレットなら少しはやる気でるかなとスマイルゼミを申し込みました。
実際に使ってみて、算数は私が横で教えなきゃいけない部分もありますが、解説が丁寧でわかりやすいから一人でできました。
自主的に選んで勉強できない娘ですが、1日5個「ミッション」として項目が自動的に選ばれるため、そこは毎日「ママが仕事行ってる時にやってね」と伝えています。
漢字もはねやはらいなどの最近の学校で丁寧に教えないところを細かく学べて「スマイルゼミのおかげで字が綺麗になった」と娘も自信がもてるようになりました。
→スマイルゼミ小学生コースの口コミ評判をもっと見る
→スマイルゼミ中学生コースの口コミ評判はこちら
- タブレット1台で全ての学習が完結できる
- 専用タブレットとタッチペンで紙と同じ感覚で書ける
- 漢検・英検対策や無学年学習もできる
- 学習状況が自動で記録、保護者ページでいつでも確認できる
スマイルゼミは、専用タブレットとタッチペンだけで全教科の学習ができる人気のタブレット学習です。
チャレンジタッチと同じく専用タブレットに直接書き込みながら、学校の教科書に合わせた進度で学習することができます。
また無学年学習のコアトレも、追加料金なしで利用可能。
特に漢字検定や英語検定対策の教材も充実しているので、検定合格を目指すことでお子さんの自信につながるかもしれませんね。
入会時に専用タブレット代金(税込10,978円)が必要ですが、シンプルで使いやすいタブレット学習です。
→スマイルゼミの口コミ評判をもっと見る
→スマイルゼミの不登校支援や評判はこちら
7、スタディサプリ
- 小学校4年生〜高校生の内容まで学年関係なく学習できる
- 一流プロ講師の授業動画が月額1,815円(税込)〜で全学年見放題
- 自宅のパソコンやタブレット、スマホで使える
- 主要5教科(算数・国語・理科・社会・英語)がすべて学べる
- 無料でテキストを印刷して使える、別途購入をすることも可能
スタディサプリは、月額1,815円(税込)〜で、プロ講師の動画授業を好きなだけ視聴できるタブレット学習です。
すららのような個別相談などのサービスはありませんが、オンライン上でいつでもお子さんの学習状況をチェックすることができるので便利ですね。
また基礎コースに加えて、中学受験向けの基礎が学べるハイクラスコースも用意されています。
追加料金一切なしで、開成中などの有名校への合格実績が豊富な講師の授業を自宅で受けられるので、将来中学受験も視野に入れている不登校のお子さんにもおすすめです。
不登校は何日から?定義を確認しよう
文部科学省の学校基本調査によると、不登校の定義について次のように記載されています。
理由別長期欠席者数
前年度間に30日間以上欠席した者の数。欠席は連続である必要はない。
不登校
「病気」や「経済的理由」以外の何かしらの理由で、登校しない(できない)ことにより長期欠席した者。
(文部科学省「学校基本調査ー用語の解説」より抜粋)
つまり不登校は、30日間以上病気や経済的理由以外の理由で登校できない状態のことと定義されています。
一昔前までは
「不登校は本人や家庭がしっかりしていないから、甘えているから」
「なんとしてでも学校に行けるようにしなけらばならない」
と全員が学校に行っている・行く前提とした風潮がありました。
しかし今では「学校に行っていなくても、しっかりと学習の機会や場を与えられるようにしよう」という方向で文科省も制度を整えたり方針を打ち出したりしています。
不登校児童生徒への支援は,「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す必要があること。
また,児童生徒によっては,不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で,学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意すること
(文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日より引用)
その中でも不登校のお子さんがいる家庭にぜひ知っていただきたいのが、記事冒頭でもお伝えした不登校の子が自宅でICT等の学習活動をすることによって、学校の出席扱いとなる制度です。
不登校の子が自宅学習で出席扱いになる制度とは?
2017年からスタートしたこの制度を利用すると、学校に行っていない不登校の子でも自宅でタブレット学習などのICT学習活動をすることで学校の出席扱いにすることができます。
制度が始まってからすでに5年以上経っていて、年々利用しているお子さんや家庭も増えています。
(文部科学省「令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」より引用)
制度を利用するには以下の条件を満たす必要があります。
- 保護者と学校との間に連携・協力関係がある
- ITや郵送、FAXなどの通信教育を活用した学習方法である
- 対面の指導が適切に行われている
- 学習の理解の程度を踏まえた計画的な学習プログラムである
- 校長が対面指導や学習活動の状況を十分に把握している
- 学校外の公的機関や民間施設等で相談・指導を受けられない状態である
- 学習活動の評価は、計画や内容を学校の教育課程に照らして判断できる
(「不登校児童生徒が自宅においてIT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱い等について(通知)」より要約して抜粋)
学校と家庭、タブレット学習提供企業との連携が不可欠ですが、すららやサブスタではこの出席扱い制度を利用するためのサポートや相談をすることもできます。
ぜひ上手に活用して、不登校でもお子さんの学力アップや可能性の芽を伸ばしてあげたいですね。
そもそも小学生・中学生は何のために勉強するの?
おすすめの勉強方法を紹介する前に、そもそもなんのために勉強をする必要があるの?ということから少し考えてみましょう。
もしお子さんに「なんで勉強しなきゃいけないの?」と聞かれたら、あなたはどのように答えるでしょうか?
学校に行けるようになるため?
将来困らないようにするため?
このような解答でも間違いではないかもしれませんし、はっきりした正解はないのかもしれません。
元教員として200人以上のお子さんを見てきた私の個人的な考えになりますが、勉強は「将来の選択肢や可能性を広げるため」にするものだと考えています。
例えば、子供に将来なりたい職業を聞いた時に「営業マンになりたい」「貿易業に関わりたい」というのはあまり出てこないですよね。
なぜ出てこないかというと、営業や貿易業という仕事を知らないからです。
また発展途上国のお子さんの将来の夢がテレビなどで紹介されるとよく「医者になりたい」「学校の先生になりたい」と出てきます。
これも、医者や学校の先生以外の職業を知らない、よくわからない可能性が高いと考えられますね。
「知っていること=知識」があるかどうかで、お子さんの選択できる幅や可能性というのは大きく変わってきます。
そして知識が増えて「これをやりたい!」が見つかった時に大きな武器になるのが、小学校で学ぶ基礎学力です。
それならやっぱり学校には行かせた方がいいのかな…?
不登校になるということは、本人が学校で学習することに違和感や不快に思っていることがあるからです。
本人の意思なしに、勉強のためだけに焦って学校に行かせるのはやめてくださいね!
それに無理に学校に行く以外にも、基礎学力をしっかり身につけられる方法は今はたくさんあります!
短期的な学校に行く・行かないの視点ではなく、もう少し視野を広げて将来の可能性を広げてあげられる勉強方法を親子で一緒に選択できるといいですよね。
不登校の小学生・中学生向けの自宅学習方法は?
学校以外で勉強する方法としては、次の5つが考えられます。
- 塾に通う
- フリースクールに通う
- 家庭教師に来てもらう
- 通信教育で学ぶ
- タブレット学習・インターネット学習で学ぶ
それぞれメリット・デメリットがあるので、チェックしておきましょう。
塾に通う
学校以外で勉強する方法としてまず考えるのが塾に通うことではないでしょうか。
学校に比べて時間は短いですし、学習に集中できる環境と先生がみてくれるので、生活リズムを作りやすいという良さがありますね。
しかし塾の雰囲気や授業の進め方によっては、お子さんに合わない可能性もあります。
また自宅近くだと同じ学校の子に会う可能性も高く、学校の友達に会いたくないお子さんの場合には向きません。
フリースクールに通う
不登校のお子さんが学校の代わりに通う場としてフリースクールがあります。
お子さん一人一人のペースに合わせて学習だけでなく好きなことができる時間を設けてるところも多く、学校よりリラックスして通えるかもしれませんね。
ただフリースクールの数自体が非常に少なく、全国でも約500校ほどしかありません。
また多くが中学生以上を対象としていることが多いので、小学生には少し利用しずらいですね。
家庭教師に来てもらう
自宅学習であれば、家に勉強を教えてくれる家庭教師を呼ぶのも1つの方法です。
家庭教師の良さは1番慣れている自宅で手厚く勉強を見てくれることですね。
気の合う先生と出会えれば、お子さんの心の支えになってくれることもあります。
一方で、家庭教師は週1回でも月15,000円〜程度とかなり高額。
家庭教師がない日は自分で勉強する必要があるので、生活リズムを作りにくいのはデメリットですね。
またマンツーマンで指導してもらえる分、先生との相性はとても重要です。
すぐに相性のいい先生に出会えればいいですが、毎回先生が変わるのもお子さんにとっては安心して勉強できない可能性もあります。
インターネット上で授業を行うオンライン家庭教師なら、費用を抑えて利用することもできます。
最近では不登校の子向けのオンライン家庭教師も増えています。
別記事でまとめていますので、気になる方は合わせてチェックしてみてくださいね。
通信教育で学ぶ
家庭学習の教材として長年人気なのが通信教育ですね。
進研ゼミやポピーなどの毎月届くテキストに書き込んで学習するものから、スマイルゼミなどのタブレット学習も、広い意味では通信教育と呼ばれてます。
月額料金も3,000円前後で学習ができるので、不登校のお子さんに限らずまず利用を考える教材ではないでしょうか。
ただ不登校の子が通信教育を利用する時に注意したいのが、
- 机に向かって勉強することに抵抗がある子には向かない
- 学校に通っている前提で教材が構成されている
ということです。
不登校のお子さんの中には、学校へのトラウマや経験によって
「鉛筆も持ちたくない」
「机に座って勉強するのが辛い」
という子もいます。
家庭で学習できると言っても学校でやっていることと内容やスタイルが似ているので、無理強いはさせたくないですよね。
また、多くの通信教育は学校の授業の補助的役割として教材が作られています。
学校の進度と同じように進めたい場合には使いやすいのですが、不登校になってから数ヶ月勉強していなかった子にとってはテキストを使った教科書準拠の教材はついていけなくなる可能性もあるので注意が必要です。
インターネットを使ってタブレット学習で学ぶ
不登校の子に一番利用してほしいのがタブレット学習です。
タブレット学習とは、インターネットに繋がったタブレットやパソコンでオンライン学習ができる教材のこと。
インターネット学習と呼ばれる場合もありますね。
自宅での学習はもちろん、wi-fiなどのインターネット環境があれば国内外問わずどこでも利用できるのが魅力です。
不登校だからこそ、タブレット学習・通信教育を活用しよう
不登校の小学生や中学生におすすめの勉強方法について、詳しく紹介しました。
塾や家庭教師など、お子さんにあった学び方ができるのが1番ですが、特にすららは最初の学習教材としてぜひ利用してほしいタブレット学習です。
- 料金も月額8,228円〜(税込)とリーズナブル
- 主要3教科をマイペースで学ぶことができる
- 専任のプロコーチによるサポート体制が整っている
- すららでの学習を出席扱いにできる場合がある
と、不登校のお子さんが学習しやすい環境が整っているのが魅力的ですよね。
すららでは無料の資料請求をすることができます。
不登校の子向けの資料に加えて、出席扱い制度に関する詳しい資料も同封してくれるので
- 「不登校の出席扱いについて初めて知った」
- 「最近出席扱いの制度があることを知ったけど詳しくわからない」
- 「忙しくて詳しい情報収集ができない」
というご家庭でも、まずはすららの資料を取り寄せれば効率よく制度についても知ることができますね。
お子さんの一歩をサポートするためにも、まずは気になった教材の公式サイトをチェックしてみましょう!